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岡谷 敦仁 院長の独自取材記事

おかやクリニック

(羽曳野市/駒ヶ谷駅)

最終更新日:2026/06/29

岡谷敦仁院長 おかやクリニック main

古市駅から車で15分ほど。住宅街の一角に立つ「おかやクリニック」は、内科、外科、肛門外科の外来診療に加えて訪問診療も行う地域医療を支えるクリニックだ。広い敷地には10台分の駐車場を設け、自家用車でも気軽に通院できる。院長を務める岡谷敦仁先生は、大学病院をはじめ、関連病院で消化器外科の手術や治療にあたってきた経験豊富な医師だ。発する言葉の端々に優しさと誠実さがにじみ出る岡谷院長に、クリニックや患者のこと、そして診療にかける気持ちなど、いろいろな話を聞いた。

(取材日2026年5月25日)

一人ひとりの患者とじっくり向き合いたいと考え開業

2012年に開業するまでのご経歴と、開業の経緯を教えてください。

岡谷敦仁院長 おかやクリニック1

大学卒業後は兵庫医科大学病院の第一外科に入局し、その後は関連病院の消化器外科で、がんやヘルニア、虫垂炎、胆石、良性疾患などの手術や治療に携わってきました。大学病院に戻って大学院で4年ほど研究し、当院を開業しました。人と接することに楽しさを感じる自分は開業医が向いているのではないかと、医師になった当初から感じてはいたのですが、手術の現場に立つことも、研究を極めるのも大きなやりがいでしたので、迷う気持ちもありました。しかしやはり、直接患者さんと関係性を築いてじっくり治療に向き合いたかったし、興味のあった研究もできた時期にたまたま知り合いから開業の紹介があり、タイミングが合致したので開業を決めました。

いろいろな診療科がありますが、どのような主訴の患者さんが多いのでしょうか?

通年で多いのは肛門の疾患と、糖尿病や高血圧症といった生活習慣病です。痔の治療は20~30年前までは症状によっては切除する治療がメインでしたが、この20年で注射だけの治療などが出てきて大きく進歩しました。どうしても手術が必要だと判断した場合は近隣病院を紹介できますので、まずは相談していただければと思います。また、季節によって花粉症などのアレルギーやインフルエンザ、ちょっとした体調不良や風邪症状などは、増えたり減ったりしますね。睡眠時無呼吸症候群の隠れた患者さんを見つけるために、睡眠時無呼吸症候群の検査も取り入れました。切り傷などの外傷や、腰や膝の痛み、頭痛なども対応しています。生活習慣病は60~80代の方が多いですが、他の疾患に関しては若い方も多く、3歳くらいのお子さんから100歳を超えた方まで、幅広い年齢層の方が来られています。

院内は廊下が広く手すりがあり、患者さんに優しいクリニックですね。

岡谷敦仁院長 おかやクリニック2

クリニックは基本的には患者さんのためのものですから、患者さんが受診しやすい環境にしたいと考えました。バリアフリーにして廊下も広くすることで、車いすを利用されている方も問題なく受診できるようにしています。クリニック全体の色合いも落ち着いた色調を選びました。また、発熱された患者さんの中には「他の患者さんにうつしてしまうのでは」と心配される方もいらっしゃいます。そこで、他の患者さんとの接触を避け、誰もが安心できるよう、自動車内で受診できる体制を整えました。当院の前には広い駐車場があり、車で来ていただければそちらで対応しますので、一度も車から出ることなく済みます。他の患者さんにうつす心配も不要ですから、安心して来ていただければと思います。

誰もが平等に医療を受けられるよう訪問診療に注力

訪問診療に力を入れているそうですね。

岡谷敦仁院長 おかやクリニック3

受診が難しい方にも平等に医療を受ける機会があるよう、訪問診療に力を入れています。以前勤務していた病院では、まだ訪問診療が今ほど浸透していなかった頃から訪問診療を行っていたんです。そこで実際に自分で患者さんの家を訪ねて、生活の状態を見ながら「薬がちゃんと飲めているか」「どんな食事を取られているのか」「ご家族とはどんな関係か」といった生活様式まで確認しながら治療する経験をし、訪問診療はとても意義がある素晴らしい診療スタイルだと感じました。患者さんと長いお付き合いをするなら、訪問診療の選択肢は今後増えていくのではないかと思い、当院でも開業当時から導入しています。緊急往診の体制も整えていて、訪問看護師と連携して患者さんの様態を確認し、必要に応じて私が出向くようにしています。

どのような方が訪問診療を希望されているのでしょうか?

