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福岡 逸人 院長の独自取材記事

LEAF矯正歯科

(日進市/日進駅)

最終更新日:2021/10/12

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日進駅から歩いて15分、畑や緑地の中に戸建てが点在し、高い建物のないのどかな場所にある「LEAF矯正歯科」は、日進市で見かけない矯正専門の歯科医院だ。白を基調とした院内は窓が大きくとられ、治療台から目にするのは畑とその先にある緑地。同院は院長の福岡逸人先生が、生まれ育った日進市に矯正専門の歯科医院を作りたいと2012年に開業。「最高の笑顔を引き出すお手伝いができれば」と話す福岡院長は、話しやすい親近感のあるドクターだ。その福岡院長に矯正治療への思いと同院の特色について聞いた。

(取材日2016年11月11日)

正しい噛み合わせは大前提、めざすのはその先

まずは、開業までのご経歴を教えてください。

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実家は歯科医院で、父も兄も歯科医師です。その流れで私も自然と歯科医師になりました。矯正歯科を専門にしたのは、同じ歯科医師でも父や兄とは違う分野を学んだほうがお互い、知識を共有できると思ったからです。愛知学院大学の歯学部歯科矯正学講座で学び、そのあとは愛知学院大学や朝日大学で後進の指導もしていました。大学でいろいろな患者さんを診てきたことも、この日進市に専門の矯正歯科医院を開きたいと思った一つのきっかけでした。

開院を考えたきっかけを教えてください。

ここ日進市では矯正専門の歯科医院が見当たらず、矯正専門の歯科医院を求めて遠方まで通院することが負担になっている方も多くいらっしゃいました。そのため、矯正を専門とする歯科医師がいない一般の歯科医院で矯正される方もいらっしゃるようです。その場合、見た目はきれいになっていますが、それは歯並びだけの問題で、根本の噛み合わせまでは治っていないこともあります。歯並びだけなら早くきれいになりますが、顎のずれで噛み合わせが正しくない人の歯の並びだけを変えても後で弊害が出てきます。成長過程のお子さんならなおさら、噛み合わせは重要です。日進市の現状を見聞きしているうちに、この地域で矯正専門の歯科医院を開院する必要性を感じるようになりました。

正しい噛み合わせは大前提ということですか?

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矯正を専門にされているドクターなら皆さんそうおっしゃると思います。人それぞれ上下の顎の大きさや顎の位置、そこに生えている歯の角度が違います。それによって噛み合わせも変わってくるので、矯正治療においては正しい噛み合わせにした上で、歯並び・前歯の角度や位置を整えます。それによって口の閉じやすさや顔つきが変わります。最終目標としては、正しい噛み合わせを手に入れた上で、自信をもって笑える顔つきになること。患者さんは、見た目がきれいに並んだかどうかということだけを結果として求めていると思うのですが、それだけではそもそもゴールの設定が違うんです。順番としては、まず噛み合わせを正し、最終段階で歯並びを整えます。そのためには、必要に応じてCT画像も撮影します。例えば、顎の角度がわかりづらいとか、埋まった歯があるなどの方ですね。矯正専門の歯科医師として、噛み合わせの重要性は患者さんにも伝えていきたいです。

親身になって話すことで患者の理解も深まる

患者さんに対して心がけていることは何ですか?

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患者さんのニーズにはある程度応えたいという思いはありますが、何でも受け入れてしまうといい治療にならないことが多いです。患者さんにしっかり納得してもらって進めていくことが大切ですね。永久歯を抜くことを嫌うお母さんが多いのですが、土台の小さな顎に大きな永久歯を並べるのは難しく、抜かずに無理やり並べて噛み合わせが悪くなるくらいなら、抜いたスペースにきれいに並べて噛み合わせをよくした方が健康的。もちろん抜かずにきれいになるならそれが一番ですが、そうではないケースも多いので抜くという選択肢を勧めるのです。身内の話ですが、私の子ども3人と兄の子どもが3人いて、6人のうち3人は永久歯を抜いて治療します。当院に来られた患者さんは自分の身内だと思って治療方針をたてています。最終的には、どれだけ親身になってお話ができるかだと思います。

愛知県知事から指定自立支援医療機関として認定されていますが、これはどういう内容ですか?

