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加藤 康弘 院長の独自取材記事

みずほファミリー歯科

(名古屋市瑞穂区/妙音通駅)

最終更新日:2019/08/28

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名城線・妙音通駅から徒歩5分、住宅街にたたずむ「みずほファミリー歯科」。院内は和のデザインとなっており、桜が描かれた上品な受付で迎えられ、障子から優しい日の光が差し込む。通路やユニットスペースは広く、子どもが転んでも安全なようにと、廊下にはホテルなどで使用される素材のじゅうたんが敷かれている。患者層は0歳から100歳近くと、非常に幅広い年齢の患者が足を運ぶこともあり、あらゆる世代が安心して通えるようにという思いが伝わる。同院では一般歯科・小児歯科・矯正歯科・審美治療をすべて加藤康弘院長が診療。患者それぞれにオーダーメイドの治療を提供。「お口の健康から家族と笑顔のお付き合い」が理念と語る加藤院長に、日々の診療で心がけていることや今後の展望などについて話を聞いた。
(取材日2017年8月3日)

会話から希望を引き出し、オーダーメイドの治療を提供

和風の雰囲気が印象的ですが、デザインや設計において意識された部分はありますか?

ロゴマークに使用している桜の花は、瑞穂区の花であるとともに、太陽に向かって咲く他の花と違い、見上げた人の方に向かって花びらを開く花なんです。ですから、この地域になじみのある花であるということと、「患者さま一人ひとりと向き合っていく」という思い、両方の意味が込められています。和風のデザインにしたのは、子どもに対しては新鮮さ、年配の方には懐かしさを感じていただき、あらゆる世代の方にとって憩いの場となり、コミュニケーションが取れる環境にしたかったからですね。春になると、時々外の縁側に座って近所の方々が会話をされています。そんなふうに、ただ歯の治療をするだけでなく、この場所が地域に根差し、生活の一部になれたらと思います。

歯科医師をめざされた背景や、開業までの経緯を教えてください。

私は幼少時に入院手術をしていて、その経験があるからこそ、「困っている人のために私にできることはないか」という思いを抱いていました。そして、歯科医師である叔父や、叔父の周りの方々が昔からよくしてくださったことなどがきっかけとなり、歯科医師を志すようになりましたね。大学卒業後は愛知県内の歯科クリニックで勤めて最終的には副院長を務めていたのですが、叔父の勧めで大学の口腔外科に研究生として通い、その後大学と交流のある先生の歯科クリニックで7年間修行を積みました。その後、分院長を経て開業したのが4年前。「生まれ育ったこの場所で、地域の人々のためにできることをしたい」という思いでスタートしました。

日々の診療において大切にされていることはありますか?

一人ひとりの患者さまに対してオーダーメイドの治療を提供することです。たとえゴールが一緒でも、そこに行く道筋が違う。患者さまの話を聞き、最大限の力を尽くして求められる治療を実現するように心がけていますね。同じ症例でも、症状や患者さまのモチベーションによって進め方は異なります。早く進めてほしい人もいれば、じっくり話を聞きたい人もいる。また治療に関係ない日常会話の中にも、患者さまの悩みや希望が隠れていたりします。ですから、それらをメモに残し、共通認識としてスタッフに伝えるようにしています。例えば「大切なイベントごとがあるから、それまでに治療を終わらせたい」と言われれば、たとえ完治が難しくても、その日までに見栄えは何とか治して、その後にじっくり治療したり。患者さまの希望にできる限り沿えるよう意識しています。

生活の質が向上すると、表情も明るくなって前向きに

専門とされている分野や、力を入れている治療があれば教えてください。

私には、専門と言える特別な分野はありません。だからこそ、すべての項目において自分で対応できるよう、常に学ぶ意識を持ち続け、東京を中心とする県外の勉強会へ積極的に参加しています。患者さまの話を聞き、その悩みに応えるために勉強し、治療の幅を広げる。この積み重ねによって、地域の中で「他の医院にはない特化したもの」として提供していけたらなと思いますね。力を入れている治療で申し上げると、噛み合わせや顎関節症など顎の症状に関しては、患者さまから悩みを聞くことも多く、また私自身も過去に顎の疾患を経験したことから、力を入れて勉強し、現在も注力している分野です。