もともと当院に通ってくださっていた患者さんで、通院が難しくなってきた方が中心でしょうか。中には、当院への受診歴がないけれども訪問診療をしてほしいというご家族やケアマネジャーからからのご相談をいただくこともあります。患者さんはやはりご高齢の方が多いですね。熱中症などで脱水症状になったり、食べられなくなったりして動けないので家まで来てほしい場合や、風邪をひいて一人暮らしで通院しようにも足がない方にも、ぜひ活用していただけたらと思います。

外来診療では、インターネットによる受付システムも活用されていますね。

岡谷敦仁院長 おかやクリニック4

受診する際の一つの安心材料になればとの思いから、インターネット受付を導入しています。予約とは少し異なり、希望の時間帯で優先的にご案内するものですから、直接ご来院いただいた場合も順番に診察を行います。ですから、多少時間が前後する場合がある点はご了承いただければ幸いです。インターネット受付をご活用いただければ、こちらも患者さんの情報を事前に知ることができるため、診療面でも利点があると思っています。例えば、感染症が疑われる場合に追加で症状を詳しく聞いたり、車での受診を促したりできます。初診の方でも連絡を取ることができるのはメリットだと考えています。

「初心忘れるべからず」「継続は力なり」をモットーに

診療のモットーを教えてください。

岡谷敦仁院長 おかやクリニック5

「初心忘れるべからず」「継続は力なり」をモットーにしています。生活習慣病などは患者さんと長いお付き合いになります。ですので、「お互いに焦らず気長に頑張っていきましょう」というスタンスで話します。すぐに結果を求めるのではなく、長く診ていって「もうしばらくこのままで様子を見よう」「薬を変更して様子を見よう」と、患者さんのペースに合わせつつ治療したいと思っています。それから一つの疾患にとらわれないよう、全体を診るようにしています。例えば、食あたりと思っていたけれど調べてみると糖尿病と肝臓の疾患が見つかったということや、痔の症状で受診した方に大腸がんが見つかったというケースもあり得ますので、小さな異常を見逃さないようにしたいと思っています。また、エコーがありますので腹部・肝臓・胆嚢・腎臓・膵臓・乳腺などのエコー検査も可能です。

患者さんと接する際、どのようなことに気をつけていますか?

この地域に根差した診療をしたいと思っています。そのためには患者さんの普段の生活スタイルを聞き出し、畑をされていたら畑の話をするなど、そういうちょっとしたプライベートの話をしながら、患者さんの立場になって患者さんの気持ちを考えたコミュニケーションを心がけています。患者さんが話をされている時はできるだけ遮らないように聞くようにしています。じっくり話を聞くことで患者さんも安心したり、納得されたりすることもありますからね。それから患者さん自身も気づいていないことを見落とさないよう、最初に食事と睡眠と排尿、排便など生活に欠かせないことを、ルーティンとして常に聞くようにしています。

最後に、今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

岡谷敦仁院長 おかやクリニック6

長く地域に密着して、患者さんが少しでも安心できるように力添えができればと思っています。日本人の3人に1人は痔疾患を持っているといわれていますが、この辺りは肛門外科があまりないんです。痔疾患で悩まれている方は、男性も女性も恥ずかしがらずに、気軽に来ていただければと思います。ご相談だけでも構いません。肛門疾患に限らず、地域のかかりつけ医として内科診療にも幅広く対応しています。ご高齢の方にも幅広く使えるワクチンや予防接種にも力を入れていきたいと考えています。自費診療になりますが帯状疱疹のワクチンなども用意できますので、お問い合わせください。専門外の領域は近隣の医療機関に紹介するなど、親身に対応していきます。困ったことがあれば何でもご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

帯状疱疹のワクチン/1万円~