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関口 友宣 先生、中西 隆幸 先生の独自取材記事

スターデンタルクリニック

(名古屋市南区/本笠寺駅)

最終更新日:2019/08/28

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名古屋鉄道名古屋本線本笠寺駅を降りてすぐ。駅前には、昭和を感じさせる喫茶店や洋品店が並び、そんな雰囲気に溶け込むように佇むのが「スターデンタルクリニック」だ。もともと歯科医院だった場所を借りたクリニックだが、院内には新しい設備や機器が取りそろえられている。大学時代の友人である関口友宣先生と、中西隆幸先生とで共同開院して今年で6年。シャイな印象の2人だが、入れ歯の型を見ながら議論する姿や、スタッフと治療方針について確認する姿からは、「徹底した丁寧な治療にこだわる」という言葉どおりの熱さが感じられた。
(取材日2016年7月12日)

大学時代の友人同士で共同開院

おふたりは大学の同級生だそうですね。どのような経緯で共同開院に至ったのですか?

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【中西先生】僕は北海道の歯科医院で院長を務めていたんですが、そこを辞めて名古屋で勤務先を探していたんです。いくつか面接を受けていたのですが、なかなかピンとくるところが見つからなかった中で、関口から声をかけられました。
【関口先生】僕はそろそろ開業したいと思っていたのですが、最初からひとりで始める気はなかったんです。ひとりだと行きづまるときも出てくるだろうし、他の医師の意見を聞いたり接触する機会が少ないぶん、独りよがりになってしまうかもしれないという怖さもありました。そんなときに中西が名古屋で勤務先を探していると聞き、声をかけたんです。とはいっても、大学時代はグループで一緒に遊んだりはしましたが、そこまで仲がいいというわけではありませんでした(笑)。そして、具体的に話をしてみると、性格も治療方針も経営に対する考えも僕とはまったく違うので、いい意味で切磋琢磨し合えるかなと思ったのです。

この地域を選んだ理由は?

【中西先生】地域にはそもそも、こだわりはなかったんです。それよりも、どのようなクリニックにするか、何をクリニックの軸にするかのほうが大事だと思っていました。ここは、もともと歯科医院だった場所を居抜きで借りられるということで決めたんです(笑)。
【関口先生】この辺りは高齢者が多い地域で、患者さんも高齢の方が多いです。ただ、開院する際は予防をメインに考えていたので、「これだけお年寄りが多いと、予防という考えは浸透するのだろうか」という不安はありましたね。

実際に開院されてみて、印象は変わりましたか?

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【関口先生】開院してから6年経つのですが、街自体に大きな変化はなく、今でも高齢者が多い地域で、患者さんの多くが高齢者です。ですが、定期的に通う患者さんも増えてきており、少しずつ予防への意識が定着してきたのではないかという手応えは感じています。欲をいえば、「クリニックできれいにして終了」ではなく、自宅でのケアにももう少し力を入れることで、より良い口内環境を保ってもらいたいという思いはありますけどね。とはいえ、歯科医院への入口の多くは「痛い」「入れ歯の具合が悪い」といったものがほとんどなもの。その際に丁寧に治療をして、きちんと口内の知識を伝えることでこそ、歯科医師が言うことに説得力を感じてもらえると思うので、地道な積み重ねが大事だと考えています。

確実に治療の精度を上げるためマイクロスコープを導入

患者の意識を高めるために行っていることはありますか?

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【関口先生】自分の口の中は、自分ではなかなか見えませんよね。治療でも、「どんな風にされているかわからない」という不安があると思うんです。そういった不安を解消するために治療前後に口内写真を撮り、どこがどう改善されたかを具体的に把握できるようにしています。さらに、患者さんの口内の細菌を採取して、顕微鏡で実際に見てもらうこともあります。皆さんだいたい「こんなに菌がいるんだ!」とビックリされますね。そうした体験から、少しずつ口内健康について興味をもっていただけたらと思っています。

治療器具にもこだわっていらっしゃいますよね。

【中西先生】そうですね、「安い器具はダメ」というわけではないのですが、器具にはこだわっています。目で見るよりはレントゲンのほうが、さらにCTで見るほうが確実、といったように考えていくと、どうしても値が張ったものに行き着いてしまいます。でも、そのぶん治療の精度は確実に上がりますから。
【関口先生】経営面との兼ね合いもあるので、全部が全部というわけにはいきませんが、できる限り新しい治療方法や器具はとり入れていきたいと思っています。実際に試してみたり勉強会で知識を得たりして、自分の治療方針やスタンスに合うものをとり入れるかたちですね。中西とふたりで「こんな器具があったらいいと思うんだけど、どう?」と意見交換しながら決めています。

マイクロスコープ(顕微鏡)もありますね。まだ導入している医院は少ないのでは?

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【関口先生】名古屋市内では、まだ珍しいかもしれませんね。ただ、ものすごく便利なツールなので、これからとり入れるクリニックは増えるでしょう。歯根ですとか、これまで盲目的に治療をしていた部分を治す際に力を発揮します。
【中西先生】歯根だけでなく、詰め物の精度も上がりますし、虫歯の取り残しも減らせますよね。それが結果的に予防にもつながります。高齢者の診療では、銀歯など昔治療した部分が再び虫歯になって治療するケースが多いんです。自分たちの知らない先生が、どんな治療をしたかわからない、もちろんカルテもない――。そんな状況の治療でも、マイクロスコープは非常に有効ですね。

「当院が最後」という思いで徹底した丁寧な治療を

治療の際に心がけていることはありますか?

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【中西先生】突き詰めて言えば、自分がされたくないことは患者さんにもしない。自分が適当な治療をされたら嫌ですから、患者さんにも丁寧な治療を心がけています。忙しいところだと、ひとりの医師が2~3台の診療台を流れ作業的に掛け持ちで診ていくところもありますが、当院ではひとりの患者さんにじっくり向き合うスタイルです。
【関口先生】そもそも「虫歯をすべて取り切る」ということは、非常に時間がかかるし難しいことなんです。保険内診療では時間が限られているということもあるのですが、15分やそこらの治療では、質はそれほど期待できないと考えていいでしょう。当院では平均でその3倍、どんなに虫歯が小さくても約30分、長い時はひとりに1時間かけるときもあります。共通点がほとんどない僕と中西ですが、「丁寧な診察・治療」という点は、唯一ともいえる共通認識ですね(笑)。

虫歯治療には長い時間がかかるんですね。

【中西先生】自分たちが関わった治療は、「この先ほかの先生が治療する必要のないように」、「治療をするのは当院が最後となるように」という気持ちで診療をしているので、取り残しや再発が極力ないようにしていきたいんです。
【関口先生】とはいえ、やはり時間には限りがあります。効率よく治療を行うために、基本的に予約制をとっています。その際は患者さんを受付でお待たせしないよう、きちんと時間調整をしていますし、「○時から始めて、○分に終わります」と治療にかかる時間もあらかじめ患者さんに伝えています。

最後に、今後の展望を教えてください。

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【中西先生】徹底した丁寧な治療にこだわること、再発や取り残しのない治療を心がけていきたいですね。特に高齢になると、足腰が悪くなったり寝たきりになったりして通院できなくなるケースもあるかと思うのですが、そうなった場合にも口腔環境は健康を保っていられるよう、先手を打つ形で一人ひとりの患者さんを診ていきたいと思っています。
【関口先生】患者さんの口内を良くすることが僕らの仕事。自分ができることが増えれば患者さんの口の中も良くなると思っているので、現状に満足することなく、治療や予防の質を上げていきたいですね。

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