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村上 心平 院長の独自取材記事

ハート歯科クリニック

(新発田市/西新発田駅)

最終更新日:2022/04/27

村上心平院長 ハート歯科クリニック main

新発田インターチェンジから車で4分程度、のどかな町並みになじむ「ハート歯科クリニック」は歯科・小児歯科・歯科口腔外科を標榜するクリニックだ。院長の村上心平先生は新潟大学歯学部を卒業後、群馬県にある「利根歯科診療所」で研鑽を積み、2012年に同院を開業した。明るく清潔であることをモットーとした同院では、制服やロゴにピンクを採用するなど、親しみやすく温かい雰囲気を演出。患者層は子どもから高齢者まで幅広いが、近年は働き盛りの40〜60代やその子どもが特に多く受診するという。やわらかな笑顔とわかりやすい説明が魅力的な村上院長。今回は、優しさと頼もしさにあふれる村上院長から、10周年を迎える同院の開業からこれまでの歩み、力を入れている診療、今後の展望などについて語ってもらった。

(取材日2022年3月14日)

予防意識の高い患者が多く受診

開業までの経緯やクリニック名の由来について教えてください。

村上心平院長 ハート歯科クリニック1

この地で開業を決めたのは、もともと妻の実家が近く、新発田市に親しみがあったからです。私は大学卒業後、群馬県にある「利根歯科診療所」という所で勤務していました。歯科医師としては充実した毎日を送っていたのですが、3人目の子どもが生まれた時に夫婦二人では子育てに限界が生じ、妻の実家に近いこの地に開業を決意するようになりました。今では6人の子どもがいる大家族です。新発田市は保育園や小学校も多く、子育てに向いている地域だと感じていますね。またクリニック名の由来は私の名前に「心」という文字が入っていることから、「ハート歯科クリニック」と名づけました。

受診される患者さんの年齢層についてお聞かせください。

当院にはお子さんから高齢の方まで幅広い年齢層の患者さんがいらっしゃいますが、特に多いのは40〜60歳代の働き盛りの患者さんですね。ホームページなどをご覧になってお越しになる方も多いのですが、職場の方や家族の方からの紹介でお越しになる方も多いようで、うれしい限りです。また、この世代の患者さんにはお子さんがいることも少なくないので、必然的にお子さんの受診も多いですね。お若い方の受診が多いことを意識して、院内のインテリアやBGMも流行に合わせたものを選ぶようにしています。

予防意識の高い患者さんが多いとか?

村上心平院長 ハート歯科クリニック2

そうなんです。当院にいらっしゃる患者さんの多くは、予防歯科への意識が高いと感じます。通常、初めて歯科医院を受診する際は、痛みなど何らかの症状があってお越しになる方が多いと思うのですが、当院では最初から「歯の状態をチェックしてほしい」など定期検診を希望して受診される方も多いんです。働き盛りのお忙しい方でも定期的に通ってくださるので、予防意識の高さを肌で感じますね。また、こちらから何かを説明したときも、素直に聞き入れて、真面目に実践してくださる方が多い印象なので、私も説明に熱が入ります。「歯に良いことならやってみよう」という姿勢を持ってくださる方が多いので、患者さんの期待に応えられるよう、当院ではさまざまな診療を提供しています。

健康な歯を長持ちさせるために

こちらでは子どもに対する予防的な矯正に力を入れていると伺いました。

村上心平院長 ハート歯科クリニック3

そうなんです。近年は特に子どもを中心に矯正のニーズが高いため、当院でも大人の歯が生えそろう前から行う、予防的な矯正を実施しています。歯並びには遺伝など生まれつきの要因も関与しますが、食べ物を噛む回数や飲み込み方などの生活習慣も大きく作用します。そこで同院では、5〜10歳程度の発育期のお子さんに対し、歯並びの調整をしながら、正しいものの飲み込み方の指導なども実施しています。このような習慣を子どもの頃から身につけることは、歯を支える歯槽骨の正しい発育にも役立ち、顔の印象にも良い影響が現れると考えています。また大人の歯が生えそろう前に介入することで、歯を抜かずに正しい位置へ誘導していくため、矯正後の後戻りもしにくいことが特徴です。その他、大人に対するマウスピース型装置を用いた矯正も行っていますが、こちらの相談もこの頃多いですね。