先生も顎の悩みをご経験されたのですね。

運動中のケガによって姿勢が悪くなったことも影響したのだと思いますが、指1本分も口が開かない状態でした。それがどれだけつらいことかを知っているからこそ、自分と同じような悩みを抱えて苦しんでいる人の手助けをしたいと思ったんです。顎はストレスや姿勢や癖が原因で動かなくなることもあります。それらに身に覚えがないか、自分の体験談を交えながらお話しして、「一緒に改善していきましょう」という姿勢で治療に取り組んでいます。今まで開かなかった顎、噛めなかった口が動くようになることで、表情が明るくなり、患者さまの日常が少しでも前向きになるように。その笑顔を見られる時をめざして、治療に励んでいます。

休日はどのようにお過ごしですか?

診療時間外には、勉強会のほかに福祉施設への訪問診療も行っています。当院に通院されていた方が通えなくなり、施設から依頼を受けたことから始まり、これまで築いてきた人間関係のつながりの中で相談を受けることも増えてきました。地元だからこそのご縁ですし、「私にできることであれば」ということでお受けしていますね。あとは、現在、瑞穂区歯科医師会で地域保健の活動に携わっているのですが、こうした活動に参加することで、自分のクリニックだけでなく「地域」という意識が生まれました。それもあって訪問診療の取り組みにつながっているのかなと思います。

次世代にも続く、地域に根差す歯科クリニックに

矯正歯科も先生が担当されるのですか?

矯正の技術は、以前の勤め先で矯正専門の先生に付いて学んだり、勉強会に参加しながら習得しました。実は学生の頃、卒業後は矯正を専門に進みたいという気持ちがあったのですが、矯正だけでは対象とする患者さまが限られてしまうので、あえて矯正専門ではなく幅広い世代を受け入れ、あらゆる分野の治療を手がけている環境で修行を積んだんです。また矯正においては、歯並びを良くしたことで顎に負担がかかってしまうケースも見られます。それでは歯の持つ本来の役割が果たされず、本末転倒になってしまいますから、見た目をきれいにすることが一番の目的ではなく、機能的な審美を大切にすることをお話しさせていただいています。その中で患者さまの希望に近づけることを心がけていますね。

子どもの診療で大切にされていることはありますか?

恐怖を与えず、目を離さず、成長に合わせてその目線に立った話し方を探りながら距離を縮めていくことを心がけています。子どもにとっては初めてくらいの我慢を覚える機会ですから、治療が進まなくても常に本人と会話を交わしながら一歩一歩進めていきます。また、子どもの予防歯科においては、歯が生える前から準備をしておくことが本来の予防です。例えば、赤ちゃんの本能的に備わっている吸う力は、将来的に呼吸や噛む動きにつながっていて、これらの力を阻害せず、いかに伸ばしていくかも非常に大切なことなんですね。このような歯科医師だからこそ言えることを、予防の一つとして親御さんにお伝えしています。

今後の展望と、読者へのメッセージをお願いします。

開業してまだ4年ではありますが、今診ている子どもたちが将来結婚して子どもができて、その子たちがまたここに来てくれるような、次の世代に続く歯科クリニックでありたいと思います。「お母さんもここに来ていたのよ」という会話が家族でできるような場になればうれしいですね。また、正しいホームケアを知っていただいたり、些細なことでも悩みを解決していくことで、患者さまに「今までよりもおいしく食事ができるようになった」と感じていただき、生活の質を上げる手助けをしたいと思っています。ですから、歯の治療だけでなく、お口のことでしたら何でも気軽に相談してください。これからも私にできることを精いっぱい尽くし、現時点で難しいこともできるようになる努力を続け、それによって地域の方々はもちろん、近隣以外の方も含め、皆さまの支援につながれば幸いです。

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