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田島 直人 院長の独自取材記事

たじま歯科クリニック

(高槻市/高槻駅)

最終更新日:2022/10/14

田島直人院長 たじま歯科クリニック main

「たじま歯科クリニック」は、JR京都線高槻駅から車で約10分。隣接する病院の23台分の駐車場が使え、車でも便利にアクセスできる。クリニックは淡いピンクが基調で、優しく温かな雰囲気の中リラックスして診療を受けられる。個室の診療室を採用し、空気清浄機を設置するなど、プライバシーや衛生環境への配慮にも努めている。院長の田島直人先生が大切にしているのは、「いつまでも自分の歯でおいしい食事ができるお手伝い」。患者の話にしっかりと耳を傾け、一人ひとりが納得できる歯科診療を提供すべく複数の治療計画を提案する。そんな田島院長に力を入れている診療や地域の歯科診療にかける思いなどを語ってもらった。

(取材日2022年9月26日)

できるだけ歯を残す診療を実践

どのような研鑽を積んでこられたのですか。

田島直人院長 たじま歯科クリニック1

父が内科の医師であり、住まいと診療所が隣接していたので、子どもの頃から診療の様子などを見ており、医療系に進みたいと考えるようになりました。地元・埼玉の大学の歯学部卒業後は、大学院で歯科のレーザー治療の基礎研究に従事し、その後は、東京都内の歯科クリニックなどで、セラミックのかぶせ物を使った治療などを中心に経験を積みました。大阪に移ったのは、当院に隣接する病院で歯科医師をやらないかというお話をいただいたからです。

クリニックの特徴を教えてください。

2010年に隣接する病院の中の歯科医師としてスタートし、2013年に独立しました。発足当初から、感染症対策など衛生面には特に気をつけており、治療に使った器具は専用の滅菌器を使って処理し、一つ一つパッキングしています。また、3つある診療室は個室で、空気清浄器で室内の空気を清潔に保っています。十分な広さがあるので、ベビーカーや車いすでも入ることができます。診療室を個室にしたのは、衛生管理上の理由に加え患者さんのプライバシーを守るためです。地域の方が多く来られるので、顔を合わせると気まずいこともあるし、ご自身の症状や治療内容を他の人に聞かれたくないと考える人もいると考えたからです。

どのような患者さんが来られますか。

田島直人院長 たじま歯科クリニック2

隣の病院で治療を受けておられる患者さんの他、地域の方が中心です。お子さんからご高齢の方まで年代は幅広く、最近はお子さんが多くなってきたので、診療室の一つを楽しい雰囲気でコーディネートして、ほぼお子さんの予防ケアなどに使っています。専用的に使える診療室ができたことで、歯科衛生士からも診療がやりやすくなったと好評です。また、おもちゃなどを置いたキッズスペースを用意し、トイレにはベビーシートも設置しています。近年は、お子さんの歯に対する関心が高まり、乳歯が生えそろったくらいの赤ちゃんを連れてこられる若いお母さんも増えました。

診察の際に心がけておられることは何ですか?

患者さんの話をよく聞くことです。痛みがあっての治療なのか、歯のお手入れなのかなど来院の理由を確認し、中には、歯の治療が苦手という方もおられるので、不安に感じておられることや、過去の治療での不快な経験などについても尋ねます。治療が必要な場合は現在の症状から判断して、どのような治療が可能なのかいくつかの選択肢を用意して説明します。治療計画の基本は、患者さんの歯をできるだけ残せる方法を提案することです。抜かなくてはならない場合も、ご本人に納得いただける処置をめざします。

リラックスして受診できるように

注力されている治療を教えてください。

田島直人院長 たじま歯科クリニック3

お口の中を良い状態に保つためには、虫歯や歯周病にならないことが大切です。このため予防にとりわけ力を注いでおり、当院では歯科衛生士の役割が非常に大きいですね。とはいえ、虫歯や歯周病にならないのはかなりハードルが高い目標なので、大人の患者さんの場合は、治療や再治療の頻度をできるだけ抑えることをめざします。治療の頻度が少なくなれば、歯の寿命が伸び、抜歯が必要になる事態の回避にもつながります。そのためには、やはり定期的な検診と早期の受診が重要です。例えば神経を取った歯は、問題が起こっていても気づかず、知らない間に悪化して抜歯に至ることが少なくありません。定期的に通院していただくことで、早めに見つけて対処することが大切なのです。

歯科治療が苦手な方にはどのような配慮をされますか?

