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桑原 正光 院長の独自取材記事

みらいえデンタルオフィス

(船橋市/大神宮下駅)

最終更新日:2021/10/12

桑原正光院長 みらいえデンタルオフィス main

京成線大神宮下から徒歩1分。通称「船橋大神宮」の大鳥居の向いに立つのが「みらいえデンタルオフィス」だ。エントランスを入るとグリーンとイエローを基調にした明るい待合室が広がり、どこか気持ちがほっとする。院長の桑原正光先生は、「痛みも何もない時から気軽に通ってもらいたいですね」と穏やかな笑顔で話す。桑原院長は、すべての治療にマイクロスコープを用いて精密な治療を実践している。ただ、症状によってより高い専門性が求められる場合は、ためらうことなく勉強会などで知り合った歯科医師に紹介し、治療を依頼しているという。謙虚で誠実な診療姿勢を貫く桑原院長に、歯科医療への思いなどについて話を聞いた。

(取材日2021年4月28日)

予防のためにはまず通ってもらうことが大切

こちらは「通いたくなるクリニック」がコンセプトと伺いました。その思いをお聞かせください。

桑原正光院長 みらいえデンタルオフィス1

開業以来、地域のかかりつけ歯科医として近隣にお住まいの方々の歯を守っていきたいとの思いで診療を続けています。歯科クリニックは怖い所、痛くなってから行く所というイメージが強く、できるだけ行きたくない場所ですよね。ですが、皆さん方の歯を守るためには、まず通っていただくことが大切です。最近は歯科に対するイメージも少しずつ変わってきていますが、何も痛い所がなくても通う所、どんなことでも相談できる所、気軽に立ち寄れる所、そんなクリニックでありたいと思っています。来年で開業して10年になりますが、おかげさまで患者さんも増えて、なかなか予約も取りづらい状況となっており、とても申し訳なく思っています。

待合室や診療室は明るい雰囲気で、その点も通いやすさにつながっているように思います。

患者さんが少しでもリラックスできるように、内装はグリーンとイエローを基調に明るい雰囲気にしています。受付カウンターやパーティション、エックス線室のドアなどには曲線をあしらってやわらかい印象になるよう工夫しました。ユニットも個室だと緊張される場合もありますので、あえてオープンにしてパーティションで区切っています。私自身、開放的な雰囲気が好きで、周りの人の気配といいますか、少しざわついていたほうがかえって落ち着くんですよね。ただ、歯科医師が増えたこともあって、個室を一部屋新たに設置しています。

今、患者さんはどんな人が多いのでしょうか。歯科意識についてはいかがでしょうか。

桑原正光院長 みらいえデンタルオフィス2

この地域にお住まいのファミリーの方が中心ですね。小さなお子さんから中高年の方までさまざまです。当院は夕方5時半までの診療なので、仕事帰りに寄るという方は少ないですね。その代わり、朝は8時半から始めていて、早い時間帯はご高齢の方が多く来られています。この辺りは古くからの住宅街で高齢化がかなり進んできています。当院は開業以来、予防歯科に力を入れていて、患者さんには常に予防歯科の大切さをお話ししています。でも、それでも限界があります。予防に対するモチベーションをいかに維持してもらうか、その点がなかなか難しいところです。患者さんには少しでも楽しく通ってもらって、明るい雰囲気の中、口の中をきれいにして気持ちよく帰ってもらうこと、それに尽きると思います。

症例に応じて専門家に紹介、ハブ的役割を担う

普段、どのようなことを心がけていますか。

桑原正光院長 みらいえデンタルオフィス3

患者さんにはどんなことでも正直に話すことと、患者さんの要望をよく聞きそれに対して根拠のある治療を提供することでしょうか。患者さんがどうしたいのか、それが最も大切で、その要望に対して最善の策を考えるのがわれわれの仕事です。ただ、無理なことは無理、とはっきりお伝えするようにしています。今の症状に対してどうするのが一番良いのか、患者さんに次に進む決断を下してもらうためには、正直かつ誠実に話さなくてはならないと思います。自由診療が適している場合も決して押しつけるのではなく、保険診療との違いやそれぞれのメリット、デメリットを丁寧に説明しています。患者さんの要望とうまくすり合わせながら、最も適切な治療を考えていくことが一番大切ですね。また、症状によってその分野の専門家による治療が必要と判断したらすぐに紹介しています。

