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安藤 壮吾 院長の独自取材記事

なみき通り歯科

(名古屋市南区/道徳駅)

最終更新日:2019/08/28

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南区、道徳駅から3分、氷室の交差点を東に入るとすぐに印象的な医療モール「メディコート」が目に入る。3階にある「なみき通り歯科」は一般歯科診療のほか、小児歯科、審美、予防歯科と、多岐に渡る診療を行っている。院長の安藤壮吾先生のこだわりで、院内には優しいBGMと共に、ライフスタイルブランド発のフレグランスの香りが漂う。「歯科医院内の空間づくりで、良い音と良い香りはとても重要です。」と語る院長先生のもとには、頻繁にスタッフが相談に来る。痛くなってからの治療ではなく、痛くならないように、予防のために通う歯科医院になるという強い志を持ち、実現のためにひた走る先生の「予防」への思いを聞いた。(取材日2016年7月5日)

「治療」から「予防」へ、大切な哲学

先生は悪くなる前の「予防」が最も大切だとお考えですね。

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自分の歯科医としての将来像を描いたときに、私なりに思う「歯科治療の本質」は、歯を削ったり、詰め物をしたり、インプラントを入れたりする「修復する治療」ではなく、本来自分が持っている天然の歯を「悪くしないための予防歯科医療」であると思いました。なってしまった虫歯を治すことだけが歯医者ではありません。「虫歯になりたくない」「いつまでも丈夫な歯でいたい」そんな「健康な口内」を実現するために必要な医療を私たちは提供したいと考えています。修復する治療は、人間が作った人工物なのでいつか必ず壊れます。そうではなく、自然にもっている歯を、治さなくていい環境づくりに貢献することこそ、自分が開業し歯科医を続けていく上での基本指針であると、自分なりの医療の本質を見つけることができました。当院は患者さんにとって治療のために通うのではなく、痛くならないように、予防のために通う場所となることを最大の目標としています。

予防歯科医療についてもう少し教えてください。

多くの人にとって歯医者が「痛くなったら治療のために通う」場所になっていることは事実です。もちろん当院でも歯を削ったり、修復の治療は行いますし、悪くなってしまった歯への治療は必要不可欠です。私も実際に開業するまでの勤務医時代は、歯を削る治療が中心の病院や、インプラントやセラミックなどの保険外治療を多く行う歯科など、タイプの異なる現場を経験しました。「予防歯科医療」の方向性を見出したのは、勤務医時代にさまざまな治療経験を積んだ中で、歯の健康が全身の健康に密接に関わりがあり、全身の健康の第一歩としての歯科医療が最も大切だと思ったからです。「治療が必要ない」状態を保ち、生涯に渡って健康な歯で過ごしている状態であることが、我々の理想とする患者さんの姿です。その事を患者さんにご理解いただくために、予防医療の大切さ、歯が健康であることのメリット、失ってしまうことのデメリットまでお伝えしています。

患者さんに予防の必要性まで理解してもらえるようなコミュニケーションが大切なのですね。

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特に子どもたちの口腔ケアを進めるにあたり、お母さんたちの意識、知識向上は欠かせません。幼い子どもははまだ自分で満足なブラッシングができません。親御さんがしっかりとしたブラッシングをしてあげることはもちろん、定期的に予防歯科に通う、その習慣づけの重要性もお伝えしています。親は子どもたちにとって最も身近な先生であり、親が子へ口腔ケアの大切さを正しく伝える慣習が日本でももっと広まってくれたらと思いますね。

一人ひとり、オーダーメイドのプログラムづくり

初診時の診療の流れについて教えてください。

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当院での初診の際は、はじめに口腔内写真を撮影します。その写真を使って、患者さまにお口の中の状況をご説明します。わかりやすく写真で残すことで、治療の成果もわかりやすくなります。希望者には唾液検査も行っています。自分の口内環境と傾向を知り、そこから予防プログラムを一人ひとりに作成していく、これが代表的な流れです。患者さんとのコミュニケーションで意識していることは、一方的にこちらが話すのではなく、患者さんから質問をしてもらえるような会話のキャッチボールをすることですね。患者さんが質問するということは、本人が知りたがっている意思の表れですので、その人の理解力も上がりますし、私も患者さんの理解度を把握することができます。

