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佐藤 聡二郎 院長の独自取材記事

セイントマザークリニック

(仙台市青葉区/勾当台公園駅)

最終更新日:2022/04/07

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仙台市営地下鉄南北線・勾当台公園から徒歩約10分の医療ビルの2~4階にある「セイントマザークリニック」は2013年開業。街中にありながら、眼下に広瀬川と青葉山公園の豊かな緑が眺められ、心癒やされる空間となっている。「景色を楽しみながら、ゆったりくつろいでいただけるような造りとしました」と話すのは院長の佐藤聡二郎先生。女性は人生の中で、生理、妊娠・出産、更年期など特有のライフサイクルがあるため、その時々に応じて、出産はもちろん、女性の健康を長年にわたってサポートしていきたいと考えている。そんな佐藤院長に、診療内容や、産後ケアの取り組みなどについて詳しく聞いた。

(取材日2022年2月25日)

美しい自然を眺め、ゆったりくつろげる空間

窓からは広瀬川や青葉山公園の緑、とても素晴らしい眺めですね。

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当院は医療ビルの2~4階にありますが、広瀬川と緑豊かな自然が眺められ、街中とは思えないほど豊かな自然を感じることができます。晴れた日には青葉山公園も見えますし、桜、紅葉、青葉、そして雪も風情があり、四季折々の美しい景色が眺められます。

開業の際、工夫されたのはどんなところでしょうか?

全体的にゆったりした空間にしたいと思いました。特に妊婦さんはおなかが大きくなると腰に負担がかかり、長く座っているのがつらくなります。待合室の椅子は、それを軽減できるような形状のものを選んでいます。入院設備もゆとりある造りにし、産後には全員、個室で過ごしていただけるようにしています。家に帰れば赤ちゃんのお世話で大変ですから、少しでもゆっくりしていただきたいと思っています。

来院される方は市内中心部にお住まいの方が多いのですか?

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仙台市内の方が中心で、泉、若林、宮城野など車で30分圏内にお住まいの方が多く、徒歩で通われる方もいます。仙台という土地柄もあり転勤族の方も多いです。逆に、里帰り出産で他県から帰ってこられた方もいます。当院では、東北大学病院、東北公済病院、仙台医療センターなど近隣の大規模病院と連携を密にしており、何かあればすぐに対応できるような体制を整えています。

ホームページには、とても詳しく診療内容が掲載されていますね。

情報は多いほど良いかなと思って載せているので、予習してから来てということではありません(笑)。今はインターネット検索する方も多い時代です。クリニックを通して辞書を引くみたいな感じで活用していただければうれしいです。来院者ごとに、必要なことは直接しっかりご説明していますのでご安心ください。

つらくても我慢しがちな女性たちの避難場所でありたい

まず産科について、特徴を教えてください。

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安産、お産に向けての大事な要素は今も昔も変わりません。しかし、異常を早く察知する技術は進歩しているので、できるだけナチュラルに診ていきながら、正常な経過から逸脱しそうなところがあった時は、すっと修復してあげて正常なお産に導く、妊婦さん皆が持っている自然な安産ができる力をサポートしてあげる、そうしたスタンスを大切にしています。助産師は看護師の資格も持っていますから、検査も行うことはもちろん、正常なお産であればお産そのものもできるだけ助産師に任せ、私は監督する立場としてサポートしています。

産後のケアサポートも積極的に行っているそうですね。

妊娠中、出産、産後の過程では、それぞれ状況が違うのでサポートの内容も違います。今は核家族や、祖父母がいても仕事をしており手助けしてくれる人がいないなど孤立している人が多く、産後うつや、育児放棄、児童虐待などは社会問題化しています。そこで当院では、慣れない育児で孤立しがちなお母さんたちをサポートしていくため、相談窓口を用意しています。お母さんたちに伝えたいのは「一人じゃないよ、大丈夫だからクリニックに電話して」ということ。まずはクリニックに来てもらい「赤ちゃんを見ていてあげるから、とりあえず休んで」と、疲れ果てたお母さんに休息していただきます。2、3時間ぐっすり眠るだけでも気分はずいぶん楽になるはずです。温かいシャワーを浴び、ごはんを食べ、リフレッシュしてからお帰りいただきます。2年前から市が産後ケア事業として宿泊・日帰りとも利用料をサポートしてくれるようになり、より利用しやすくなりました。

婦人科の診療についても教えていただけますか?