予防歯科ではどのようなことを指導しますか。

私自身、歯周病治療を得意としていますので、歯周病については患者さんにも詳しく説明しますね。特によく話すようにしているのは、歯の汚れがすぐに歯周病を引き起こすわけではないということ。歯の汚れが72時間たまり続けると、まずは歯茎の腫れが生じます。その腫れを数ヵ月間放置すると歯周病になるのです。一度歯周病になってしまうと、治療には回数や時間がかかりますから、歯茎が腫れた段階で、あるいは歯茎が腫れる前に歯科医院を受診していただくように伝えています。また、ブラッシング指導の際は患者さんへのフィードバックを大切にしています。毎日の歯のメンテナンスをするのは患者さん自身なので、どこが磨けているか、磨けていないかをお伝えし、うまく磨く方法を指導します。また、何らかの治療薬を飲んでいると歯茎から出血しやすくなることもあるため、服用している治療薬についてお話を伺うこともありますね。

わかりやすい先生の説明や表情からは情熱を感じます。そんな先生が診療で大切にしていることは何ですか。

村上心平院長 ハート歯科クリニック4

私は歯科医師として「本物」であることを心がけています。本物とは「健康な歯を健康な状態にしておくこと、治療した歯を長持ちさせること、歯周病を防ぐこと」これらに真剣に向き合うことだと考えています。そのため、治療に必要となる機器や材料については、投資を惜しまないようにし、妥協のない治療をめざしています。例えば、歯科用顕微鏡や歯科用CTなどの医療機器もより良いものを選んで導入していますし、インプラントに用いる材料なども一番良いと思えるものを選ぶようにしています。その他、大切にしていることといえば、やはり患者さんに対する詳しい説明ですね。診療の際は毎回虫歯や歯周病のチェックをしますが、検査結果は患者さんに必ず伝えるようにしています。また歯科医療には自由診療の治療もありますので、治療内容や治療にかかる費用、通院回数などは事前にきちんとお伝えし、患者さんの希望を伺った上で治療に臨みます。

より多くの歯を残せる歯科医療の提供をめざす

スタッフ構成や雰囲気についてお聞かせください。

村上心平院長 ハート歯科クリニック5

当院には、常勤の歯科医師が私を含めて2人、歯科衛生士が3人、受付やアシスタントが6人おります。どのスタッフも信頼でき、私が指導しなくても患者さん一人ひとりに寄り添った対応をしてくれますので、安心してお任せしていますね。朝はみんなでラジオ体操をして朝礼をしてから診療をスタートさせています。また一人ひとり日誌を書く習慣があり、その日学んだことや感じたことなどを記録してみんなで共有しています。その他、歯科口腔外科などの分野で非常勤の先生にも来ていただいており、常に連携をとっていますね。

先生が歯科医師になった理由を教えてください。

私が歯科医師になった理由は、「仕事の裁量を自分で決められる仕事に就きたい」と思ったからですね。歯科医師の他にも会計士などいろいろな選択肢があったのですが、たまたま歯科医療に興味を持ってこの道に進むことにしました。無事に歯科医師になってみて、この仕事は自分に向いているなと感じますし、勉強することもたくさんあって毎日が楽しいです。これからも極力痛くなく、極力早くて経済的負担にも配慮した診療、そんな歯科医療を提供していきたいなと感じています。

最後に読者へのメッセージをお願いいたします。

村上心平院長 ハート歯科クリニック6

当院では予防歯科に力を入れ、より多くの歯を残せるような治療に従事しています。歯や歯周組織は元来弱いものではなく、正しくメンテナンスすれば末永く健康な状態を保っていける可能性が高いです。虫歯や歯周病の多くは、予防可能な病気ですから、当院ではこれからも予防歯科に注力し、患者さんの歯を1本でも多く残せるようにしていきたいと思います。また、繰り返しになりますが、子どもを中心とした予防的な矯正治療にも力を入れています。大人の歯が生えそろう前に介入することで、歯を抜かずに正しい位置へ誘導していくので、矯正後に後戻りしにくくなることも期待できます。発育期のお子さんの歯並びが少しでも気になる親御さん、予防歯科に興味のある方、歯を1本でも多く残したい方はぜひ当院にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

小児矯正/48万円〜、マウスピース型装置を用いた矯正/58万円〜、インプラント/42万2000円

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