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中埜 徹 院長の独自取材記事

中野歯科医院

(大阪市浪速区/桜川駅)

最終更新日:2019/08/28

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桜川駅近くの落ち着いた街並みにたたずむ「中野歯科医院」は、この地で90年以上にわたって地域の健康を支えてきたクリニックだ。院長を務める中埜徹先生は、祖父、父の代から受け継いだ地域医療に対する姿勢を守りつつ、先進の設備や技術を患者のために生かしたいという思いで、2011年に桜川から幸町に移転。一般歯科はもちろん、審美歯科やインプラントまで幅広く取り組み、特にインプラント治療は顎関節を整えることを重視し、長期的な視野に立った診療を行っている。長年にわたって築かれた信頼のもとで、より安心できる医療を提供し続けたいという中埜院長に話を聞いた。
(取材日2017年7月5日)

桜川で90年以上、3代にわたり地域医療に尽くす

スタイリッシュな院内ですが、デザインや設備などでこだわった点は。

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2003年に父の後を継いで桜川で診療していたのですが、先進のデジタル機器などを導入するためのスペースとインプラントを行う手術室が必要なことから、2011年にこちらに移転しました。インテリアは、関西で多くのクリニックを手がけているデザイナーの方にお願いして、柔らかい白を基調とした明るさを大切にしました。また設備も、精度の高いCTを導入してインプラントや顎関節治療、根管治療、歯周組織などの検査に利用しています。虫歯治療や知覚過敏の処置、顎関節の痛みなどには症状に応じて炭酸ガスレーザーも使用し、患者さんにとって痛みやストレスの少ない治療ができるようにもしています。

どんな患者さんが多いのでしょうか。

お子さんから高齢の方まで幅広いですね。インプラントを得意としているため、最近はクチコミやネットで調べて遠方から来られる方もいらっしゃいます。あとは場所柄、外国人の方も多いので、僕も頑張って英語で対応をしています(笑)。やはり最初はコミュニケーションが大切ですし、治療期間や料金はきちんと説明して納得していただかないといけません。すべてを解決するのは言葉ですから、患者さんに対しての説明は大切にしています。また、インプラントについては当院で治療をしてその良さをわかってくれて、高齢のご両親にプレゼントしたいという方が結構いるんですよ。顎が痩せてきて義歯が安定しなくなってくると味を感じにくくなりますので、おじいちゃん、おばあちゃんにおいしく食べてほしいとインプラントを用いた入れ歯などのケースも増えています。

この地で3代続く歯科医院だそうですね。

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僕の祖父が1923年に桜川で開業したのが当院の始まりです。僕が子どもの頃は自宅兼診療所でしたので、父が働く姿を見て育ちました。子ども心に、地域の皆さんに対する責任がある仕事なのだと感じていましたね。今になって思うのは、どんな職業でも究めていって、世界レベルをめざし、人のためになるよう努めていく姿勢は同じなのかなということです。たまたま僕は、歯科医師という仕事を先々代、先代から継承していますが、やはり地域の皆さんのためになりたい、そのために技術を磨きたいという思いは常にあります。昔からの患者さんもたくさんいらっしゃいますし、長年通っていただいている方に支えられて90年以上続けることができていますので、僕も地域医療にもっと貢献したい気持ちは強くなりました。丁寧な治療や確かな技術はもちろんですが、患者さんに負担をかけずに治療できる設備を整えることも、そういった思いの表れです。

顎の関節や骨格にも留意したインプラント治療を

特に力を入れている治療は何でしょうか。

顎関節から整えるインプラント治療ですね。噛み合わせという観点で見た場合、顎の関節は扉でいうとヒンジの部分なので、ここがずれたまま歯だけ修正すると、痛みが出たり、インプラント本体が割れたりするだけでなく、肩こりや頭痛、めまいなどの全身症状につながる場合もあります。ですから、ヒンジの役割をする顎の位置をきちんと修理して、扉がピッタリ閉まるようなイメージで治療を始めるのが僕の方針です。インプラントに抵抗がある人もいらっしゃると思いますが、今はデジタル機器の進化でインプラントの安全性も高くなってきているので、入れ歯以外の選択肢としてぜひ考えてほしいと思います。咬合や顎の機能まで考えながら時間をかけて行いますので、不安がある方は何でも聞いてください。