矯正治療のほとんどが自費治療ですが、厚生労働省が認めた先天性疾患の方と手術を併用して矯正治療を行う必要のある顎変形症の方に関しては、健康保険の適用となります。先天性の疾患名は、日本矯正歯科学会のホームページに記載されているので、確認していただければわかると思いますし、当院でもアドバイスはできますので、ご相談いただければと思います。これはある程度、経験を積んだ医師でないと取得できない資格が必要で、指定を受けている医院の数が少ないのが現状です。大学病院で勤務していた頃、障害などのある先天性の疾患を持ったお子さんの治療をたくさん行いました。指定自立支援医療機関が少ないため、遠方からの通院を余儀なくされ、大学病院では診療が16時までだったので、そういったお子さんは学校を遅刻や早退して通院していました。そんな現状を見てきたので、開院したらこの認定を受けたいと思ったんです。

ところで、先生以外にもドクターが5人いらっしゃるようですね。

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毎日ではありませんが、月に何度か大学から5人のドクターが来てくれています。互いに治療方針を相談できるので、他のドクターと一緒に仕事ができるというのはありがたいです。それぞれが考えた治療法について話すことで、経験の異なるドクターの意見であっても、「なるほど、そんな考え方もできるのか」と勉強になることがあります。ゴールは同じであってもそこへ行きつく方法は一つではないので、いろいろな発想があるのはいいですね。治療法を選ぶのは一人の考えに凝り固まらないほうがいいなと思っています。

矯正治療を始めるときは専門の歯科医院を受診して

どんな患者さんが多く来院されますか?

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日進市のほかにみよし市、東郷町、緑区、天白区など近隣地域の方が多いですが、守山区や瀬戸市、清須市など遠方の患者さんも来院されています。年齢層はお子さんが8割です。矯正開始の年齢は、9歳前後が一番多いですが、受け口の患者さんの場合だともう少し早い方がいいですね。当院に来院される患者さんのなかで多いのが、他の医療機関に通院していた方が途中から来るケースです。その場合ゼロからの再スタートになりますから金銭的な負担も増えるうえに、治療にベストな開始時期を逃しているので、治療方法も限られてしまい、患者さんにとってはマイナスだなと気になっています。矯正治療を考える場合、短期間で治療費も安くできることだけを判断基準にするのではなく、長い目で見て健康的かどうかで判断して欲しいですね。

印象に残っている患者さんのエピソードはありますか?

矯正治療をした大学生の患者さんで、卒業後料亭に就職した女性がいるんですが、「矯正したおかげで接客業に就くことができました」と言ってもらえたときは、うれしかったですね。その患者さんは歯を見せることがコンプレックスだったようですが、今では自信を持って笑顔で接客しているそうです。歯科治療では、根管治療など結果が目に見えることが少ないのですが、矯正治療は結果が一目瞭然でわかるところにやりがいを感じています。矯正装置を付けるポジションは、少しのずれでも影響が大きいので精密さが求められますが、几帳面な性格的にも自分に合っていると思います。

今後の展望を教えてください。

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とにかく患者さんにとって一番良い治療を提供していきたいということですね。本来、矯正治療は一生に一回のものであるべきで、リピーターがあってはいけません。一生で一回の矯正治療を提供するために、勉強も続けていこうと思います。矯正は日々新しい治療法がうまれますが、必ずしも新しいものが最善のもの、というわけではありません。勉強だけではなく、それを採用するか不採用にするかを見極める力も必要です。見極める力をつけるためにも勉強をやめるわけにはいかないですね。矯正を考えている方は是非当院に来ていただければと思います。もし患者さんのお住まいの近くに信頼できる先生がいれば紹介することもできますし、まずは相談にいらしてください。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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