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泉谷 正伸 院長の独自取材記事

泉谷ふれ愛クリニック

(名古屋市緑区/徳重駅)

最終更新日:2019/08/28

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新興住宅街に位置し、9年前にできた建物とは思えないほど清潔に保たれている「泉谷ふれ愛クリニック」。待合室は広く、絵本もたくさん置かれ、絵画も飾られている。また待ち時間に患者がリラックスできるよう、泉谷正伸院長自らが編集したクラシック音楽やドキュメンタリー、子ども向けの動物番組を流すなど、隅々まで患者への配慮が詰まったクリニックだ。やさしい表情が印象的な泉谷院長は、とても親近感があり、慣れた患者には冗談を言うこともあるという。「泌尿器科は怖いところではありませんので、ぜひ気軽に相談に来てほしい」という泉谷院長に、設備のこだわりや開業の経緯、今後の展望などについて聞いた。
(取材日2016年7月21日)

この仕事は天職。生まれ変わってもこの職に就きたい

泌尿器科の医師を志した動機は何だったのでしょう?

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医師をめざした一番大きなきっかけは、尊敬する高校の進路指導の先生に医師か教師が良いのではないかと勧められたことです。泌尿器科を選んだのは、学生時代に病院実習でさまざまな科を見学したときに、泌尿器科の患者さんと医師の関係が良好で、とても明るい病棟だったんですね。がんの患者さんもいらっしゃるのですが、そんな中でも冗談も言い合えるような雰囲気で。また圧倒的に内科や外科の医師になる人が多く、泌尿器科の担い手が少ないという面もあり、ここなら自分が活躍できると感じました。

開業しようと思われたきっかけについてお聞かせください。

実は勤務医時代に入院したことがあり、今後年を重ねるに伴って体力的な問題も出てくるので、マイペースにやっていこうと思い決心しました。開業医は自分で方針を決められますし、毎日楽しく仕事をするために、ネガティブな面よりも、ポジティブな面を大切にしたいと思いました。30年近く泌尿器科に携わってきましたが、この仕事は好きで生まれ変わっても泌尿器科の医師になりたいと思っています。

開院にあたりこだわった点は?

この緑区を選んだのは母校も近く、連携しながら診察が行えるからです。建物は、入りやすいような雰囲気を心がけたのと、駐車場の確保、外部からの電磁波をカットするつくりにしていることですね。院内でのこだわりは、壁に光触媒の処理をしたことです。紫外線を当てることで、殺菌効果があり臭いなどを分解してくれるため、病院特有の消毒臭などがあまりしないんです。患者さんにリラックスしてもらうための工夫や、イオン水と重曹を使った掃除、問診票もなるべく丸をつけるだけにするなど、泌尿器科であっても入りやすいようにと心がけています。さらに、心理カウンセラーによるカウンセリングを行うための施設をつくりました。頻尿には精神的なことが影響している場合もありますので、気軽に受けていただきたいと思っています。心療内科の標榜はしていませんが、ご要望があればアメリカで開発された心理学のNLPのカウンセリングも受けることが可能です。

泌尿器科というと、あまり身近ではないイメージがあるのですが。

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専門性があり特殊な科ですね。泌尿器科は、腎臓などの内臓から排尿されるまでのおしっこの通り道と男性生殖器を扱っています。男性でも泌尿器科にかかることには抵抗がある方も多いですね。何をされるのか不安に思うところがあると思います。そのようなイメージだからこそ、啓発活動がとても大切だと考えています。最近、過活動膀胱が、周知され始めましたよね。人知れず悩んでいる方も多いですが、治療することによって快適に日常を過ごせるようになります。私自身も近くにある親子カフェで、夜尿症や男の子の性器の話などについてセミナーをしていて、それがきっかけで来院につながった例もあります。

専門医ならではのテーラーメイドの治療こそが大切

どのような患者さんが多いのでしょうか?

