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友田 岳志 院長、佐保田 珠弥 先生の独自取材記事

湘南台 腎泌尿器・漢方クリニック

(藤沢市/湘南台駅)

最終更新日:2022/01/11

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湘南台駅西口から徒歩3分の「湘南台 腎泌尿器・漢方クリニック」。車いすやベビーカーでのアクセスも容易なビル1階の同院で、友田岳志院長と佐保田珠弥(さほだ・たまみ)先生が朗らかに迎えてくれた。泌尿器科と漢方内科を中心に幅広い領域にまたがる症状を診療している同院。佐保田先生が加わってからは、女性の泌尿器疾患に特化した外来枠を週に2回設け、女性のニーズにも積極的に応えている。「体全体の異常が腎臓や排尿の異常として現れる場合も多いので、全身の状態を確認しながら診療を実施しています」と、丁寧な診療を実践する友田院長と、「女性が相談しやすい泌尿器科の実現に取り組んでいきたい」と意欲的な佐保田先生。同院のめざす医療について話を聞いた。

(取材日2021年12月3日)

性別年齢を問わず幅広く診療する地域のホームドクター

まずはクリニックの特徴を教えてください。

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【友田院長】泌尿器科のクリニックが少ないという状況を踏まえての湘南台エリアでの開業でしたが、「困ったことがあったらいつでも相談できる地域のホームドクターでありたい」という当初の方針に従い、泌尿器科と漢方内科を中心に幅広く診療を展開しています。
【佐保田先生】私は現在、週に2回月曜と金曜の午前中に友田院長の外来と並行して診療を担当しています。泌尿器科というと「高齢男性のための診療科」と思い込んでいる方もいらっしゃるようですが、女性の泌尿器疾患に特化した外来のニーズの高さをあらためて実感しています。

開業当初から徹底した感染症予防をされていると伺いました。

【友田院長】感染症対策は当たり前のこととして捉え、開業時から室内全体の空気環境を維持する換気システムを導入したことで、外気を取り込み新鮮できれいな状態を保っています。また、各ブースに消毒液を設置するなど、以前にも増して感染症対策には注意を払っているため、新型コロナウイルスの流行拡大以降も動じることなく、安心して患者さんを迎えることができています。

どのような患者さんが多いのでしょうか?

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【友田院長】老若男女の幅広い患者さんにご来院いただいています。一般的な泌尿器科クリニックに比べると若い方が多いかもしれませんね。排尿障害にお悩みの70代男性をお迎えすると同時に、おねしょのお子さんのご相談を受けることも少なくありません。治療法がある程度限られていますし、細かいケアが必要なため一般的な小児科では扱っているところが少ないこともあって、近隣のみならず遠方からいらっしゃる患者さんもいます。また、漢方診療もしているので、生理不順、生理痛、更年期障害といった悩みを持つ女性患者さんも来院されます。
【佐保田先生】女性では膀胱炎でお悩みの20代の方や、頻尿や尿漏れといった排尿トラブルを抱えた30〜40代の方、また最近では、陰部のむずむずした違和感などGMS(閉経関連泌尿性器症候群)の女性も増えてきています。

女性患者さんが多いというのは泌尿器科としては珍しいですね。

【佐保田先生】長く症状を持ちながら「どこに相談すればいいかわからない」「恥ずかしい」となかなか受診に至らない女性の患者さんに、比較的気軽にご相談いただけているようです。例えば「骨盤臓器脱に気づいていても言えなくて」という方も、女性医師になら話しやすいのかもしれませんね。近年は過活動膀胱など女性に多い泌尿器科疾患の啓発も進み、お悩みも多くあります。少しでも気軽に受診していただければうれしいですね。
【友田院長】泌尿器科では女性医師の割合が低いことから、女性の泌尿器科疾患に特化した外来を設けているところはまだまだ少ないと思います。そんな中、当院では「女性の先生を」というご要望も以前から強くいただいており、佐保田先生を迎えて診療体制を強化できたことで、さらに女性にとって受診しやすい体制が整ったことは喜ばしいことです。

漢方を併用し、全身を診て根本から治す診療を

漢方を診療に取り入れていらっしゃるそうですね。

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【友田院長】泌尿器科の症状は全身との関わりで診ることが重要ですが、長く診療を続ける中で漢方医療に興味を持ち、診療に取り入れています。今ある症状を取り除くための「標治」と、根本的な体質にアプローチする「本治」に、西洋医学を併用しながら、症状の改善を図っていきます。不調の時に少しだけ漢方を足していくといった使い方もできますし、病気になる前の未病の段階からのアプローチは、漢方の得意とするところでもあります。

漢方での診療を求められる患者さんも多いのでしょうか?

