医療法人社団ハートクリニック ハートクリニック練馬春日町

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岡 英孝 院長

頼れるドクター

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介護を必要とする期間が短くなる医療を

―介護環境のサポートとはどのような内容ですか?

2016年4月からサービス付き高齢者向け住宅「はーとびれっじ豊島園」の提供を開始する予定です。従来の介護では高齢者にケガをさせないことを第一に考え、ベッドのすぐ脇にポータブルトイレを設置し、その場で用を足してくれという、高齢者の尊厳に配慮しない介護がまかり通っていました。しかし、それは正しい介護ではないと思うんです。むしろ、元気でいられる期間を長く延ばすことによって、介護コストがかさまなくてすむ環境を作るほうが大事だと思いました。その実現を模索した結果いきついたのが、サービス付き高齢者向け住宅という65歳以上の方の入居を想定した施設制度です。実は、既存の住宅をバリアフリーに改装するためのお金は、国から補助金がおりるんです。でも、それを使っても数ヵ月で、ベッド横のポータブルトイレを使う生活になってしまうのでは無駄遣いですよね。それならば、現在住んでいる住宅を改装するのではなく、自分たちが住みやすいアパートに移り住む方が効率がいいのではないかと思うのです。

―「はーとびれっじ豊島園」は通常の住宅とどんな点が異なるのですか?

サービス付き高齢者住宅のほとんどがそうなのですが、365日24時間休みなくセキュリティがかかっていて、12時間動いていない入居者の方がいるとアラームがなり、スタッフが駆けつけることができます。昼間は当院のスタッフが受付をしています。患者さんの個人ファイルには、既往症や飲んでいる薬、主治医、訪問介護を請け負っている会社、何かあった時のご家族への連絡先などの情報が管理されています。スタッフは毎日入居者の方の元に挨拶に行き、今日の予定と体調を確認します。この他、皆さんが集まって遊べるスペースもあります。そこでは無理に興味のないお遊戯をやる必要はなく、気の合った遊びたい人とおしゃべりしたりすることができます。先ほども話題に挙がった部屋のトイレについては、ベッドから立ち上がってすぐそこのドアを開けると、独立したトイレになっています。ご覧のように、医療機関との関わりは必要最小限に抑えられています。要介護の一人暮らしの親がいるが、昼間は仕事があるという人にとって安心の施設となるはずです。

―サービス付き高齢者住宅が必要だと思ったきっかけはあったのですか?

祖母を自宅で看取ったんですね。自宅で介護していた時は肝硬変、肝臓がん、肝性脳症を併せて患っていました。祖母は「トイレには絶対自分で行きたい」と言っていたので、トイレの近くにベッドを設置しました。しかし、トイレまで歩いている間にどろどろの便が落ちてしまったり、「手を洗った」と本人は言っていても手に便がついたままドアノブを触ってしまったり。妻にはずいぶん苦労をかけました。そうした経験から「このままではまずいな」と思ったのがきっかけでした。また、地域の在宅診療でも、毎日ポータブルトイレとベッドの行き来しかしていない人を多数見ました。私が考える良い介護とは、介護される人がぎりぎりまで「人の役に立っている」と実感できるようにサポートすることだと思います。直接的に誰かの役に立つことができなくても、より重篤な患者に介護保険の適用を譲ることで人の役に立つことはできると思います。



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