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女性の人生の中で、生理、妊娠、更年期とライフサイクルがあります。お産だけでなく、女性の健康を長年にわたってサポートしていきたいと考えています。子宮がん検診や乳がん検診で訪れる方は30~50代の方が多く、娘さんの生理不順や、受験日と生理日が重なったらどうしたらよいかといった相談を受けることもあります。また、近年問題になっているのは、妊娠を経験しない女性の増加が、婦人科疾患の増加にもつながっているということです。妊娠中と産後の授乳期は生理が止まり、これがいわゆる「生理を休む時間」となるのですが、近年は少子化や子どもを産まない女性も増えていることから、生理を休む時間が極端に少なく、子宮もオーバーヒートの状態。婦人科疾患のリスクにもつながることから、婦人科のかかりつけ医を持ち、定期的な検診を受けることをお勧めします。

先生が診療の時、大切にしていることは何ですか?

産婦人科は独特の診療科なので、さまざまな思いを抱え込む方が多いというのがあります。私は男性だから100%その思いをくみ取れないかもしれませんが、話しやすい環境づくりを心がけています。一人ひとり抱えているものは違うので、お話をよく聞き、その方に合ったオーダーメイドの治療を行うことを大切にしています。女性は他人のために心配りをされる方が多いと感じます。尊いことですが、自分のことが疎かになるというか、つらくても誰かに相談できなかったり、大丈夫と我慢したりしがちです。自分のことも労わってと伝えたいですね。そういう方々の避難場所、受け皿になれればと思っています。

女性に特化したホームドクターとして気軽に相談を

ところで、先生はなぜ産婦人科の医師をめざされたのですか?

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実は、祖父、父とも産婦人科の医師なので、自然な流れといえるかもしれません。祖父は秋田出身で、戦前から埼玉の川口市で開業医をしていました。その実家は、父、兄と継いでいます。若い時は、同じ職業に就くことに反発したこともありましたが、「おめでとうございますと言える仕事って素晴らしい」と思うようになっていきました。当院で生まれたお子さんが大きくなって来院した時などは、とても感慨深いものがありますね。病院勤務時代、深夜に婦人科の末期がんの患者さんを看取って、すぐ赤ちゃんの出産に立ち会ったこともありました。一度に人生の始まりと終わりを経験したことになります。そんな経験をするのは産婦人科の医師だけですよね。生命の尊さを感じずにはいられません。

お忙しい毎日と思いますが、リフレッシュ法はありますか?

学生時代はラグビーに熱中していましたが、最近は継続しているスポーツはないですね。当院には週1回、応援の先生が来てくれますが、なかなかまとまった休みは取れないので、今は動画配信サービスを楽しむことでしょうか(笑)。

今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

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産後、孤立を感じている多くのお母さんたちが気軽に来られるような、さらなるサポート体制と設備の充実化を進めていければと考えています。読者の方へは、産婦人科の敷居は決して高くないので、女性に特化したホームドクターと思っていただき、小さなことでもどんどん相談してほしいと伝えたいですね。また、生理がつらいと生活の質が下がってしまいますので、我慢しないで相談してほしいですね。病は気からと言いますが、病気の根底に不安など精神的なものがあるようなら、漢方などの薬剤を用いてケアすることもできます。

自由診療費用の目安

自由診療とは

分娩費用(分娩セット、個室お部屋代、新生児聴覚検査など産科医療補償制度自己負担金含む。出産育児一時金利用の場合の目安)/初産26万円~、経産22万円~

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