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東野 嘉文 院長の独自取材記事

ひがしの歯科医院

(松原市/北花田駅)

最終更新日:2023/08/02

東野嘉文院長 ひがしの歯科医院 main

大阪メトロ御堂筋線の北花田駅から徒歩15分のところにある「ひがしの歯科医院」は患者が笑顔になれる歯科をコンセプトに、地域に根差したクリニックとして診療にあたっている。院内はバリアフリー設計で、完全個室のファミリールームを完備し、親子で治療を受けられるように配慮されている。「入れ歯治療と予防歯科を二本軸に、地域医療へ貢献したい」と笑顔で語ってくれた明るい人柄の東野嘉文院長に、クリニックの特徴や患者に対して心がけていること、今後の展望などについて話を聞いた。

(取材日2018年6月1日)

地域になじみやすい清潔な空間づくりををめざして

歯科医師を志したきっかけは?

東野嘉文院長 ひがしの歯科医院1

大学受験の際、進路のことで悩んでいた時に高校の担任の先生から勧められたことがきっかけで、朝日大学歯学部に進学しました。生まれは大阪ですが、開業するまでは大学のある岐阜県で過ごしました。大学時代は、良い友人や先輩との出会いに恵まれ、人生で一番満喫できましたね。高校時代はクラブ活動をしてなかったので、ずっとやってみたかった準硬式野球部に所属しながら、6年間勉学に励みました。もともと文系でしたので、入学当初は数式などの勉強に苦労しましたが、周りの優秀な友人たちのサポートで克服できました。逆に国家試験の時は気負いがなく、「人生初の貴重な国家試験を楽しもう」という気概で挑戦しました。私たちの時代は研修医制度がなかったので、卒業後はそのまま大学院へ進学しました。

開業に至るまでの経緯をお話しください。

大学院を修了してからは、朝日大学の関連施設であるPDI岐阜歯科診療所で3年間勤務医として勤めました。その後は、大学院の先輩の勧めで大学の助教として9年間働きました。「大学でさまざまな専門的な知識を得ることで、周りの人が持っていない一本の強い槍を持つことができる」という、先輩の言葉は忘れられません。その後、開業してからも朝日大学の非常勤講師を務め、現在も続けております。開業に至った経緯としては、助教の10年目の契約更新の際に、大阪にいる父親から連絡をもらったことがきっかけです。朝日大学で勤めていた時に父親から連絡をもらい、両親の近くにいれた方がいいと感じ、開業に踏み切りました。

こちらのクリニックの特徴を教えてください。

東野嘉文院長 ひがしの歯科医院2

住宅が多い地域なので、レンガなど使い、周りの住宅になじみやすいデザインにしました。院内はバリアフリーで車いすやベビーカーも入りやすいようにし、プライベートの確保にこだわり、子ども連れの患者さんに通っていただきやすいよう完全個室のファミリールームを設計しました。診療中でも子どもが泣いた時は母親が手を握ってあげられるほど、近くにいられるようチェアーの側にキッズスペースを設けました。「子どもの近くにいられて安心です」とお母さんたちに喜んでいただけています。また、切削物や水しぶきが飛散すると、家族に細菌汚染物質が飛んでしまうこともありますので、防止のため口腔外バキュームを設置しました。さらには殺菌・除菌システムを取り入れるなど、院内を清潔な空間に保つため、至るところに配慮しています。

患者の思いをかなえ、笑顔になれるクリニックに

先生が特に専門とされている分野は?

東野嘉文院長 ひがしの歯科医院3

部分入れ歯を専門としています。私の両親も含め、高齢者の人口が多くなってきている昨今、その世代の患者さんを一番診ることが多く、ご高齢者の需要がますます高まってきています。私は、大学で部分入れ歯を学び、多種多様な症例に対応できる知識と技術を身につけられました。大学で勉強してきた日々は決して無駄ではなかったと実感しております。それが先輩から言われた「一本の強い槍」になっているのではないでしょうか。入れ歯はさまざまなケースに対応でき、入れ歯を入れることで自分で物を噛み、食べることができれば、健康面にもつながっていきますから、とても重要な分野なのです。また私自身も入れ歯をしているので、入れ歯をした時の違和感や不快感など経験しています(笑)。一緒に悩みも共有させていただけると思いますので、気軽にご相談ください。

