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江川 拓史 院長の独自取材記事

ピカピカ歯科医院

(廿日市市/廿日市駅)

最終更新日:2023/01/26

江川拓史院長 ピカピカ歯科医院 main

JR山陽本線・廿日市駅から徒歩10分、国道2号線から細道を入った住宅街にある「ピカピカ歯科医院」。前を通ると目に飛び込んでくるオレンジのロゴの看板が目印。クリニック横には駐車場も備えており、地域の老若男女の患者が通院している街のかかりつけクリニックだ。「人との縁を大事にしたい」と語る江川拓史院長は地元出身。セミナーが趣味というほど勉強熱心な江川院長に、開業の経緯や医療にかける想いについて、じっくり聞いた。

(取材日2022年10月27日)

培ってきた治療技術で、生まれ育ったこの街を笑顔に

まずは先生のご経歴から教えてください。

江川拓史院長 ピカピカ歯科医院1

生まれも育ちも廿日市市で、大学は九州歯科大学です。大学卒業後は、大学の野球部の先輩が院長を務める歯科医院に勤務しました。その先輩は大学の補綴歯科の非常勤講師も務めておられた先生で、私にとって恩師のような存在です。すべてにおいて全力投球で、仕事はもちろん趣味のトライアスロンや釣りなど、幅広い分野を追究されていて、「自分もそうなりたい」と先生のもとで勤務医となりました。3年目からは分院長を拝命するなど、6年半の在籍中とてもたくさんのことを教わりましたね。その後、セミナーで出会った先生とのご縁で、北海道の帯広で2年間勤務し、開業のために広島へ帰ってきました。呉の安浦で1年間働きながら準備をして、2014年に開業、現在に至ります。これまで勤務先でお世話になった先生方とは、今でも交流があります。さまざまな経験が今の自分の糧になっていて、多くの出会いに感謝しています。

開業にあたり、この地を選ばれた理由を教えていただけますか?

やはり生まれ育った廿日市で医療を提供したい想いがありました。この場所に開業したのは、廿日市周辺で幅広く探している中で、たまたま選挙事務所として使われていたのを見つけて、選挙後に空くなら使いたいと申し出ました。子どもから高齢者まで幅広い世代の地域の方々に歯科治療を提供したかったので、小学校から近いのも魅力でした。私の実家からも近いので地元の知人も多いですし、愛着のある街で開業できて良かったです。

クリニックのこだわりをお聞かせください。

敷居の高くない、通いやすいクリニックにしたかったんです。患者さんが安心して過ごせるように、落ち着く和のテイストも織り交ぜた内装になっています。ロゴマークなどのテーマカラーを温かみのあるオレンジにしたのも、親しみを持っていただきたいから。そして、歯をピカピカにして喜んで帰ってもらいたいという思いで、「ピカピカ歯科医院」と名づけました。クリニックは入り口に設置したスロープから院内に入れるバリアフリー設計で、個室も広いので、車いすやベビーカーでも安心してご来院ください。4つある診療室の1室は、診療台が180度水平になるため、小さなお子さんの治療にも役立っています。

一緒に働くスタッフさんについて教えてください。

江川拓史院長 ピカピカ歯科医院2

歯科医師は私1人、歯科衛生士6人、受付1人の体制です。スタッフも地元の人ばかりで、みんな長く勤めてくれています。歯科衛生士も多いので専門的な治療を提供できます。患者さんの中にはスタッフのご家族も多いんですよ。一緒に働いて私の治療を近くで見てきたスタッフが、「自分や大切な人の歯を任せたい」と思ってくれるのはうれしいですね。こうして、人との「縁」がずっと続いていくのは、開業して良かったと思う瞬間です。人間関係が充実していると楽しいですし、出会いを大切にする思いがあるから、目の前の患者さんにしっかりと医療を提供したいと頑張れると思うのです。

患者の安心・安全を大切にする、信頼第一の歯科医院

より良い医療の提供のために、治療設備も整えていると伺いました。

江川拓史院長 ピカピカ歯科医院3

歯科用CT検査やマイクロスコープ、麻酔の注射の機械などを導入しています。麻酔は勢いよく注入されると圧がかかって痛みを感じます。できるだけゆっくり麻酔をすると痛みも軽減されるので、その施術をアシストする機械を導入しています。歯科治療は麻酔の痛さを苦手としている患者さんが多いので、できるだけ痛みの少ない治療を心がけています。特に親知らずの抜歯などは、細心の注意を払って麻酔を行っています。

こちらで、親知らずの抜歯もできるのですか?

