全国のドクター9,082人の想いを取材
クリニック・病院 159,054件の情報を掲載(2024年2月29日現在)

  1. TOP
  2. 愛知県
  3. 名古屋市中川区
  4. 八田駅
  5. 若葉ファミリークリニック
  6. 内藤 紀武 院長

内藤 紀武 院長の独自取材記事

若葉ファミリークリニック

(名古屋市中川区/八田駅)

最終更新日:2021/10/12

内藤紀武院長 若葉ファミリークリニック main

名古屋市中川区横井の住宅街に位置する「若葉ファミリークリニック」。物腰やわらかな内藤紀武院長は「地域の老若男女の皆さまに来ていただきたいとの思いでこの名前にしました」と話す。ガラス張りでモダンな印象の外観。駐車場スペースもゆったりと広い。院内はホワイトを基調にアースカラーで統一されており、清潔感が感じられる。待合にはキッズスペースも充実。一般内科・小児科を中心に、糖尿病などの生活習慣病やアレルギー疾患など幅広い分野の治療に定評がある内藤先生。今回は診療の特色や日々の診療に対しての思い、今後の展望などについて語ってもらった。

(取材日2016年6月6日)

一分野の特化にこだわらず、幅広い知識と経験を重要視

まず、医師を志したきっかけから聞かせてください。

内藤紀武院長 若葉ファミリークリニック1

実は小学生の頃から医師になろうと思っていました。父が循環器内科の医師という影響もあるのですが、一番大きかったのは同居していた祖父母の存在です。祖父母は寝たきり状態でしたが、入院してしまうと家族があまり会いに行けないため、当時は珍しかった在宅医療を実践していました。さらに在宅医療でも当時は一般的でなかった酸素濃縮器の代わりに酸素ボンベなどの設備を置いていたのです。4、5歳の頃から身近に医療がある環境で育ったため、自然と医師を志すようになり、最初に開業するときは在宅医療でと決めていました。ちなみに私の兄も現在大学で医師をしています。

開業までの経緯を教えてください。

板文種報徳會病院での研修医を経て、県内の高度救命救急センターで勤務しました。高度救命救急センターは、重症および複数の診療科領域にわたる重篤な救急患者を受け入れる施設です。とにかく迅速な判断が求められ、緊迫した現場でしたね。後の2006年に在宅医療専門で開業をしますが、中心静脈カテーテルや人工呼吸器などの高度医療を在宅医療に取り入れることができたのは、救急医療の経験があったからです。高度救命救急センターに勤務した後は、厚生連の病院で心臓カテーテル検査の術者や、皮膚形成外科クリニックで経験を重ね、山間部の診療所でも勤務しました。診療所では内科・小児科・在宅医療を1人医長として24時間体制で対応していました。ここでの多くの経験が現在に大いに生きていると感じています。在宅医療専門クリニックを経て、2012年に現在の医院を開業しました。この地で研修医をしていたため、私にはとても馴染みのある地域です。

日々の診療で大切にしていることは何ですか。

内藤紀武院長 若葉ファミリークリニック2

なるべく待ち時間を短縮することをめざし、さまざまな工夫を凝らしています。お待たせしないために重要なのは、受け付けの流れをスムーズにすること。そのために、受け付けの医療事務スタッフは常に3人配置するようにし、混雑する冬場はもう1人増やすこともあります。またスキルアップのため、スタッフは毎日のように自主的に研修を行っています。「患者さんに気持ちよく過ごしていただけるようにしよう」ということをスタッフ全員に伝えていますが、私自身はあまり細かいことは言いません。スタッフが自分たちで考え、行動してくれていますね。それでもやはり、風邪などの増える冬は混雑して待ち時間が長くなってしまうこともあります。少しでも居心地よく過ごしていただけるよう、漫画や雑誌を置いています。また症状にもよりますが、初診の場合はなるべく時間をかけてお話しするということを心がけています。

それぞれの状況や希望に応じた治療でベストを尽くす

現在はどのような分野に力を入れていますか。

内藤紀武院長 若葉ファミリークリニック3

私自身が得意とするのは、心筋梗塞などの虚血性心疾患です。その原因となる動脈硬化を引き起こす危険因子である糖尿病、脂質異常症、高血圧の管理と治療ですね。特に、会社の健康診断で異常値が出た場合などは、そこまで重症ではないだろうと思っている方もいらっしゃいます。放置したことによっておこる合併症、例えば、糖尿病の場合は、腎不全や神経障害や視力の低下などの危険性があることは初めに伝えます。とはいえ、お忙しい中で病院に行く暇がなく悪化してしまったという場合も多いので、それぞれの状況や希望に応じて治療を計画するようにしています。

