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山下 素史 院長の独自取材記事

山下歯科医院

(福岡市中央区/天神駅)

最終更新日:2023/03/30

山下素史院長 山下歯科医院 main

福岡市営地下鉄空港線の天神駅の12番出口から徒歩1分。天神エリアという好立地にあるのが「山下歯科医院」だ。院長の山下素史(もとふみ)先生は日本歯周病学会認定の歯周病専門医であり、九州大学歯学部、船越歯科医院を経てアメリカのテキサス大学では歯周病治療の分野で知られるコークラン教授の薫陶を受けた経歴を持つ。現在は日本臨床歯周病学会理事を務める。「歯周病治療は半年から1年という長い時間がかかるものですが、治らない病気ではありません」と力を込める院長のもとには、県外からもたくさんの患者が足を運んでいる。さらに、開業医向けのセミナーを各地で開催するなど、精力的に活動している院長に、治療におけるスタンスや、歯周病治療の前線にいるからこそ伝えたい思いなどを語ってもらった。

(取材日2020年12月26日)

歯周病やインプラントの講演を通し後進の育成にも尽力

まずは先生のご経歴や、クリニックの成り立ちなどをお聞かせください。

山下素史院長 山下歯科医院1

祖父が医師であり、また親戚にも医師が多かったことから、子どもの頃から自然と医療の道をめざしていたと記憶しています。中でも父から「器用なのだから、歯科医師をめざすのはどうだろうか?」とアドバイスを受けたことが、歯学部に進むきっかけになりました。本当に良いアドバイスをもらったと感謝しています。祖父も縁があった九州大学を卒業後は、歯周病のエキスパートである船越歯科医院の船越先生のもとで研鑽を積み、アメリカのテキサス大学への留学を経て、2012年にこのクリニックを開業しました。今では九州一円や壱岐・対馬エリア、また関西や関東などの県外から通ってくださる患者さんもいらっしゃいます。また、自分が学んできたことをセミナーや講演を通して次世代の医療者へ伝えていき、より多くの患者さんからのニーズにお応えできるよう、日々努めています。

患者さんが来院されるきっかけは、どういったものが多いのでしょうか?

当院の特徴の一つに、重症の歯周病のため治療が難しいと判断され、どうにか治療できないかと困って来院する方が多いという点があります。中には20代と若い頃から歯科に通っていたものの、50代になり歯周病が悪化し、当院にいらっしゃった頃には骨もかなり溶けてしまっていたという方もおられます。今でこそ歯周病治療という考えは広まっていますが、以前は虫歯の治療のみで終わることも多かったですから、そういった部分で取りこぼしが生じているのかもしれませんね。またセカンドオピニオンとして意見を求める方もいます。歯を失うというのは患者さんにとって、とてもショッキングなことです。そのような方に当院でできる歯周組織再生療法などを提案するととても喜ばれます。当院は歯周病治療とインプラント治療を2本の柱としていますが、そういった選択肢を提示できる点は当院の強みと言えるでしょう。

治療ではどんなことを心がけておられますか?

山下素史院長 山下歯科医院2

低侵襲、つまり患者さんの負担が少ない優しい治療を心がけています。歯科の治療方法そのものは以前に比べて大きく変わるものではありませんが、私たち歯科医師を取り巻く機器、そして学問としての歯周病治療は日々進歩しています。船越先生のもとで13年学んだ後は、インプラント歯学における専門家としてテキサス大学でも学びましたが、現在も研究会での発表や、歯周病、歯周病によって失われた歯周組織の再生を図る材料や技術に関する講演も精力的に行っています。他にもデジタルマイクロスコープや半導体レーザーといった新しい機器の導入、また企業と連携した機器の開発などにも携わっていますが、5年後になればまた新しい機器、新しい知識が生まれていることでしょう。最終的に治療を行うのは私たち人の手ですが、勉強を欠かさないことが患者さんにより良い医療を提供できるベースづくりになるのではないかと考えます。

