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長谷川 拓郎 院長の独自取材記事

さくら矯正歯科クリニック

(広島市安佐南区/下祇園駅)

最終更新日:2024/03/15

長谷川拓郎院長 さくら矯正歯科クリニック main

JR可部線の下祇園駅から徒歩約9分の場所にある「さくら矯正歯科クリニック」。外観も院内もやわらかい雰囲気の同院にはキッズルームや個室が備えられ、子どもから大人まで幅広い年齢の患者が通う。院長の長谷川拓郎先生は、大阪大学歯学部を卒業後、広島大学大学院に進んで矯正歯科を学び、同大学病院にて豊富な経験を重ねた。「矯正歯科だけでなく、一般歯科・小児歯科も自分で行うことができれば、より患者さんと長い付き合いができるようになる」との想いを開業で実現。以来、知識と技術のアップデートを欠かさず、かかりつけ歯科として患者に寄り添った診療を続け、地域の歯科医療に貢献している。

(取材日2020年7月2日)

矯正歯科・一般歯科・小児歯科の総合的な診療を提供

このエリアに開業した理由や地域の特徴などについてお聞かせください。

長谷川拓郎院長 さくら矯正歯科クリニック1

この辺りは人口が増加していて、矯正歯科を専門とする歯科医院が少なかったこともあり開業地に選びました。ファミリー層、子育て世代が多いためか、お子さんの歯に対する意識が高い方が多いですね。小児の矯正治療に関するお問い合わせなども多く、そういう意味ではこのエリアに開業し、地域の歯科医療に貢献できているのかなと思います。

子どもだけではなく、大人の患者さんも多いそうですね。

子どもと大人と半々くらいだと思います。大人は午前、午後満遍なく来院いただいていますが、子どもの場合は、夕方に予約が集中しますので、その時間帯の予約が取りにくい状態になったり、治療中の患者さんが優先的に予約を取れるよう新規の受付を制限せざるを得ない状況になることもあります。少しでも多くの方に来院していただきたいと思っていますので、改善していきたいと思っています。

長谷川院長のご経歴、専門分野などを教えてください。

大阪大学歯学部を卒業して広島大学大学院に進み、博士課程修了後に同大学病院の歯科矯正科に入局しました。専門分野は矯正歯科です。当院では舌側矯正をはじめ、幅広い年齢を対象に患者さん一人ひとりに合わせた矯正治療を行っています。また、幼児や小学生など子ども矯正も行っています。あと、一般歯科で3年の職務経験もあるため、矯正歯科だけでなく、一般歯科、小児歯科の診療をしているのも特徴です。

一般的に、矯正歯科と一般歯科の両方に対応する歯科医師は多くないのではないでしょうか?

長谷川拓郎院長 さくら矯正歯科クリニック2

そうですね。矯正を専門に勉強するとそれのみを追求していく歯科医師が多い中、当院は幅広く診療していることが特徴といえるかもしれません。大学病院時代、矯正歯科が専門の歯科医師は一般歯科の診療に対応していなかったので、矯正治療中に何か問題があると、患者さんに他科に行ってもらっていました。大学病院は廊下も長いですし、患者さんがいろいろな所に移動するのも大変だなと感じましたし、他科の歯科医師とは直接話すよりも、手紙や患者さんを介してコミュニケーションを取ることが多くなるので、どうしても連携が円滑にいかないこともありました。また、もう一つの理由として、矯正をして終わりのやりっぱなしの状態ではなく、その後の患者さんのメンテナンスも重視していきたいという思いもありました。そんな経験から、自分ですべてできるようになれば良いと考え、大学病院を退職してから一般歯科医院に勤務し、一般歯科を一から勉強し直しました。

専門性を生かし「体に優しく、心に届く治療」をめざす

長谷川院長ご自身が矯正治療を受けた経験があると伺いました。

長谷川拓郎院長 さくら矯正歯科クリニック3

矯正治療を受けたのは大学院時代で、専門的に矯正の勉強をするようになってからです。ですから、治療を行う際は、専門家としての視点だけでなく、痛みや不便さなど、患者さんが何で困るかということを一通り経験しましたので、よくわかっているつもりではいます。当院は、矯正治療後のアフターフォローはもちろん、一般歯科も含めた総合的な診療をしていますので、長く通われている患者さんが多くいらっしゃいます。長いお付き合いができる、かかりつけの歯科医院でありたいですね。

診療の際、心がけていることなどありますか?