それぞれの状況に応じた糖尿病治療とはどのようなものですか。

糖尿病の治療で用いるインスリン注射は、早期から導入して膵臓の機能を温存しようという最近の風潮です。しかし特に多忙な患者さんの場合は、導入時には入院の必要もあったり、毎日の注射を煩わしく感じたりするケースも少なくはありません。なるべく食事や運動でコントロールし、注射の開始をあえて遅らせることもあります。コントロールといっても、厳しすぎる管理では続きませんので、細かくどんな食品をどれだけ摂るという指示ではなく、一日の大体の総摂取カロリーでの管理を行っています。ご専門の先生方には甘いと言われてしまうかもしれませんが、今までがんじがらめに管理を行い、患者さんが続けられなかったという経験もあります。これから先何年も付き合っていかなければならないことですので、10年、20年先の予後を考えて継続可能な範囲で管理するというのが私の考えです。

小児のプライマリケアにも注力されているそうですが。

内藤紀武院長 若葉ファミリークリニック4

お子さんで最も多い症状は風邪ですが、ほかにも喘息やアトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患や外傷など、さまざまな患者さんが来院されます。山間部の診療所での多くの症例をはじめ、これまで経験による部分もありますが、医療は日進月歩で進んでいます。ですので、多数開催される各学会での発表結果がまとめられた書籍は年間100冊以上読み込みます。それぞれにベストな治療をするためには、一人ひとりと向き合うことが大切です。そのことを念頭に、日常の健康に関わるどんな問題でも安心してご相談いただける、プライマリケア拠点でありたいと考えています。また予防接種についても、予約なしで受けていただけるのが特徴です。お子さんの場合、予約していても当日熱が出てしまうこともよくあるため、思い立ったその日に接種していただけます。

今後は、高度な医療を要する在宅医療も視野に

在宅医療についても聞かせてください。

内藤紀武院長 若葉ファミリークリニック5

以前勤務していた山間部の診療所では、寝たきりの方が9割を占める老人ホームが併設されていました。その在宅医療を診療所で一手に担っていたのです。そのような状況の中で、さまざまな症例を経験したことが現在に生きていると感じます。在宅医療ではとても幅広い知識が求められますので。2004年からは、在宅医療専門クリニックとして365日24時間対応していました。現在も既存の重症の方のみに限らせていただいていますが、私の父との2人態勢で在宅医療を行っています。将来的には、人工透析や、先天性の疾患を持つお子さんの人工呼吸器管理など、あまり症例のない在宅ケアも行っていきたいと考えています。

お忙しいかと思いますが、休みの日はどんなことをして過ごされますか。

子どもが小学生の頃は、休みの日になれば一緒に遊ぶのが定番だったのですが、やはり中学生にあがってからはあまり親とは遊んでくれなくなってしまって……。子どもは今中学2年生ですが、友達とばかり遊びに出掛けていますね。ですので、最近は妻と一緒に小旅行に行ったり、温泉に行ったりしています。だいたい少し遠くの場所に行くことが多いですね。特に温泉は大好きで、良いリフレッシュになっています。

今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

内藤紀武院長 若葉ファミリークリニック6

私は一分野の特化にこだわることなく、山間部の診療所、各病院での幅広い治療経験や知識を生かして、皆さまの健康をサポートしていきたいと考えています。今後力を入れたいのが、人工透析などの高度な医療を要する在宅医療、お子さんのプライマリケア、生活習慣病の管理です。特に生活習慣病においては10年後、20年後に健康でいられる長期的予防を心がけており、継続可能な食事管理などをお伝えしています。生活習慣病の場合は早期で自覚症状を感じることはほぼありませんので、私は毎日の血圧測定をお勧めしています。医院では緊張していることも多いので、ご家庭でいつもの状態で測るのが良いと思います。家庭用の血圧計も精度があがっていますので、ぜひ実践してみてください。また皆さまからの要望に応じて、プラセンタ注射も扱い始めました。女性の方にとても好評です。その他にも何か気になることや心配なことがあれば、お気軽にご相談ください。

Access