一人ひとりの予防プログラムをメディカルトリートメントモデルというそうですね。

この表現は、予防歯科の中で使われている用語で、「リスクをしっかり抽出し、患者さん個々に合わせた予防プログラムを持ち、それをもとに患者さんが健康維持のために来院する」という治療の一連の流れのことです。悪くなる前に来院する習慣づけについては、口腔内の健康を守る価値の優先順位が高い方は自主的に来院をしてくれますが、問題は優先順位が低い方への意識づけです。さまざまな写真などの材料は、自分の口の健康に興味を持ってもらうためのものでもあります。ビジュアル化された情報は人の印象に入りやすいですし、それが結果的に治療や健康維持へのモチベーションを高めていくきっかけになっていると思います。すべての患者さんの意識を変化させるのは難しいと思いますが、理解して頑張ってくれる患者さんを少しでも増やしたいです。

小児歯科についても教えてください。

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お母さんたちはお子さんを連れてくるタイミングに悩まれることが多いようです。私からはお子さんの歯が一本でも生えたら来てください、とお伝えしていますし、まだ生えていない赤ちゃんでも、今後のための来院をお勧めしています。お子さんが小さな頃はフッ素塗布など、内容は限られていますが、歯が生えてくる段階によってお母さんのやる事も変わってきますし、何よりもお子さんにとって、歯科は怖い場所ではないという意識づけと来院する習慣をもってほしいと思います。お子さんは親の行動を良く見ていますので、お母さん自身が治療を受けている姿を見せてあげることも有効ですね。

先駆者から学び、地元へ還元したい

スタッフの方々とのコミュニケーションについては何か取り組みをされていますか?

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予防歯科を掲げる我々にとって、チーム診療はとても大切なことです。そのために朝、昼、終礼と1日3回、全員参加でのミーティングを実施し、その日の治療内容や患者さんの声などについて、共有しています。月に1度、ミーティングをするための日もつくっています。それぞれの情報を持ち寄り、患者さんにとって最も効果の期待できる予防プログラムを進めるため、全員が意識を高く持って仕事にあたっています。また、職場でのコミュニケーションがとりやすくなるように個々のスタッフと話す機会も設けていますし、時にはクリニック以外の場所でみんなで息抜きをする機会も作っています。スタッフにはONとOFFの切り替え、メリハリは大切にしよう、と常々伝えています。

遠くは海外まで研修に参加されるとか。

予防歯科を推進するため、国内屈指の予防歯科にも全員で視察に行きましたし、先日は北欧スウェーデンへ出向き、新たな知識を得てきました。北欧では一般的に、病気に対するリスク検査も進んでおり、疾病のリスクが低い人ほど医療費が安く、高い人は医療費負担も高くなる、という構造になっています。そうすると、普段の食生活から健康に気遣う人が増え、国全体として健康維持への意識が上がります。現在の日本で、まったく同じ仕組みにすぐに変えることはできませんが、患者さんだけの視点から考えても、悪くならないための歯科通院の習慣化は、悪くなってからの「治療」と比べてどれほど良いか計り知れません。健康であることの素晴らしさ、予防の大切さを今後も学び続け、当院の患者さんへ伝え続けていきます。

今後この地でどのようなクリニックになりたいですか、展望を教えてください。

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南区という場所で歯科医療をさせていただいているので、我々の発信している「予防歯科医療」を通じて地域の皆さんの健康維持に貢献していきたいです。予防歯科の習慣が広まり、これからも地域住民の皆さんの歯の健康維持をする役割を果たし、例えば近隣の小学校や中学校などでの歯科検診結果が、全体として周りと比べて良い数値になることができたらと思います。もちろん子どもたちだけではなく、この地域にお住まいの皆さん全体の健康レベルを高めていけると良いですね。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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