【友田院長】院名に「漢方」を入れていることもあり、漢方診療を求めていらっしゃる患者さんはとても多いです。アトピー性皮膚炎やニキビといった皮膚トラブルで悩む若い方からの漢方を試してみたいという相談も多いです。当院が漢方診療を行っていることが徐々に浸透しつつあるようで、エリア内の他科の先生からご紹介を受けて来院される方も増えています。
【佐保田先生】女性特有のトラブルでも漢方診療を求める方は多いですね。血流の悪さや冷えの改善を促す漢方は、西洋薬では対応しづらい生理不順や更年期障害といった女性特有のお悩みに適した作用をするものが多いので、今後も取り組んでいきたい分野です。

診療に際して心がけていらっしゃることは何ですか?

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【佐保田先生】お話をよく聞くことは心がけています。ため込んでいらっしゃる方も多いので、今まで話せなかったことを含めてしっかりとお話を引き出すことが診療の第一歩だと感じています。病気についてはもちろん、それに関わる生活習慣などについてもヒアリングすることで、骨盤底筋を鍛える体操や食生活の改善指導などのサポートも可能になります。
【友田院長】患者さんの全身を診るようにしています。泌尿器という局所に現れている現象は、やはり基本的には全身に関わってくる問題です。特に泌尿科の場合、薬はそんなに多くないし、薬をうまく活用するにも条件があります。そのためにも、全身を診る必要があるんですね。それから急な疾患で来院した患者さんには、通える周期を確認して、同じ薬を長期投与しないようにしています。

地域に根差し、女性も相談しやすい泌尿器科をめざして

開業から現在まで、どのような変化がありましたか?

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【友田院長】ご紹介を受ける機会も増えて、患者さんが増えたことが一番大きな変化でしょうか。患者さんのクチコミによって輪が広がることもあり、男女問わず、性病のご相談を受けることも増えています。当院では、診療している所が少ないという性同一性障害の方の診療も行っています。もともと泌尿器疾患はデリケートな症状が多いため、診療ではプライバシーを重視していますので、安心して受診いただければと思います。
【佐保田先生】性感染症については、女性医師なら相談しやすいという女性患者さんも多くご来院されています。女性ならではのお悩みを相談していただけるとありがたいですね。

地域に根づいた診療を続けられたことで、他院との連携も深まってきたのでは?

【友田院長】開業当初からあった総合病院との病診連携、他科クリニックとの診診連携はさらに強固になっています。何か大きな病気が見つかった時にすぐに近隣の病院をご紹介したり、逆に病院の患者さんを当院に紹介していただいたり。また、湘南台エリアはクリニックも多く、CTなどの検査では小回りの利く素早い対応を受けることも可能で、当院でも泌尿器への専門性はもちろん、漢方診療といった特色を生かし、他院からご紹介を受けた患者さんの対応も行っています。クリニック同士が強みを生かしながらゆるくつながることで、エリア全体が大きな病院のような役割を果たす、良い体制が整っていることは心強いことです。

今後の展望について教えてください。

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【佐保田先生】大学の大先輩である友田院長とは医局を通じたご縁で、当院での診療に加わらせていただくことになりました。泌尿器科診療を行う女性医師も在籍しているという特性を生かし、今後も女性が相談しやすい泌尿器科の実現に取り組んでいけたらと考えています。
【友田院長】今後は女性医師の増員も見据え、毎日午前中は女性の泌尿器疾患や泌尿器トラブルを専門に診る外来を設けられるような診療体制をめざしていきたいと考えています。泌尿器に関わる女性ニーズの受け皿として、またワークライフバランスをめざす女性にとって働きやすいクリニックとして、幅広く皆さんのお役に立てればうれしいです。

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