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中野浩成院長、中野香代子副院長 の独自取材記事

なかのクリニック

(横浜市栄区/本郷台駅)

最終更新日:2019/08/28

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横浜市栄区の閑静な住宅街にある「なかのクリニック」。2014年5月に開業したばかりのクリニックで、院長である中野浩成先生と、副院長である中野香代子先生の2人のドクターが診療にあたっている。浩成院長は循環器を中心とした内科一般、香代子副院長は創傷治療などの形成外科と、美容皮膚科を専門領域としている。地域に密着した「まちのお医者さん」でありたいと開業したことから、患者との会話を重視し、気持ちの上でも常に患者の近くにあるクリニックを目指しているという。それぞれ地域の基幹病院勤務の経験があるからこそ、「大きな病院にはない、親身な診療を心がけている」という真面目で優しい2人。二人三脚で地域医療に貢献したいという、静かな熱意を伺わせる人柄に触れるインタビューとなった。
(取材日2014年9月17日)

互いの専門領域を生かすことで、何でも診ることができるクリニックに

ご夫婦でこの場所にクリニックを開業したのはなぜですか?

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【浩成院長】開業志向が強かったのは、僕の方なんです。もともと医師を志した頃から、最終的には一次医療に携わりたい、いわゆる「まちのお医者さん」になりたかったんです。ですから、妻を巻き込んだようなものですね(笑)。この場所を選んだのは、自宅が近いということもあるのですが、周囲が落ち着いた雰囲気の住宅街だからです。クリニックの医師、特に内科医は患者とのコミュニケーションが大事だと考えています。ですから、なるべく患者さんに近いところで開業したいという思いがありました。通勤などのついでに寄るというよりも、「何かあったらあの先生のところに行こう」と思っていただけるような存在でありたいと思い、この場所を選んだのです。

こちらのクリニックのコンセプトを教えてください。

【浩成院長】物理的な距離だけではなく、心の距離も「より患者さんに近いクリニックでありたい」ということです。「お医者さんって、なんとなく行きづらい」というような、敷居の高さを感じてしまう方もいらっしゃると思うんです。そういうイメージを極力なくして、気軽に相談できるようなクリニックにしたいと考えています。
【香代子副院長】内装は、例えば床をナチュラルカラーにするなど、お家にいるような雰囲気にしました。家庭的というか、落ち着ける場所にしたいと思ったのです。形成外科などは、インテリアに凝ったりして、かなりスタイリッシュなところもあるんですが、ここはそうでなく、肩の凝らない空間になるようにしたつもりです。それから当クリニックには形成外科と美容皮膚科がありますが、近隣の方が多いので、内科の患者さんとは顔を合わせたくないと思う方もいらっしゃると思うんです。ですから、ある程度プライバシーを確保するために、待合室は内科と形成外科のスペースが分かれるようなレイアウトにしました。

内科と形成外科があることは、クリニックの大きな特徴ですね。

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【浩成院長】「何でも診ることができる」というのは、開業医の理想像だと思うんです。昔は1人の医師がケガも病気も、本当に何から何まで対応していましたよね。でも今は専門分野化されてしまって、医師1人ではクリニックとして標榜することも、難しい時代になってしまいました。ですから、パートナーである副院長が形成外科医だったのは、本当に幸運です。でも副院長が形成外科医だから結婚したわけではありませんよ、誤解のないように言っておきますが(笑)。

大病院にはない、丁寧で親身な診察・診療を提供したい

クリニックとして、特徴的な治療や設備はありますか。

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【浩成院長】例えば、エコーによる機能や動脈硬化の評価、血管年齢の評価を定期的に行っていく設備があります。僕が循環器内科を専門としてきたこともあって、循環器領域であれば経過を診るための設備は整っています。高血圧や糖尿病といった生活習慣病の方に定期的にチェックを受けていただいています。検査に関しては、他の医療機関に回っていただくと時間や手間がかかりますので、ここで完結できるような体制を取っています。
【香代子副院長】形成外科では外傷の措置として、縫合も行っています。一般のクリニックでは、例えばお子さんが出血などを伴うケガをしていると、「大きな病院へ行ってください」と言われることもあるようですが、当クリニックではそういったことがないようにしています。もちろん、大きな手術が必要な場合などは、適切な医療機関をご紹介しますが、対応できることはなるべくここで対応するようにしています。美容皮膚科では、ほくろやイボの除去などが多いのですが、傷跡が残りにくい炭酸ガスレーザーを使っています。あとはフォトフェイシャルの導入でしょうか。当クリニックでしていることは、内科も含めて、大きな病院に行けば間違いなくやっていただけるようなことばかりです。違うのは、患者さんに対してゆっくりと時間をかけてご説明したり、納得のいくまで治療法をご相談するところです。そこが大きな病院との違いであり、特長だと考えています。その一環として、院内講演会を実施しています。