はい。私自身、勤務医時代から親知らずの抜歯は数多く経験してきました。症例数も多いので、例えば歯肉に隠れている親知らずの抜歯など、通常は大学病院に紹介するようなケースでも、当院で対応することをめざしています。実際、親知らずの抜歯に関するご相談は非常に多いです。親知らずの抜歯は、患者さんの負担が大きいので、処置にできるだけ時間をかけないよう心がけています。あとは、術後の腫れを抑えるために、切開する範囲も極力小さくしています。難易度の高い抜歯の場合、大学病院の口腔外科に紹介される場合が多いと思いますが、大学病院に行くのは抵抗があるという方は、まずは当院にご相談いただければと思います。

ほかにはどんなご相談が多いのでしょうか。

江川拓史院長 ピカピカ歯科医院4

最近は矯正のニーズが増えていて、特に子どもの歯科矯正のご相談が多いです。現代人は顎が小さくなっています。これはわれわれの業界での仮説ですが、原始人は頭が小さくて顎が大きかったのが、人間の進化とともに食物が食べやすくなったことで顎が小さくなったといわれています。顎が小さくなると歯並びが悪くなりやすいだけでなく、気道が狭くなって呼吸がしにくくなるとも考えられています。成長期に必要な酸素をたくさん取り込むため、顎をしっかりと成長させて酸素を取り込めるようすることも、これからの歯科医療の課題だと思っています。親御さんの中には「子どもが夜中に起きてしまう」と悩まれている方もいますが、気道の通りが悪いことが原因かもしれませんので、一度ご相談いただければと思います。

通い続けてくれる患者のため、生涯学び続ける

忙しい毎日だと思いますが、新しい技術の習得などはどのようにされていますか。

江川拓史院長 ピカピカ歯科医院5

セミナーや勉強会は、月に1~2回必ず行きますね。おかげさまでたくさんの患者さんが日々来院してくださるので、患者さんのために自分もスキルアップを続けています。歯科医師が自己研鑽を続けていることが、患者さんの通い続けたい動機にもつながると思うので、生涯続けていきたいですね。実技で手を動かす勉強が多く、明日からの臨床に生かせるようにと取り組んでいます。同じようなテーマのセミナーでも、1回・2回・3回と繰り返して学ぶことで理解が深まることもあるため、なんでも行きます。やるかやらないか、迷ったら全部やってみる性格ですね。福岡にいる恩師から「その先生がどれだけ学んでいて腕があるかは、患者さんにはすぐにわかるよ」と語っていた言葉を胸に、地道な研鑽を続けて今日の私があります。

お休みの日はどのように過ごしていますか?

大学では野球をやっていましたが、野球は大人数が必要なので、「少人数でもできるスポーツを」と考えて、大学卒業後にマラソンとテニスを始めました。テニスは今も続けていますね。開業の準備で一時期できなくなった時期もありますが、やり始めると体脂肪率にも変化があり、若返った気がしますよ。週に1度のテニスの日は待ち遠しくてワクワクしますし、仕事以外の時間を確保し、きちんとリフレッシュすることの大切さを実感しました。あとは読書も好きなので、寝る前の時間を使ったり、カフェに行ったりして本を楽しむことも。医療と関係のないテーマの本を読むことで、かえって仕事のモチベーションが上がることもありますし、本から得た情報が患者さんとのコミュニケーションに役立つこともあります。医療の勉強だけでなく、関係ない分野でも新しいことを知るのが好きで、読書を通じて楽しく学びを得ていますね。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

江川拓史院長 ピカピカ歯科医院6

健康寿命を延ばすためには、ご自身の歯で噛めることが大事です。高齢になっても元気な方は、ご自身の歯がたくさん残っている方が多いと感じます。地域の皆さんの健康寿命を歯科の観点からお手伝いできたらうれしいです。そのために、私もスタッフも、日々技術を磨いていますので、安心して通っていただきたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

矯正/60万円~、小児矯正/5万円~、インプラント治療/30万円~

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