体に優しく、心に届く治療を心がけています。MI(ミニマルインターベンション)という言葉があるのですが、「最小限の治療介入で、最大限の効果を得る」ことを一番に考えて診療しています。また、自己満足にならないように、患者さんがしてほしい治療を行うことを心がけています。科学的根拠と経験に基づいた医療を行うことで、患者さんに満足してもらえたらと思い、日々診療しています。

矯正治療を開始するまでに、十分にコミュニケーションを取った上で治療開始となるのですね。

当院での矯正治療は、相談・検査・診断と3回のステップを踏み、治療のスタートはそれ以降になります。最初に矯正治療のデメリットも含め、さまざまなことをカウンセリングルームで説明します。歯磨き指導をして、一番早い人でも5回目にやっと治療がスタートします。実際の治療では、検査結果に基づいて治療を行いますが、反応を見ながら、より良い方向へ導くために方針を変更することもありますので、そういう意味では経験が非常に大事ですね。

歯科医師をめざしたきっかけ、大学時代の思い出などお聞かせください。

長谷川拓郎院長 さくら矯正歯科クリニック4

高校生の時にプロ野球選手が噛み合わせの大切さをインタビューで言われていたのを見て、口の機能が全体の健康にも影響するということを知り、関心を持ったのがきっかけです。大学時代はいろいろな先生から学ぶことができたのですが、挫折も経験しました。矯正を勉強し始めて3年目くらいの時に、上司の先生が退職されたのです。突然独り立ちしなければいけない立場になり、いろいろなことがうまくいかず、矯正歯科を辞めようとも思った時期がその頃でした。結果的には、大学外の先生に悩みを相談したり、開業されている先生の話を聞いたりして、前向きに思えるようになりました。大学の外に出ても勉強を続け、良い治療ができることが実感できたので、「自分で勉強して続けていこう」と思いました。

見た目と機能を整え、人生を豊かにするための治療を

お忙しい日々の中で、休日はどのように過ごされていますか?

長谷川拓郎院長 さくら矯正歯科クリニック5

家族とキャンプに出かけたり、プラモデルを作ったりしています。運動面では、ジムに通っています。また、歯科医師会で行うソフトボールに参加して体を動かしています。体のケアのために整体院に通うことも多いです。あとは、野球観戦とサッカー観戦! これは欠かせないです。

導入されている医療機器や新しい取り組みなどありましたら教えてください。

当院では、より良い治療計画を提案させていただくために、頭部エックス線規格写真やCTを撮影します。矯正治療では、単に歯を並べるだけでなく、噛み合わせの安定性や機能性、口元や顔立ちへの調和も考慮し、仕上がりにこだわります。また、MFTというお口の周りの筋肉を鍛えるためのトレーニングにも力を入れています。

MFTについて詳しく教えてください。

口周りの筋肉の機能を改善させるのがMFT(口腔筋機能療法)です。歯並びや噛み合わせは、矯正治療とMFTを組み合わせることでさらに仕上がりが良くなるとされています。お子さんの場合、口周りの筋肉の機能が整えば食べ方がきれいになりやすく、鼻呼吸は、姿勢や、集中力を保つことにも良い影響が考えられますので、学力やスポーツの観点でもお子さんの成長につながると考えます。大人の場合も、機能の改善だけでなく、口角が上がれば若々しい印象になるなど見た目の向上もめざすことができます。当院では唇を閉じる筋肉を鍛える装置を活用したトレーニングや、上手に噛むためのガムのトレーニング、舌の位置を上に上げるトレーニング、「あいうべ体操」などで姿勢・舌のポジション・飲み込み方や、正しい嚥下について指導しています。MFTトレーニングは、お子さんだけで継続して行うのは難しいのでご家族ぐるみで行っていただきたいですね。

最後に、今後の展望と読者へのメッセージをお願いいたします。

長谷川拓郎院長 さくら矯正歯科クリニック6

私が1人で治療できる人数に限りがあって、時間帯によっては患者さんの予約を制限する状況になっていますので、申し訳なく思っています。今後は新たな人材を育成して、よりたくさんの患者さんを診ていくことが目標です。痛くなったら歯科医院に行くのではなく、定期的に検診を受けていただきたいです。早め早めの対応が、健康な歯を保つために大切なことなのです。また、矯正治療は見た目の改善だけでなく、機能の改善にも役立ち、お口の健康維持や、全身の健康にも影響する「人生を豊かにするもの」ということを伝えたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

※小児から成人までの一貫矯正治療/50~90万円(平均およそ80万円)
※成人の本格矯正治療/40~100万円(平均およそ70万円)
※舌側矯正/80万円~190万円(平均およそ110万円)
【金額はすべて税込み】

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