その専門家というのはどういう先生方なのですか。

これまで勉強会などで知り合ったクリニックの先生方です。皆さん勉強熱心で、それぞれ専門的な高い技術を持っています。当院ではちょっと難しい、もっと専門的な診査や治療が必要な場合には、そのネットワークを生かして適切だと思う先生に連絡して診療を依頼しています。そのほうが患者さんにとって幸せなことだと思います。それぞれ先生方の治療を終えた後は、当院でメンテナンスなどフォローをしっかり行っています。患者さんを抱えこむのでなく、紹介によって適切な歯科医療に結びつけることはとても重要ですから、当院はそのハブ的な役割ができればと考えています。

予防歯科のほかに診療で力を入れているのはどんなことですか。

桑原正光院長 みらいえデンタルオフィス4

セラミックを使った治療です。こちらから強制することはありませんが、セラミックは見た目がきれいなだけでなく長持ちします。予防歯科の観点からもさまざまな利点があります。銀歯の場合、歯とは性質が異なり非常に硬く、使用している間に、歯とのすき間ができて再び虫歯になったり、時には噛み合わせる相手の歯が折れたりすることもあります。セラミックは歯としっかり接着するため、すき間ができにくく、歯に近い硬さなので歯と同じようにすり減っていくので、虫歯にもなりにくいのです。セラミックのかぶせ物などをその日のうちに作製できるコンピューターシステムも導入しています。また、当院ではどんな治療においてもマイクロスコープを使用して精密な治療に努めています。患者さんはその画像によってご自身の歯の状態をつぶさに観察できますので、治療に対する意識も高まるのではないでしょうか。

さまざまな勉強会で最新の知見を修得し患者に還元

先生はなぜ歯科医師をめざそうと思われたのですか。

桑原正光院長 みらいえデンタルオフィス5

父や母、祖父が医師でしたので、自然な流れで父と祖父の母校である岩手医科大学に進み歯学を学びました。卒業後は地元の鹿児島大学の大学病院で口腔外科を学び、その後、先輩の誘いで千葉県内の歯科医院に院長として勤め、2012年にここで開業しました。歯科医師の仕事は自分で考え自分の手ですべて行える点が一つの魅力だと感じています。患者さんに「良かった」「また来るよ」と感謝されたり喜んだりしてもらうことは、とてもうれしく、やりがいを感じます。開業して10年近くなりますが、当初からずっと通ってくださる患者さんも多くありがたいですね。

ところでお休みの日はどのようにお過ごしですか。

休みの日は勉強会などに参加しています。歯科医療は日々進化していますから、一生にわたって勉強を続け、情報をアップデートする必要があります。最近は、食育や全身の健康、心理学など、歯科医療以外の分野にも関心があり、勉強しています。参加している先生方の中には60代、70代の方もおられて、私もそんな歯科医師になりたいと思っています。勉強会がない時は、子どもと一緒に過ごすことが多いですね。下の子が小学6年の男の子なので公園で一緒に遊んでいます。

では最後に今後の展望をお願いいたします。

桑原正光院長 みらいえデンタルオフィス6

これまでと同様、一人ひとりの患者さんを大切にして、その場しのぎではなく10年、20年先を見据えた診療を行っていきたいと思っています。そのためにも、今後さらに進化する歯科治療について新しい情報を得て、エビデンスのある良い治療は適宜取り入れて患者さんに還元していきたいですね。スタッフの雰囲気は患者さんに必ず伝わりますから、スタッフが気持ち良くやりがいをもって働ける職場環境も大切に守っていきたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

セラミック治療/5万4450円~(税込み)、インプラント治療/22万円~(税込み)※詳しくは、医療機関まで直接お問い合わせください。

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