全国のドクター8,992人の想いを取材
クリニック・病院 161,454件の情報を掲載(2020年2月23日現在)

  1. TOP
  2. 愛知県
  3. 東海市
  4. 南加木屋駅
  5. ふくおか耳鼻咽喉科
  6. 福岡 敏 院長

福岡 敏 院長の独自取材記事

ふくおか耳鼻咽喉科

(東海市/南加木屋駅)

最終更新日:2019/08/28

166695

南加木屋駅より徒歩15分、2006年9月に開院した「ふくおか耳鼻咽喉科」がある。同院の周囲には緑と青空が広がり、気持ちのいい立地だ。院長の福岡敏先生は犬好きな優しい先生で、スタッフ犬として愛犬でラブラドール・レトリーバーの「サクラちゃん」を連れて出勤する日々。患者にも大人気な看板犬だ。福岡先生のこだわりは、患者へのホスピタリティー。自身がホテルやレストランで得た満足感を、同院で活用して、よりよい病院づくりに生かしたいと語る。診療は、ファイバースコープを使った画像をメインに、患者にとってわかりやすい説明を心がけている。趣味はボクシングという意外な顔を持つ福岡先生に、日々の診療や同院について話を聞いた。
(取材日2017年6月2日)

ファイバースコープを使った画像でわかりやすく説明

開院されてから10年ですが、開院までの経緯などを教えてください。

1

隣の皮膚科の先生と共通の知人がいて、土地が空いているから開業する先生はいないかと探し、私に声をかけてもらったのがきっかけです。病院らしくない作りにしたくて、バリ風の建物に憧れて設計しました。私はダックスフンドを3匹飼っていて、開院当初からこちらに連れて来ていましたが、今はラブラドールのサクラだけを連れて来ています。犬は生まれた時からずっといたので、好きですね。当院のロゴも、犬をあしらったもので、サクラを連れて来るようになって、ラブラドールのロゴも加えました。中待合からドッグランが見えるようにしていて、サクラは患者さんにもすごく人気があるんですよ。

患者層や主訴などを教えてください。

7割がお子さんで、鼻水・鼻づまり・咳・耳が痛いといった症状が多いです。大人だと、風邪・花粉症・咳・めまいを訴えるケースが目立ちます。この地域は若い世代が多く、患者さんの人柄もすごくいいです。開院から10年経ちますが、大きな変化はないものの、新しい家は増えています。内科・小児科・耳鼻咽喉科のどこを受診していいか迷う場合、どこを最初に選んでもいいと思います。内科や小児科で治らなくて、当院にいらしていただくという順番でも構いません。いずれの場合でも、来院していただいたら、きちんと治す努力をしていきます。

診療時に気をつけていることや工夫されていることはありますか? 

2

診療時は、言葉でコミュニケーションを取る時間が少ないので、ファイバースコープで病状を見せて、目で見る情報量を増やすように工夫しています。前より良くなっているというのが、画像なら明確ですから。そのために、モニターも多く用意してありますし、患者さんご本人だけではなく、付き添いの方も見やすいように2つモニターがあるんです。診察では顔の写真も撮影しますから、お子さんの中には喜ぶ子もいますね。スムーズな治療を行うため、初診の方にはタブレット型端末で抱っこの仕方や治療の流れを動画で見てもらい、中待合で服も脱がせておいてもらい、問診まで終えておきます。私たちにとっても中に入るまでの時間ロスがなくなるので、診療スピードが上がるし、患者さんの待ち時間解消にもつながる。お互いにとってメリットがあるんです。

おもてなしの心で気持ちのいい病院づくり

ホスピタリティーを大切にしているそうですね。

3

こう説明したほうが患者さんにとっていいとか、私自身も精進すべきところがあります。自分がホテルやレストランに行って、満足感が得られれば、それを当院での接遇に反映していきたいといつも思っているんです。それから、スタッフ教育も大事で、明るくて向上心のある人を採用するようにしています。患者さんの要望は先回りして対応してもらうように伝えていて、例えば咳がひどい患者さんがいればマスクを渡す、熱が出ているお子さんがいれば冷却シートを貼るなど。診察して中耳炎と診断した場合、私も耳の写真をお渡ししていますが、スタッフから改めて疾患の説明書をお渡しして、質問にも答えるようにしてもらっています。開院当初からそうしてほしいとスタッフに伝えてきましたので、それが今では文化となって、次のスタッフへと受け継がれているんです。

