全国のドクター13,690人の想いを取材
クリニック・病院 156,821件の情報を掲載(2025年5月14日現在)

ドクターズ・ファイル会員でできること

予約情報をマイページ上で管理できます!

過去の予約を一覧化

予約内容の確認

予約の変更・キャンセル※

※一部対象外の医療機関もありますので、あらかじめご了承ください

会員登録がお済みでない方は

すでに会員の方は

  1. TOP
  2. 大阪府
  3. 和泉市
  4. 和泉中央駅
  5. JIN MEI DENTALCLINIC
  6. 佟 元臣 院長

佟 元臣 院長の独自取材記事

JIN MEI DENTALCLINIC

(和泉市/和泉中央駅)

最終更新日:2024/10/04

佟元臣院長 JIN MEI DENTALCLINIC main

泉北高速鉄道線・和泉中央駅に直結する商業施設内にある「JIN MEI DENTALCLINIC」は、通勤通学や買い物のついでに立ち寄れるアクセス至便な立地。佟元臣院長は、自然と住環境が調和するニュータウンのかかりつけ歯科医師として、対話を重視して患者と向き合っている。歯を失う原因として最も多い虫歯と歯周病に痛みがない状態で進行する特徴があることから、虫歯や歯周病の治療やオーラルケアに力を入れる。歯周病治療に加えてインプラント治療を専門分野とするが、できるだけ自分の歯を残すことを大切に考え、免疫を見据えた歯科診療を重視している。やわらかな物腰で受け答えしてくれる佟院長に、診療・治療のスタンス、クリニックのめざす姿を聞いた。

(取材日2024年9月10日)

治療の基本となる免疫力を高めたい

開業するにあたり、和泉中央を選んだのには何か理由があったのでしょうか。

佟元臣院長 JIN MEI DENTALCLINIC1

もともとあまり明るくない地域でしたが、知り合いに紹介され、この商業施設の中での開業のお話をいただきました。訪れてみると自然豊かで建物の中も日当たり良好。ここで開業したいと思いました。出身が兵庫県で勤務も京都市、三宮市、大阪市など都会が多かったものの、もともとキャンプや釣りなどアウトドアが好きだったこともあり、和泉中央は魅力的に映りました。

院内の雰囲気はまるでリゾート地のホテルのようですが、内装でこだわった点はありますか。

当初、子どもは受診できるかどうかという問い合わせや、歯科クリニックに見えないと言われたこともありました。たしかに歯科クリニックらしくない造りにしたいという気持ちはありました。その理由として、そもそも歯科治療を、痛い、怖い、だから行きたくない、と思っている人が多いと感じていたのです。それで足が遠のいては、重症化して痛みが我慢できなくなってからの来院になりかねません。治療はその箇所を触るので当然痛く、費用も余計にかかってしまいます。より早い段階で、悪化する前に来院いただけたら、治療にそれほどの痛みを感じることはないでしょう。歯科治療につきまとう悪いイメージを変えたかったため、気軽に足を運んでいただける雰囲気を意識しました。フェイスラインマッサージなどオーラルエステを取り入れたのも、来院のハードルを下げる目的でした。

クリニックの理念に「できるかぎり自然な形で治すこと。みずから治る力をつけること。」と掲げていますね。

佟元臣院長 JIN MEI DENTALCLINIC2

免疫力は治療の重要な要素ともいえます。若い世代に歯周病が少ないのは、歯磨きが上手だからというより、免疫力が高いためと考えられます。歯周病の進行には、原因となる口の中の汚れと免疫力のバランスが関係し、30代、40代と年齢を重ねるにつれて免疫力は下がっていきます。すると年々歯周病のリスクが上がっていくともいえるのです。そのため、基本的な食生活を見直すことも大切だと私は考えています。その食生活の改善につなげるためにも、きちんと食べられる歯や適切な噛み合わせに導いていくのがわれわれの役割です。しっかりバランスの良い食事を選ぶかどうかは患者さんに委ねられますが、そのフォローができるように、私たちも努めています。当院には管理栄養士が在籍し、食事やサプリメントへの助言を行っています。いかにして健康を維持するかを意識して、多角的にアプローチをして、患者さんと向き合っています。