大人の患者さんでも、無理のない治療を心がけており、痛みを感じる治療は歯科治療に慣れてから行います。年齢に関わらず、まずは苦手意識や不安を取り除くことが大切ですからね。歯科医院独特のにおいが苦手という方も多いので、においの強い薬剤も使わないようにしています。また、痛みを伴う治療の場合は、注射針が刺さる際の痛みを和らげるため表面麻酔を行う他、細い針の注射針を使い、麻酔液を体温に近い温度に温めるなど、痛みを軽減するよう心がけます。ただ、細い針を使うと麻酔液の注入に時間がかかるので、患者さんに話しかけて少しでも気が紛れるように努めています。

お子さんを診る際に心がけておられることは?

田島直人院長 たじま歯科クリニック4

嫌な思いをして歯科医院嫌いにならないようにすることです。歯科医院が怖いというお子さんは多いので、まずは不安感や恐怖心を取り除くことが大切です。例えば、大暴れする子もいれば、診療の椅子に座れても私の顔を見た途端に泣き出す子もいるので、そういうときは決して無理はせず、歯科衛生士が歯ブラシ指導をするなどして、他人に歯を触られることに慣れてもらうことから始めます。保護者とも話をして、どういう状況なら怖がらずにできるかを見極めながら、診療にあたるようにします。中には「お昼寝の時間帯は機嫌が悪い」というお子さんもいて、時間帯をずらしてみることもあります。とはいえ、昨日までおとなしくできていた子が、急に嫌がることもあるので、いつもうまくいくわけではありません。まだまだ、勉強しなければならないことはたくさんありますね。

来院しやすいクリニックをめざす

歯磨き指導にも熱心に取り組んでおられます。

田島直人院長 たじま歯科クリニック5

虫歯菌や歯周病菌を減らしてお口の中を良い状態に保つことが大切なので、お子さんはもちろん、大人の患者さんに対しても歯ブラシや歯間ブラシ、デンタルフロスの使い方をレクチャーします。ただし、残念ながら歯磨きだけで良い状態はキープできません。一説には、1日3回、30分ずつ正しい方法で磨けば虫歯は予防できるといわれますが、実践するのは困難です。ご高齢の方の中には、手が不自由でしっかりとした歯磨きをするのが難しい方もおられます。だからこそ、定期的に歯科医院で検診を受け、クリーニングを受けていただきたいですね。

今後力を入れていきたい治療はありますか?

より精密なインプラント治療を提供するためにCTを導入しました。CTを使うことで診断の精度が向上したと思います。また、入れ歯治療についても、レベルアップしたいと考えています。近年はインプラント治療が普及してきましたが、さまざまな条件で入れ歯を選択される方が多いのが現状です。インプラントの本数が多くなると、入れ歯を選択せざるを得ないケースもあります。また、複数の歯をなくした方の場合、歯を失ってしまう要因があり、せっかくインプラント治療をしても、同じ要因で再び悪くなってしまう恐れもあります。こうした状況を考え合わせると、今後も入れ歯のニーズはなくならないと思っています。一方、通院が難しくなった当院の患者さんを対象に訪問診療も行うようになりました。今後は地域の高齢化がさらに進むので、訪問にも力を入れていく必要があると考えています。

地域の中でどのようなクリニックでありたいと考えていますか?

田島直人院長 たじま歯科クリニック6

患者さんにとって来院しやすいクリニックでありたいと思っています。なかなか歯科医院に行く気にはなれないという人はまだまだ多く、虫歯などが悪化してしまい「先生に怒られるんじゃないか」と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、虫歯が痛む方も、歯に関して心配なことがある方も、もちろん歯を長く健康に保ちたいと思っている方も、皆さん気軽にお越しいただきたいと思います。特に若い頃は虫歯になっても「歯を抜けばいい」と安易に考えがちですが、そんなことを続けていると、いつかはすべての歯を失いかねません。歯を失ってしまってから「もっと大切にしていれば」と後悔される方も多くいらっしゃいます。お口の中の問題は、そのままにしているとどんどん悪化し、場合によっては全身の健康に悪影響を与える恐れもあります。そうならないよう、きちんとケアをしてもらいたいし、私たちは、そのお手伝いをしたいと考えています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/1本30万円~(費用はあくまで目安です)

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