患者に寄り添い、ともに長期的な歯周病治療に取り組む

歯周病は高齢者のイメージがありますが、若年層も無関係とは言えないのでは。

山下素史院長 山下歯科医院3

そのとおりです。当院では20代後半から40代といった若年層の歯周病治療も勧めています。歯周病には兆候があり、そこからある程度の予測が立てられるものです。例えば、歯磨きがうまくできていない、エックス線を撮ったところ奥歯の骨が減っている、といった点です。一度でも来院していただき、歯周病のチェックをしてもらえれば、今後の道筋を示すこともできます。現在は超高齢社会。以前は高齢者であれば入れ歯というのが普通でしたが、若い頃からの治療、予防・メンテナンスを行えば、いくつになっても自分の歯でしっかり噛むことをめざせるのです。治療が遅れるほど治療の選択肢は狭まりますから、早い段階で一歩踏み出すことはとても大切なんです。

治らないと思い、悲しんでいる患者さんへの精神的なフォローも必要なのではないでしょうか。

本当にそうですね。初回の来院時はまず、患者さんの話をとことん聞きます。歯を抜かなければならないのかと絶望感に打ちひしがれている方もおられます。まずは課題をすべてお聞きし、その上で当院ができる治療を提示します。その中で解決に向けた道筋が見つかり、喜んでいる患者さんの姿を見ると、こちらもうれしいですよね。歯周病治療はどうしても半年、1年と時間がかかりますから、気長にやっていきましょうと声をかけ、寄り添う姿勢が大事になります。治療が終わってもメンテナンスなどで、通える限りは一生のお付き合いになります。治療が終わったところが、新たなスタート。治療よりもその後が長いのが、歯科の特徴かもしれませんね。

具体的に、治療ではどのようなことを行うのでしょうか?

山下素史院長 山下歯科医院4

ブラッシング指導はとても大切です。初回から5〜6回はブラッシング指導と歯石取り(スケーリング)を徹底的に行います。これを基本治療と呼びますが、まずは治療の土台をつくっていくためのものなんです。皆さん、虫歯を防ぐための歯磨きはできているのですが、歯周病を防ぐための歯磨きはなかなか身についていません。歯周病は歯と歯茎の間に歯周病菌が入り込むことで発症しますが、その間の部分を磨くのが、実はとても難しい。どろんこ遊びをすると爪の間に土が残ってしまい、手を洗ってもなかなか取れないのと同じようなものだと考えてください。こういった歯周病の知識を身につけてもらい、歯磨きの評価をし、段階を踏みながら治療を進めていきます。本当にじっくりと時間をかけて行うものなので、予約制にしているのもそのためです。

院長自らがすべての患者の治療を行う

現在、先生を含めたスタッフの構成はどのようになっていますか?

山下素史院長 山下歯科医院5

歯科医師は私1人、歯科衛生士が3人、受付が1人という構成です。代診がいませんから講演会などの場合は休診にせざるを得ないのですが、保険診療・自由診療を問わず「同じ歯科医師にしっかり診てもらいたい」という患者さんには喜んでもらえていると感じています。歯科衛生士も、重度の歯周病や手術を伴う治療の場合は必ず担当制にしています。

どのようなことをスタッフさんへ伝えておられますか?

一番大事なのは、患者さんにどう接するかですね。歯石を取って終わり、という感覚では成り立ちません。患者さんに対する話し方、コミュニケーションの取り方、そして患者さんに興味を持つことが肝要です。患者さんのパーソナリティーを把握することも必要で、例えば喫煙などの生活習慣から歯周病が悪化することもありますし、転職などによるストレスから歯茎の状態が変わることもあります。患者さんの小さな変化に寄り添うこと、つまり技術以外の部分が、実はとても難しいですが大事なんですよね。当院では、患者さんとの信頼関係を大切にし、一人ひとりに合わせた継続的な治療を行うようにしています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

山下素史院長 山下歯科医院6

先ほどもふれましたが、30〜40代の若い方でも「歯周病だろうか?」と気になった場合はぜひ気軽に来ていただければと思います。歯周組織再生療法も私の専門ですから、知識・技術を駆使すれば歯を残すことがめざせるケースもあります。必ずしも当院を選んでほしいと無理強いすることもありませんが、セカンドオピニオンにも注力しています。時間をかけ、丁寧に説明しますから、まずは気軽にお話を聞かせてほしいと思っています。どうか早い段階でご自身の体に興味を持ち、クリニックに足を運んでいただければうれしいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

歯周組織再生療法/5万円~20万円、インプラント治療/46万円~

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