できる限り自然に治療をして、患者の歯を残したい

どのような目的で来院される方が多いのでしょうか。

佟元臣院長 JIN MEI DENTALCLINIC3

虫歯や歯周病が気になる。口内をきれいにしてほしい。入り口としてはそのような要望が多いです。歯並びが気になって矯正を検討される方も一定数いらっしゃいますね。いずれにせよ最初のご来院時には、全体的な診断をして、見つかった問題点を説明します。そこから先に進めるかどうかは患者さん次第で、ご本人の希望や意向を尊重しています。とはいえ、患者さんは専門知識を持っているわけでなく、むしろわからないことが多いでしょうから、まずはしっかり説明を尽くします。例えば、自由診療のセラミック治療やインプラント治療をお勧めする場合は、より適切な治療法だと考えられる場合に提案します。他にも保険適用となる処置も選択できる場合は、その一通りの治療方法の説明を行っています。自分たちが勧めたいことだけを患者さんに伝えるのはフェアではない。そう考えているのです。

虫歯や歯周病に関して、何か課題に感じていらっしゃることはありますか。

歯を失ってしまう原因の約8割が虫歯と歯周病といわれています。3歳児健診などに行っていると、虫歯は年々減っている感覚があります。子どもの虫歯が減っていることは将来の大人の虫歯が減ることとも考えられ、良い傾向です。しかし、その一方で歯周病はなかなか減っていません。虫歯にならないために、歯科医院を受診するきっかけが失われているマイナス面が生じているのではないでしょうか。歯周病は自覚症状が薄いので、30代、40代になって急に歯科医院を受診して、かなり進行して状態が悪化しているといわれたことがある人も多いでしょう。虫歯が減少傾向にあるのは喜ばしいことですが、歯周病については、意識的に注意して気をつけなければいけません。

開業から12年がたちますが、その中で変わっていった点や新しい取り組みなどはありますか。

佟元臣院長 JIN MEI DENTALCLINIC4

同じことを繰り返すだけでは、成長できず、私自身のモチベーションも上がりませんから、取り組む内容を少しずつ進化させています。歯列矯正は開業当初から手がけていましたが、ここ数年は、装置が目立ちにくいという理由からマウスピース型装置を用いた矯正のご要望が増えています。そこで当院に在籍する矯正歯科の歯科医師と私自身とで講義を受け、体制を整えました。新しい手法に挑むなどいろいろと変わりつつはありますが、根本的には理念にあるように、できる限り自然な治療をしたいと考えています。開業当初から変わらず、自分の歯を残す努力は惜しまないようにしています。

平均寿命と健康寿命の差をいかに縮められるか

歯列矯正に力を入れていらっしゃる印象ですが、得意分野としてお勧めされることが多いのでしょうか?

佟元臣院長 JIN MEI DENTALCLINIC5

見栄えだけの問題であれば、あまり歯列矯正を受ける意味がない場合もあり、こちらから特筆してお勧めすることはありません。問題は歯がきちんと並んでいないと、噛み合わせが悪くなることです。歯並びが良い人とそうでない人では咀嚼する力に雲泥の差が出るとされます。しっかり噛んでいるつもりでも、食べ物が口の中で細かくならず、丸飲みしているのと変わらない人もいます。すると結果的に胃腸に負担がかかってしまうとも考えられるのです。ですから歯列矯正は、見た目ではなく機能の面で先々のことまで考えて、全体的に噛み合わせがずれているような場合にお勧めしています。

今後の展望として、めざしたいことはありますか。

常に新しい情報や技術を取り入れつつ、より良い治療の提供をめざしていきます。超高齢社会となり、平均寿命と健康寿命には10歳ほどの差がありますので、歯科医師の立場で、いかにその差を縮められるかに挑戦していきたいですね。世の中、病気になってから健康意識に目覚める人が多いのですが、やはりそれでは遅い。健康なうちに取り組まなければならないことを、皆さんに気づいていただきたいですね。審美歯科やオーラルエステも、ひいては健康を意識していただきたいと思い取り組んでいることです。そして何より、定期検診は特に重要です。人にチェックされると思うと、自然と意識してケアをするようになりますからね。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

佟元臣院長 JIN MEI DENTALCLINIC6

患者さんのご要望に合わせた治療を行うにあたり、虫歯や歯周病の検査をした上で、適切な判断をしていただけるよう説明を尽くしています。余計な治療を押し売りするようなことはありませんのでご安心ください。そして大事なこととして、あらためて気にとめていただきたいのが、自分の歯を守るために重要なのは、予防であり、治療後である、ということです。治療して、また悪くなるまで放っておくことを繰り返していると、最終的には自分の歯を抜くことになり、インプラントなど高額な治療しか選択肢が残らないケースもあります。自分の歯をいかに大切にすべきか。そのことを忘れないでいただきたいと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

セラミック治療/5万5000円~
インプラント治療/22万円~
歯列矯正/100万円程度
マウスピース型装置を用いた矯正/50万円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

Access