アレルギーに対する舌下免疫療法も取り入れられているそうですね。

舌下免疫療法が保険適応になったのは、2年前のことです。当院で導入したのは、1年前と少し出遅れました。というのも、副作用などの問題もあるので、1年間様子を見て、動向を確認してから始めたというのが理由です。舌下免疫療法をやっている患者さんはまだ少ないのですが、一時マスコミで大きく取り上げられたのをきっかけに、始められた方は多いと思います。しかし、3〜5年と長期治療になるため、メリットとデメリットなどをきちんと説明をしていれば、中にはやらないという方もいますし、それでもやるという方は続けていくことができるでしょう。治療に関して説明が不十分だと、途中で脱落してしまうんですね。やり始めても途中でやめてしまったら意味がない。ですから、当院では慎重にやっていて、患者さんにもしっかり納得してもらうようにしています。

先生が医師になろうと思ったきっかけや、耳鼻咽喉科を選択した理由などを教えてください。

4

私の実家は内科で開業していたので、内科も選択肢にありました。しかし、研修のローテーションで耳鼻咽喉科を回ったときに長くお付き合いができる、信頼できる先輩に出会い、そして診察と手術ができるのも魅力に感じて、研修医2年目で耳鼻咽喉科を選択したんです。私がいた中部労災病院では手術を積極的にやっている病院だったので、蓄膿症の手術もたくさん経験しました。もともと医師になろうと思ったのは、やはり父の姿を見て自然になろうと感じたというのが理由でしょう。地域に貢献していましたし、働いていた分だけ人に尊敬もされていたと思います。小さい頃は、困った時に人を助け、人に感謝される職業だと思っていましたから、社会貢献できる仕事だなという印象を持っていたんですね。

患者のためになることはどんどん取り入れる

ホームページでも疾患に関する情報提供がなされていますが、患者さんにお伝えしたいことはありますか? 

5

ホームページでの情報提供は、勉強会でアイデアを得て始めたことです。何でもいいと思ったらやる性分なので、いいものは取り入れて行きたいと思っていますし、いいことなのにやらないという選択肢はありません。患者さんには、病気の知識をしっかり得て理解していただきたいです。時に、医学とは懸け離れた情報をお持ちの方がいて、それに左右されることや、抗生物質はすべて悪といった考えを持つ方がいます。しかし、その考えでお子さんがちゃんと治療を受けられないのはかわいそうですよね。市販薬でも飲みやすくていいものもありますが、黄色い鼻水は中耳炎を起こしやすいので、耳鼻咽喉科を受診してください。中耳炎と蓄膿症は繰り返しやすい病気ですから、特に注意が必要です。

お忙しいかと思いますが、休日はどのように過ごされていますか? 

ドライブ・ボクシング・家族サービス・勉強会に参加・犬の散歩・おいしいものを食べに行くなど、いろいろなことをやっていますね。ボクシングは長くて、7〜8年続けています。総合格闘技から始めて、キックボクシングに変わり、今はボクシングです。以前はマラソンをやっていたのですが、筋トレに力を入れるようになり、自然と筋肉がついて体が重たくなり、マラソンには向かない体になっていました。だから、今はジムでボクシングをしているんです。

今後の展望や読者へのメッセージをお願いします。

6

患者さん・スタッフ・医師にとって、優しい病院にしたいです。展望としては、診療時間を朝9時から夕方6時くらいまでにして、お昼の休みを短くすることです。2時から3時までは昼休みでやっていない病院が多いのですが、保育園や幼稚園の帰りにそのまま来院できるような環境をつくりたいですね。院内に託児所を設置して、スタッフが勤務中に預けて働けるようにもしたいなと思っています。患者さんに知っておいていただきたいのは、お子さんが病気になったら、最後まで通院してもらいたいということです。中耳炎になったら、薬で痛みは引きます。しかし、きちんと治さないと聞こえが悪い状態が続くものです。つまり、痛くはないけれど、耳が聞こえない。ご両親はお子さんの症状を体感できないからそのままにしてしまう。親の責任として、お子さんの治療は完治するまで続けてもらいたいです。

Access