院内講演会ですか。それはどういったものなのでしょうか。

【浩成院長】いわゆる市民講座のようなものですね。休診日に患者さんに来ていただいて、待合室で1時間くらいの勉強会をしています。テーマは生活習慣病の予防のような、身近な病気や健康に関することですね。病気って、特に心筋梗塞や脳梗塞などは、かかってしまったらもとの健康体には戻れない。ですから、そうなる前に予防するのが大事なのです。昔で言う辻説法ですか(笑)、そんな感じで患者さんの啓発というか、いろいろなことを知っていただきたいと。大きな病院などでも講演会などは行っていると思いますが、そういった地域の方々への発信はむしろ患者さんの近くにいる我々開業医の役目だと思うんです。クリニック単位であれば参加人数も少ないので、個人的なご相談に乗ることもできますからね。普段から心配に思っていることや不安なことを、患者さんが僕たち医師に聞くきっかけにしていただきたいという気持ちもあるんです。

診察の際はどのようなことに留意して、患者さんに接していますか?

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【浩成院長】患者さんの話をよく聞くこと、それが第一だと考えています。病気は検査で見つけるわけではないんです。はじめに患者さんの訴えがあって、それをヒントに紐といていくことが必要なんです。病気の8割から9割は、患者さんの主訴がきっかけで見つかっていくものなんですね。ですから、患者さんの話に耳を傾けることを大事にしています。それから、患者さんの上には絶対に立たない、同じ目線を持つこと。これは医師になる前から思っていたことです。もちろん指導をしていく上で、ある程度厳しく申し上げる必要がある場合もありますが、上から目線にはならない、威圧感を与えるような態度や物言いをしないように心がけています。
【香代子副院長】私も同じように考えています。私たちのめざすところは「まちのお医者さん」なんです。「お医者様」ではなく「お医者さん」でいたい。「あの先生、怖いからもう行きたくない」と思われないように、接するようにしています。ですから、お子さんを連れてきたお母さんから「○○ちゃんのお母さんに、あの先生は良いよって勧められたから来たんです」と言われると、本当に嬉しいです。

「心のバリアフリー」で患者を迎えたい

お2人が医師になった経緯を教えていただけますか。

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【浩成院長】医師になろうと思ったきっかけは、祖父が病気で亡くなったからです。祖父は極端な医者嫌いだったんですね。具合が悪くても、なかなか病院に行かない。そんな人だったので病気が見つかったときは、もうどうにもならない状態で、1ヵ月くらいで亡くなってしまったんです。それを知って、僕は「みんなが気軽に相談できるような、まちのお医者さんになりたい」と思ったんです。家庭医として、一次医療に携わりたいという、大きなきっかけでもあります。そうなるとやはり内科が1番いいと思って、内科医を志望したんです。
【香代子副院長】これは本当に偶然なのですが、私もきっかけは祖父なんです。祖父は私が小学校の時に亡くなったんですが、後年、実は私を医者にしたかったと聞きました。私はあまり体の丈夫な子ではなかったので、近くの医院に通うことが多くて、そこの先生にも良くしていただきました。ですから、「お医者さん」というのが身近な存在だったんですね。そんなこともあり、祖父の思いを聞いて「じゃあ、お医者さんになろう」と。形成外科を専門にしたのは、外科医の中では形成外科に身近なイメージがあったからです。一般的に外科医というと、心臓やお腹や肺の手術をするといったイメージがあると思うんですが、形成外科はもう少し表面的なケガや病気の処置をします。切り傷や擦り傷、やけどの治療でしょうか。やはりちょっとしたケガの治療に患者さんが気軽に来られる、クリニックの医師をイメージしていたのかもしれませんね。

開業したばかりですが、何か将来の展望のようなものはお持ちですか。

【浩成院長】患者さんに寄り添うクリニックを目指すという意味では、患者さんも年を取っていくということを視野に入れなければいけないと考えています。今は元気に通っていただいている方も、いずれは足腰が弱くなったり、あるいは寝たきりになるなど、通えなくなるという可能性がないわけではありません。特にここは坂道の多い町なので、通うのがつらくなる方も出て来るでしょう。ですから、いずれは在宅療養をしている方や、自宅での看取りを希望している方も含めて、訪問診療も考えていきたいと思っています。

では最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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【浩成院長】まずは気楽に来ていただきたいということですね。最近、医療の専門化が進んでしまったことにより、「気になるところがあるのだけれど、何科に行けばいいのかわからない」ということをよく耳にします。当クリニックは内科医と外科医がいますし、医師も男性と女性が揃っていますので、幅広い対応力があると思います。ですから、健康面で何か不安なことがあったら、ささいなことでもご相談いただければと思います。
【香代子副院長】美容皮膚科もありますので、ちょっとした美容の悩みなどのご相談にも乗れると思います。実際に美容部員の方に話すように、軽い感じで来院する方も多いですよ。公共交通機関では少し不便なところもあるかもしれませんが、そのために広めの駐車場が確保できるところに開業しました。院内はもちろんですが、私たちは、気持ちの上でもバリアフリーで、患者さんが来やすいクリニックにしたいと考えています。ですから近くの方はもちろんですが、いろいろな方に気軽に来ていただきたいです。

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