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河合 瞬 副院長の独自取材記事

かわい歯科クリニック

(守口市/守口駅)

最終更新日:2024/01/24

河合瞬副院長 かわい歯科クリニック main

大阪メトロ谷町線・守口駅3番出口より徒歩1分、京阪本線・守口市駅東出口より北方向に徒歩6分という、駅からアクセスの良い好立地にある「かわい歯科クリニック」。清潔な白を基調とした、落ち着いた雰囲気の院内。長くこの地で多くの患者たちを迎え入れてきた同院は、現在院長から副院長への継承の最中だ。先代から継承しつつ、自分のスタイルを取り入れ、未来へと末永く継いでいくために奮闘中の河合瞬副院長に話を聞いた。

(取材日2022年12月27日)

地域に根差し、代々築き上げた信頼を今後も守り継ぐ

副院長はいつからこちらで診療を?

河合瞬副院長 かわい歯科クリニック1

2021年の5月からです。梅田にある歯科医院に勤務をしていたのですが、院長である父の体調が思わしくなく、急きょ戻ってまいりました。お互いの得意なところを生かしつつ、一緒に働きながら、ゆくゆくは継いでいきたいと思ってはいたのですが。その時期が、思いがけずだいぶ前倒しになってしまったという感じですね。長く通われていらっしゃる方には、現在継承中であることを説明したりしながら対応させていただいています。

長くこの地で診療を続けてきた歯科医院だと伺いました。

そうですね、もともとここは母方の祖父吉中光雄が開業していた場所なんです。祖父の自宅も兼ねた造りになっていたので、遊びに行った際によく祖父の仕事を見たりもしていました。祖父は患者さんからも慕われていたので、子どもながらに歯科医師というのはいい仕事だなという想いも漠然と抱いていましたね。祖父と父は別の場所で開業していたのですが、祖父がそろそろ引退しようとした後、父がリフォーム、移転開業し、今に至ります。ですので、この場所での開業自体は祖父の代からですが、今のかわい歯科としては10年程度、その前に父が別の場所で開業していた時期からカウントすると20年程度というところでしょうか。

長くご縁のある場所なのですね。地域の印象や、患者さんの層について教えてください。

河合瞬副院長 かわい歯科クリニック2

長く住んでおられる方が多いというイメージでしょうか。高齢化が進んでいる地域なので、患者さんもやはり、高齢者層が多いですね。大きな企業が近くにあるので、働き世代の方が会社帰りに立ち寄られることもありますし、きれいなマンションも建ち始めたので若い方も少しずつ増えてきている印象です。実は、父はお子さんを他院に紹介するほど苦手だったこともあり当院にはキッズスペースなどはありません。そこは当院のマイナスな点だと思いますが、私自身は小児の頃から診て、その成長をずっと見守っていくことができるというのが地域診療の醍醐味だと思っています。ぜひ、お子さん連れのご家族の方にも今後は受診していただきたいですね。

選択肢を示し、気持ちに添った治療の提案を

先生が歯科医師を志したきっかけは何だったのでしょう。

河合瞬副院長 かわい歯科クリニック3

歯科医師だった祖父の背中を小さい時に見ていたことが、自分の中で漠然と歯科医師になることを意識した最初だと思いますね。実は、両親は医師にしたいと思っていたようで、初めは歯科医師になるのを応援されなかったのでそれなら、自分の好きなことをやってみようかな、と当時パソコンや工学系のことに興味があったので、総合情報学部に進学してAR(拡張現実)の研究をしていました。研究も軌道に乗って、大学院に進学したいなと思い、父に進路の相談をしたところ、父からやっぱり歯科医院を継いでほしいという話をされたんです(笑)。悩んだ末に、編入試験を受けて歯科大学に入学し、そこから歯科医師への道を歩み始めました。でもまあ、きっと幼い頃に道は決まっていたのかもしれませんね。