インプラント治療はどのくらいの期間がかかるのでしょうか。

当院では、CTやMRI、頭蓋骨のレントゲンも見たうえで判断し、矯正歯科、口腔外科などの観点も取り入れたチーム医療で進めていきます。インプラントは体全体のことを考えて行うと、最低でも3年はかかる治療です。単に歯を抜いて部分的にインプラントを打つ治療を行うところもありますが、僕は今の口の中の状態を精密に見て、長年のくせによるひずみやゆがみで変形した顎を整えて、患者さん一人ひとりにとってベストな状態の顎関節に戻していきます。これだけでも人によっては数年かかりますが、歯や顎は一生使うものですから長い目で見ることが大切です。まずは顎の機能を正常にして、そこにインプラントの助けを借りるという考え方です。それによってストレスなく正しく噛めるようになり、本来の顎の機能を復活させることができます。

診療の際に心がけていることは何でしょう。

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まずはコミュニケーションですね。30代で治療していた頃と、今の年齢の自分を考えた時に、技術は20年前に比べれば向上しているとは思いますが、それ以上に多くの患者さんと接してきたことは大きいですね。今だからこそわかること、配慮できるようになったこともあります。ですから、治療しながら患者さんの様子に気を配って、ちょっと休憩を取ろうかとか、お口の中が渇きやすい方なら注意しながらとか、一人ひとりに対する心配りを大切にしています。診療経験を重ねて思うのは、歯科医師は技術に加えて患者さんの気持ちも考えたトータルな「職人技」に徹するべきということ。治療中は不安のないように、快適にということを常に考えています。

良いものを作り上げるための感性も歯科医師には重要

休日の過ごし方、また趣味などを教えてください。

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勉強会などに参加することでしょうか。まだまだ知らないことを知っていく楽しみがあります。勉強が趣味ではつまらないですかね(笑)。ほかに趣味といえそうなのは、イタリア系のファッションかな。着るだけでなく作ることも好きなんです。今はなかなか時間がないのですが、昔はアクセサリーを作ったりカバンを縫ったりしていました。良いものを作りたいという思いや、美しく機能的に作り上げるという点で、歯科医師とクリエイターは似ているのではないかと思うんです。創造する力や機能美への興味というのは僕たちの仕事においても大切だと思います。自分にとって質の良いものや心地よいと感じるものを選んで、身に着けて、仕事以外の友人たちと良い時間を過ごすことで頭をオフにする。それがまた良い仕事をするためのモチベーションになっています。

今後の展望をお聞かせください。

歯科治療のエキスパートになれるよう精進していきたいですね。インプラントに関しては、できるだけ短期間で済む痛みの少ない治療を行って、快適に噛める、食べられるようにしていくことが僕たちの使命ですから、不安のある方にも安心していただけるような治療を行っていきたいと思います。また、インプラント治療は日々エビデンスや治療法が変わっていますので、僕たちも常にアップデートを行っていく必要があります。経験を重ねると同時に、日々勉強という姿勢で今後も患者さんのためになるような医療を行っていきたいと思います。

読者へのメッセージをお願いします。

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定期的に歯医者さんに来て相談する時間を持ってもらいたいと思います。体の管理は継続して行うことで予防にもつながりますし、治療期間も短くなります。また、忙しくて治療を中断してしまう方もいますが、患者さん一人ひとりの事情も考慮して計画を立てますので、中断される時もまずは相談してください。中断して状態が悪くなり、万が一歯を抜かなければならないような事態になると、患者さんはもちろんですが僕たち歯科医師もつらいんです。早く診ていれば抜かなくて済んだという状況はできるだけ避けたいですから、痛みや違和感があれば早めに来ていただきたいですし、治療計画も相談に応じます。皆さんの健康を守るパートナーでありたいと思っていますので、症状が特になくても、定期的に通うのが難しいという方も、気軽に相談してください。

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