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長引く咳、息切れ、いびきなどは
呼吸器内科のクリニックに相談を

関内サンドウ内科医院

(横浜市中区/関内駅)

最終更新日:2025/07/08

関内サンドウ内科医院 長引く咳、息切れ、いびきなどは 呼吸器内科のクリニックに相談を 関内サンドウ内科医院 長引く咳、息切れ、いびきなどは 呼吸器内科のクリニックに相談を
  • 保険診療

息を吸って、吐くことは、あまりに当たり前の営みで普段は意識することもない。しかし、生命維持に不可欠なだけに、ひとたび長引く咳、息切れなどに見舞われると強い不安を覚えるものだ。そんなときは「ためらわずに呼吸器内科に相談してください」と呼びかけるのが「関内サンドウ内科医院」の副院長である三道ユウキ先生だ。日本呼吸器学会呼吸器専門医、日本アレルギー学会アレルギー専門医であり、順天堂大学医学部附属順天堂医院呼吸器内科でも長く診療にあたってきた三道副院長。呼吸器内科での検査と治療、受診すべき症状やタイミングなどについて詳しく聞いた。

(取材日2025年6月11日)

病気のサインとなる咳、息切れ、いびきもある。呼吸器内科を受診して早期発見を

Q咳が長引いているのが心配です。
A
関内サンドウ内科医院 JRや横浜市営地下鉄の2路線からの来院が可能

▲JRや横浜市営地下鉄の2路線からの来院が可能

咳にもさまざまなタイプがありますが、呼吸器内科の医師は「咳の専門家」でもあります。風邪や風邪以外の感染症でも1~2週間で治まる例が大半です。しかし、それ以上続いているなら咳喘息の初期という可能性もあります。咳喘息から喘息に移行させないためにも、夜中や明け方に咳が続くときは早めに受診するようにしましょう。咳止めには数多くの種類がありますが、熟知している呼吸器内科の医師は一人ひとりに合った薬剤を処方できるのも強み。私は呼吸器だけではなくアレルギーや喘息も専門としているので、咳止めで対処が難しい通常の感染症による咳以外の、喘息・アレルギー関連の咳の治療もお任せください。

Q息切れも「年のせい」と放置せず相談すべきなのでしょうか。
A
関内サンドウ内科医院 息切れの中に、呼吸器疾患が隠れていることも

▲息切れの中に、呼吸器疾患が隠れていることも

確かに、年齢とともに体力が低下して息切れするようにもなります。ただ「今までは平気だったのに、ここ数週間で息切れするようになった」というときは注意してください。平坦な道を100m歩いただけ、階段を少し上っただけなど、人によりさまざまな状況で起きる息切れ。喘息、肺炎、間質性肺炎、肺気腫、気胸などの呼吸器疾患だけではなく、心不全、狭心症、心筋梗塞などの命に関わる循環器疾患の可能性もゼロではありません。その他、貧血による息切れや、ストレスや不安が原因の過換気症候群を代表とする心因性の息切れが隠れていることも。特に突然苦しくなる、安静にしていてもつらい、などの場合は、すぐに呼吸器内科を受診してください。

Qいびきも呼吸器内科に相談できると聞きました。
A
関内サンドウ内科医院 呼吸機能を評価するための肺機能検査にも対応する

▲呼吸機能を評価するための肺機能検査にも対応する

いびきはなかなか自覚できませんが、家族などから指摘されたときは速やかに呼吸器内科に相談していただければと思います。なぜなら、寝ている間に呼吸が何度も止まる睡眠時無呼吸症候群のリスクもあるからです。当院でも、日中の眠気や集中力の低下、高血圧・糖尿病・肥満などの有無について問診をした後、簡易検査、精密検査(PSG検査)を行っています。軽症から中等症ならば睡眠時の枕や体位指導、マウスピースのご案内。中等症から重症ならば、睡眠時にマスクを装着し空気を定期的に送り込むCPAP療法に進みます。CPAPなどの治療を入れておしまい、ではなく、体重増加が原因と考えられる場合は、減量に関してもサポートが大切です。

Q呼吸器内科ならではの検査について詳しく教えてください。
A
関内サンドウ内科医院 喘息の診断のために、呼気NO検査にも対応

▲喘息の診断のために、呼気NO検査にも対応

例えば、胸部エックス線検査は一般的な内科でも行われていますが、より精密な画像診断のための訓練を積んでいるのが呼吸器を専門とする医師です。その他、呼吸器内科ならではの検査としては、呼吸機能検査(スパイロメトリー)があります。息を吐く力と吸う力が正しく保たれているかを見て、喘息、肺気腫、間質性肺炎などがないかを調べます。また、喘息の有無を知るための呼気NO検査も欠かせません。当院では、これらの検査の他に、アレルゲンを特定するための血液検査、結核や肺がんの鑑別にも役立つ痰の検査なども、必要に応じて実施しています。

Qどのタイミングで呼吸器内科を受診すべきですか。
A
関内サンドウ内科医院 咳が長引く際は、早めの受診を

▲咳が長引く際は、早めの受診を

咳が長引いているときはもちろん、お困りならば咳の出始めでも構いません。咳や息切れは病気のサインでもありますが、ただの風邪や体力低下だったとしても日常生活の質を下げてしまいます。生活の質を向上させるためにも、気兼ねなくご相談ください。呼吸器を専門とする医師は、咳の原因を突き止めるだけではなく、今後どうなっていくのか未来を見据えての治療も得意とするところです。特に喘息は多様なアレルゲンだけではなく、気圧や寒暖差でも症状が出る難しい疾患でもあります。当院では飲み薬や吸入薬だけではなく、重症気管支喘息の方への生物学的製剤にも対応しているので、なかなか改善せずにお困りの方もご相談ください。

ドクターからのメッセージ

三道 ユウキ副院長

咳とは、喉や器官に入ってきた異物・ウイルス・ほこりなどを体外に出すための、なくてはならない生体防御反応です。しかし、新型コロナウイルス感染症の流行以降「この咳は何らかの感染症ではないのか?」と不安を感じる人が増えているように思います。たとえ小さな心配事でも構わないので、そんなときは遠慮なく呼吸器内科を訪ねてください。咳でも息切れでも、普段は気にすることのない呼吸を意識せざるを得ない状況というのは、何らかの問題が起きている可能性も否定できません。「1年、辛抱しました」という患者さんもいますが、我慢せずに気軽に相談できる場所でありたいと思っています。

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