予防歯科にも力を入れていますね。

「健康のもとは歯と口にある」ともいわれるように、体の基礎は物を食べることから始まります。特に歯周病菌は、糖尿病などさまざまな病気に関係しています。ですから、歯周病菌を除去できれば病気を予防することもできます。体調管理をするためにも食べられる環境をつくってあげること。そのために予防歯科に力を入れています。患者さんには、なぜ虫歯になるかという説明から始まり、甘い物を食べてはいけないということではなく、食べる回数と時間を守ることで予防できることをお話ししています。当院では予防効果を上げるため、フッ素を塗るだけではなく、その浸透を促進する機器も使用しています。また、目に見えない初期の虫歯をレーザーで見つける検査機器は、レントゲンを撮れない小さな子どもにも使いやすく、大人の早期発見早期治療にもつながります。スタッフによるブラッシング指導も行っており、症状に応じた歯ブラシも用意しています。

診療ではどんなことを心がけていますか?

東野嘉文院長 ひがしの歯科医院4

患者さんの主訴の改善を大事にし、思いに寄り添うことを第一に心がけています。「痛い、怖い」という歯科のイメージを払拭し、笑顔で帰ってもらえる歯科にしていくために、さまざまな工夫をしています。まず「怖い」を払拭するため、患者さんの悩みや不安を解消し、満足してもらえるよう話をすることを心がけています。次に「痛い」を和らげられるよう麻酔機器などにこだわっています。その他に、お子さんには納得してもらってから治療を開始します。治療工程を目で見て理解してもらえると安心して治療を受けてくれるので親御さんにも喜んでいただけると思っています。スタッフともに患者さんが笑顔で帰ってもらうためには、常に思いやりを持って動くことが重要だと伝えています。思いやりがあれば優しさや心遣いにもつながっていきますし、それは私自身にも言い聞かせていることでもあります。

入れ歯治療と予防歯科の二本軸で口の健康をサポート

歯科医師になって良かったと思うのはどんな時ですか?

東野嘉文院長 ひがしの歯科医院5

やはり患者さんに喜んでいただけた時が一番うれしく、歯科医師になって良かったと思う瞬間です。入れ歯の治療の場合は特に、お役に立てたという達成感があります。そのためにやっているようなものですからね。大都会の駅前とは違い、このエリアには高齢者や子どものいる家族が多いので、とにかく地域になじみ環境に特化する形で満足いただけるよう取り組んでいます。私の専門は部分入れ歯ということもありますので、この地域の歯科としてはマッチしているのではないでしょうか。また、大学できちんと専門知識を得てまいりましたので、その知識を診療に反映させていくことで、患者さんに信頼され、喜んでいただける診療をめざしています。

今後の展望についてお聞かせください。

入れ歯の治療はもちろん、極力虫歯にならないよう、予防歯科の分野をより強化していく方向で考えています。日本では、まだまだ予防に対する予防意識が浸透していないので、逆にやりがいがあると思っています。クリニックに関しては、患者さんが笑顔で帰れる環境にしていくことに尽きますが、患者さんからも「来てよかった」と笑顔で言っていただけるよう、さらに思いやりの気持ちで頑張っていきたいです。そして私自身も、歯科医師として常に新しい知識を得て、診療に反映させていくことが大切だと感じております。

読者へのメッセージをお願いします。

東野嘉文院長 ひがしの歯科医院6

「どんな治療をしてくれるのだろうか」「これは治療が必要なんだろうか」といった素朴な疑問だったとしても、気になることがあれば、ぜひ来ていただきたいですね。「治療しないと行けない」という意味合いで通院していただくのではなく、ちょっとした相談のために来ていただくだけでも問題ありません。患者さんの悩みや不安をひもといていくのが私たちの使命だと思っていますので、治療するかどうかにかかわらず、解決の糸口を見つける場所だと考えていただき、お気軽にお越しいただければ幸いです。

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