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老若男女問わず幅広い層の患者さんが来られます。午前は年配の方や赤ちゃん、午後や土曜日はお子さんや会社勤めの方が多いです。他県から来られる患者さんもおられます。また当院のように小児の泌尿器科を標榜しているのは珍しいと思います。お子さんの診察を行っているという安心感から女性の方も多くお見えになります。親子で来られる患者さんもおられますね。症状では、お子さんは夜尿症や昼間のおもらしなどが多く、成人では、男性は前立腺肥大症、女性は過活動膀胱、そのほか、年齢に関係なく血尿や悪性腫瘍もあります。

さまざまな悩みがありますが、やはり泌尿器科の専門医に診てもらうことが大切なのでしょうか?

そうですね。近くに泌尿器科がなく内科や婦人科にかかる方も多いですよね。例えば膀胱炎の場合は、抗生剤の効きにくい耐性菌も存在しています。それに配慮した上で、細菌検査をして、その菌に効く薬を処方します。専門的に対処すれば、繰り返すこともなくなりますが、専門ではない場合は、難しい場合もあるでしょう。また、他の泌尿器科疾患についても、薬の使い方や量、組み合わせを患者さんに応じて細かく変えています。例えば、便秘の人には便秘になりにくい薬で対処するなど、専門医ならではの丁寧なテーラーメイドの治療を心掛けています。

診察ではどのようなことを心がけていますか?

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クリニックは最初の窓口なので、特に悪性腫瘍の見落としがないように、細心の注意を払っています。皆さん不安に思われていますが、必ず下着を脱がなければならないこともありません。まずは問診をして、いろんな可能性をつぶしながら、進めていきます。そして当たりを付けてから検査を行います。診察で下着を脱ぐ場合は、男性の患者さんの場合は看護師に退席してもらってマンツーマンで行い、女性の方の場合は、必ず看護師に付いてもらいます。そして特にお子さんには痛い思いをさせず、怖がらせないよう気を付けています。主役はお子さんですので、症状や薬の飲み方についても私はまずお子さんと直接話し、最後に親御さんに説明しています。小児病院での経験からも、それぞれのお子さんに合わせて対応するよう心がけています。内視鏡検査についても、短時間で痛みが少なくできるよう研鑽を積んできましたので、安心してほしいですね。

症状が悪化する前に、躊躇せずに来院を

印象に残っている患者さんとのエピソードはありますか?

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勤務医時代の話です。当時私が手術した患者さんが、合併症を起こしてしまったことがありました。やはりどんな病気にも合併症のリスクは存在します。細心の注意を払っても、運悪く起こってしまうことがあるんです。特に外科の手術を行う医師は、担当した患者さんは、良くなるまで責任を持って治療をしたいという強い思いで臨んでいます。私もそのときはとても責任を感じ、症状が落ち着くまで毎日懸命に処置をしました。今でも元気になられたその中の一人の患者さんが当院に通っていただいています。あのときは大変だったねと思い出話をすることもありますよ。

スタッフの方にはいつもどのようなお話しをされていますか?

患者さんとのコミュニケーションが大切なので、にこやかに失礼がないようにと言っています。皆挨拶もよくしていますね。スタッフは交代制ですが今は13人います。すべて女性です。開業当初からともにやってきた仲間たちです。今ではおかげさまで多くの方にお越しいただき、待ち時間が長くなってしまうこともあります。患者さんの順番をうまくスタッフがまわしてくれていますので、私も効率良く診察ができていると感じていますが、待ち時間が長くなる場合は、「外出も可能ですよ」とスタッフが対応してくれています。

今後の展望についてお聞かせください。

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やはりまだまだ泌尿器科に対するハードルは高いと感じています。もっと患者さんが入りやすくなるように、スタッフと一緒に頑張っていきたいですね。また医療は日進月歩の世界ですから、新しいことも取り入れていきたいです。今は新たな治療として尿失禁に対する低周波治療も行っています。頻尿などの自覚症状はあってもなかなか相談しにくく、来院を後回しにして、放置して大変な状態になってから来られる方もいらっしゃいます。「もう年だから仕方ない」「出産したから仕方ない」と人知れず悩まれている方は本当に多いです。泌尿器科は怖いところではありませんので、ぜひ気軽にお越しください。生活の質を向上させるお手伝いをいたします。また初診では尿検査を行いますので、お家でトイレを済まさずに、医院にお越しになってからするようにお願いします。

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