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安保肇子 院長の独自取材記事

茅場町こころのケアクリニック

(中央区/茅場町駅)

最終更新日:2019/08/28

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「茅場町こころのケアクリニック」は東京メトロ日比谷線・東西線茅場町駅から徒歩1分。白いソファが清潔な印象の落ち着いた待合室、ローズ色を基調にした診察室、ウッディなインテリアのカウンセリングルームと、クリニックらしからぬアットホームで優しい雰囲気が漂う。オフィス街という立地だけにビジネスマン&ウーマンの患者が多く、安保肇子院長もこれまで働く人のメンタルヘルスに力を入れてきた。産業医の経験も豊富だ。またこちらのクリニックでは、英語での診療、往診と、診療の幅が広い。いつと笑顔で迎えてくれ、やわらかな語り口調の院長に、様々な話を伺った。
(取材日2015年3月25日)

「気持ちが軽くなった」と言っていただける診療を

ローズ色のカーテンに赤い椅子と、診察室が女性医師らしいやさしい雰囲気でなごみます。

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ありがとうございます。あまりかしこまって診察室らしくならないように、友人の家にちょっと相談に来たような雰囲気でお話ができればと思ってコーディネートしました。白衣を着ていないのも同じ理由です。特に心療内科はお見えになるまで葛藤される方も多いので、なるべくリラックスしていただけるよう工夫しています。気楽に悩み事を相談に来た、という気持ちでお越しいただけるといいのですけれど。

どういった患者さんが多いのでしょうか?

茅場町という土地柄もありますし、私自身が働く方のメンタルヘルスに力を入れていることもあり、やはりお仕事をされている方が多いですね。もちろん働いている方ばかりでなく、子育て中の主婦の方、ご高齢の方なども来ていただいています。ビジネスマンの方は、労働時間の長さや職場の人間関係が原因で適応障害や鬱(うつ)を抱えていらっしゃる患者さんがほとんどです。お薬は必要最小限に抑え、なるべく時間を取って患者さんのお話をゆっくり伺うことに重点を置いて診療を進めています。お薬は使わないということではなく、症状によっては使用した方がスピーディーに状態がよくなる場合もありますから、上手に使って行ければと考えています。

診療の際にどのようなことを心がけていらっしゃいますか。

押しつけがましくならないようにということはいつも心がけています。ここにお見えになるということは患者さんは何か吐き出したいことがおありになるわけで、まずはお話に耳を傾けるのが私の役割だと思っています。特に初回の患者さんにはたくさんお話いただいて、すっきりしていただければと思います。そうして診察を重ねて少し関係性ができてきたときに、アドバイスができれば。それもなるべく押しつけがましくならないよう、受け入れやすいよう、お伝えするようにしています。

女性の先生は話しやすいのではないでしょうか。

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女性の患者さんの場合は、同性の医師のほうが話しやすいということはあるかもしれませんね。男性の患者さんの中には口数が少なく、こちらからさりげなく話題を振らないとお話いただけないこともありますが、患者さんによっていろいろです。どなたにも、「ここに来てよかった」「話せてよかった」と思っていただけるように診療しています。来院して気持ちが軽くなったと思っていただけたらうれしいですね。

外国人患者の英語診療や往診も

産業医の経験も豊富ですね。

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はい。産業医としての考え方と主治医としての考え方は食い違うことがあります。産業医はもちろん患者さんのことも大事に考えていますが、会社全体のことも考慮に入れなければなりません。主治医としてビジネスマンの方を診ている場合でも、産業医だったらどういうふうに考えるだろうかという視点を持ちながら診療できるのはメリットかもしれませんね。主治医と産業医の見解にギャップがありすぎると、患者さんにもよくない影響を与えたりします。例えば患者さんは復職するつもりでいらしたのに、会社のほうでは「まだ」ということになると、そのことがまた症状を悪化させる原因になったりもします。産業医がどういう判断をするかを肌で知っていますので、ギャップが生じると予想されるようなことを患者さんに勧めたり、診断書を出したりということはしません。

こちらは外国人の患者さんも受け入れていらっしゃいます。

心療内科ということに加えて言葉の問題もあって、外国人の方を診ているクリニックは都内でも少ないように思います。当院では私が直接英語での対応ができますので、これから力を入れていきたいと思っています。HPなどで見つけておいでになる患者さんは、欧米に限らず、世界各国、いろいろな国の方々です。もちろんビジネスマンもいらっしゃいますが、そういった駐在員のご家族の方、あるいは旅の途中で具合が悪くなったという旅行者の方などさまざまです。外国人の方だからということもありませんが、やはりインフォームドコンセントはきちんと、ということは心がけています。

往診もしてくださると伺いました。

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近隣に限られてしまうのですけれど。クリニックの昼休みの時間など、うまくスケジュールの調整ができれば伺っています。1歩も外へ出られない、いわゆるひきこもりの状態の方もいらっしゃいますので、そういうときはこちらから、ということでしょうか。まずは電話でご連絡をいただければと思います。

つらい症状をなるべく早く楽に

お忙しい毎日と思いますが、どのようなことでリフレッシュなさっていますか。

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毎日本当にバタバタしていますので、寝る前に好きな小説を読んだり、DVDを見たりが気分転換になっています。好きな作家は松本清張。テレビドラマになっているような作品は読破していて、今は新聞記者時代の作品や時代物など、新たに発掘された作品を楽しんでいます。気分転換は大事なんですよ。ストレスを抱え込みすぎないように、1日わずかな時間でもいいですから自分だけの時間を持つことは必要ですね。自分にとって楽しいことだったら何でもかまいません。仕事から完全に離れる時間を作ることを皆さんにお薦めしたいですね。

心療内科を受診することにためらっている方にアドバイスをお願いします。

ためらうお気持ちはわかりますが、心療内科はそんなに怖いところではありません。受診したからといってすぐにお薬を出されることもありませんし、いろいろな方がいらしています。ご自分でつまらないこと、ささいなことだと決めつけずに、まずはお気軽にお訪ねください。「ずっと眠れずに3年間も辛抱していた」というお話を伺ったりすると、もっと早く来てくだされば、と思います。内科で診てもらってもどこも悪くないのに吐き気がする、食べたいものが思い浮かばない、最近仕事をしていても能率があがらない、判断や選択に迷っていつまでも決められない……。そういった症状にお心当たりがあるようでしたら、一度足をお運びになってはいかがでしょうか。

最後にこれからの抱負をお聞かせください。

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患者さんのおつらい症状をなるべく早く楽にして、社会復帰のお手伝いができればうれしいですね。目標とするのはダラダラ長引かせない治療です。あらゆる病気に言えることですが、患者さんは早くよくなりたいという気持ちをお持ちだと思います。もちろんゆっくり焦らずに、が大原則ですけれど、なるべくそのご希望に沿えるような治療をしていきたいなと思っています。

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