診療で大切にしていることを教えてください。

院長でもある父は、最高の治療を受けてもらいたいという思いが強すぎたせいか、自分のお勧めする治療を患者さんが選ばなかったときに、「将来、歯がなくなるぞ」となかなか厳しい物言いで、治療の選択を迫っていたようです。私は、治療の押しつけは良くないと考えています。その点は父を反面教師として、治療の選択肢を提案させていただきますので、一緒に治療について考えていきたいと思っています。こちらがベストと思う治療法を患者さんが躊躇したときは、現時点でできることをご提案して患者さんにとってベターな方法を探っていきます。保険治療の場合、使える材料に制限があるので、納得のいく治療を、と思うと自費診療になってしまうことも少なくないのですが、金銭的な面で迷われる方もいらっしゃるので、選択肢をいくつか示すということも大切ではないかと考えています。

先生のご専門を教えてください。

河合瞬副院長 かわい歯科クリニック4

まだまだ勉強中ですが、専門の軸にしたいと思っているのはインプラントです。ブリッジの場合は、周囲の天然歯を削らなくてはいけないケースも多々ありますが、インプラントであれば、その必要はありません。必要のない歯は削りたくないので、いい歯を守るためにもインプラントの技術を磨き続けていきたいと思っています。ほかにも矯正歯科や歯周外科治療などにも力を入れていきたいと思っています。かかりつけ医の役割として、さまざまな患者さんに対応できるように幅広い知識を持っているということが必要なのではないかと思うので、幅広く勉強を続けていきたいですね。例えば、自分のところではできない処置だとしても、知識がなければどこに紹介をするのがいいのかということもわからないですよね。きちんとその人にとって必要な次の専門的治療につなげるように、いろいろな先生や病院などとも連携し、関係を深めていきたいと思っています。

困ったらまず相談をしたくなる地域のかかりつけ歯科に

スタッフさんたちは、長くお勤めの方が多いのですか?

河合瞬副院長 かわい歯科クリニック5

スタッフは、父の代からずっといてくれる人ばかりです。気さくで明るい人ばかりで、院内のアットホームで温かな雰囲気はひとえにスタッフのおかげだと思っています。それにとてもアシスト上手で、ちょっとした一言で、患者さんの気持ちを明るくしてくれるんですよ。私はあまり口数が多いほうではないので、言葉が足りなかったかなと思う時もあるんですが、スタッフたちがいつも上手にフォローしてくれるので本当にありがたく思っています。

クリニックの今後の展望をお聞かせください。

地域のために役立っていけたらうれしいなと思っているので、「何かあったら、まずは河合先生のところに行ったらいいよ」なんて地域の皆さんに言っていただけるような存在になっていきたいですね。どこか痛いから行くというよりも、困ったらまずは相談に行く場所として信頼していただけるようになりたいです。あとは、先ほども少しお話ししましたが、現在はインプラント治療を専門に行っている先生に師事し、インプラントの技術と知識の研鑽を積んでいるところなので、将来的にはインプラントを自分の専門の軸にしていきたいと思っています。といってもご自身の歯に勝るものはありません。歯を失うことのないように、管理していくのが、かかりつけ歯科医院としての、最大の役目だと思っています。さらにこれはもっと先の将来になると思いますが、ゆくゆくは若手の歯科医師の育成も担えるようになっていきたいですね。

読者へのメッセージをお願いします。

河合瞬副院長 かわい歯科クリニック6

当院では悪くなる前にふらっと立ち寄れるアットホームな歯科医院をめざしています。特に患者さんとのコミュニケーションを大切にしています。初めていらした方には特に、丁寧にお話を伺って丁寧に説明することを心がけています。よくわからないままに、治療を始めてしまうということはいたしません。まずはちょっと気になっていることのご相談だけでも大丈夫ですので、お気軽にご来院ください。今後、このエリアは再開発される予定があり、その際にはここも建て替えになるのですが、すぐ近所の土地にいったん移転後、またここに戻ります。この場所で根を下ろし、地域の皆さんのかかりつけ歯科医院として末永く関わらせていただけたらうれしく思います。ご来院、お待ちしております。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/30万円~

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