いしかわ内科医院

いしかわ内科医院

石川俊一 院長

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2013年、日野市に誕生した「いしかわ内科医院」の院長 石川俊一氏は、循環器内科を専門として、これまで大学病院や訪問診療の舞台で内科全般の診療を経験してきた。常に新たな医療知識を学び続ける一方で、患者の要望があれば、不定愁訴や風邪、不整脈の治療などに、漢方を処方することもあるという。石川院長は、自分や家族の発熱時などには、「薬で熱を下げるのではなく、むしろ出し切るようにしている」と語り、体調への不安はあるものの、積極的な治療を望まない患者には、西洋医学以外の選択肢も提示するという。常に謙虚な姿勢を崩さず、穏やかで誠実な人柄が魅力の石川院長に、これまでの経緯や同院の診療方針などについて、詳しく伺った。
(取材日2015年2月13日)

西洋医学をベースに、患者の希望に応じた幅広い治療を実践

―患者層や、クリニックの特徴的なロゴマークについて教えてください。

2013年4月に開院し、もうすぐ2年を迎えます。来院者数は徐々に増加し、多い日には40〜50人ほどの患者さんがいらっしゃいます。来院者の年齢分布は、赤ちゃんからご高齢の方まで幅広く、若い世代の方は風邪などの急性疾患、高齢になるにしたがって生活習慣病の方が増えていきます。当院のロゴマークである「豚のイラスト」は、私が子供の気を惹く為に描いていたものです。公にするのはとても勇気が要りましたが(笑)、「一度見ると忘れられない」という周囲の後押しを受けて採用しました。待合室の中央にあるソファは、その豚の鼻をイメージしシンプルな院内に、彩りと遊び心をプラスしてくれています。

―貴院の、診療面での特徴を教えてください。

患者さん達は病気や症状を治したいとの思いで医院を受診されます。が、私の思いと患者さんの思いには隙間があります。みなさんにとっての病気とは治すべきもの、取り除くべきもの、「悪いもの」ですが、私から見て「悪」ではなく、むしろ、「善いもの」なのです。例えば、私自身の風邪は、決して治しません。熱や咳、痛みなどの症状は抑えず、症状が激しくともむしろ出し切るようにします。この方が、経過が速く、経過後の身体は透明感で満たされます。もちろん、私の子供達も同様です。特に子供が風邪をひくと、その前後の変化がはっきりと現れます。体の密度感が増し、全体的に太くなり、がっしりします。抱っこすれば判ることです。風邪は上手に経過させれば生きる糧となり、子供にとっては成長するための貴重な機会となります。体を冷やす、服薬する、余計な栄養を与えるなど、手を加えることはこれを台無しにします。私の考え方は、大半の方にとって非科学的で信用できないものであり、実際、当院を受診される方々も「治す」ことを期待されていらっしゃるので、私の考えを押し付けることは致しません。基本的に標準的な治療法からは外れないようにしております。漢方薬をご希望の方には、漢方の診断法に則って薬を処方しております。ところで、私は自身の考えに則った診療をしていないのか?そんなことはありません。現代人の心には、病気は治さなければならない、健康に生きなければならないという観念が根雪のように蔓延っており、これが人々の活力を削ぎ、人々を委縮させます。病気は治さなくとも強く生きられますよ、健康を求める必要もありませんよ、そもそも健康って具体的に説明できますか?と投げかけます。すると、少しずつですが、この観念が溶け出します。ここで薬を与えますと同じ薬でも効果は異なったものになります。私は、治療法の型は標準的ですが、質に変化が出るような診療を行うよう努力しております。

―患者さんの負担が少ない医療機器を備えられているそうですね。

不整脈や狭心症などの検査で、心拍を24時間記録してくれる心電図のことを「ホルター心電図」と言います。当院のホルター心電計は、世界最小クラスの大きさで、重さはたったの13g。そのため夏場、Tシャツ内に装着しても周囲から気付かれることがありません。また、防水設計になっていてそのままシャワーが浴びられるので、ご高齢の方のみならず、女性の患者さんにも喜ばれています。



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