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江口 壯壽 院長の独自取材記事

江口歯科医院

(箕面市/北千里駅)

最終更新日:2020/04/01

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しゃれたカフェやレストランが点在する小野原エリアの住宅地に「江口歯科医院」がある。院長を務めるのは江口壯壽(そうじゅ)先生。大阪大学歯学部附属病院では、かぶせ物やインプラント治療を中心に研鑽を積んできた。江口先生は悪くなってしまった歯を治療する中で、虫歯や歯周病を予防することに注力したいと考えるようになったそうだ。同院では、定期的なメンテナンスの他、虫歯や歯周病にならないための正しい知識や、自宅でのセルフケア法も指導。さらに、患者が思い描く治療の結果と実際の治療が食い違わないよう、コミュニケーションを重視した診療を行っている。穏やかな先生の心には、患者の健康を心から気遣う熱い想いがある。そんな江口先生に、診療モットーや予防について聞いた。
(取材日2019年2月26日)

歯科に関する情報が集まる場所で研鑽を積む

朝日大学歯学部を卒業後、大阪大学歯学部附属病院を選ばれたのはどうしてですか?

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できるだけ多くの情報が集まるところで経験を積みたかったからです。歯学部の卒業が近づいていた頃、歯科医師として自分はどんな道を歩みたいのか真剣に考えていました。歯科医師の免許を取っても、まだ若手なので経験を積める場所がいい。そして、漠然と“良い治療”がしたいと思っていたんです。良い治療といってもさまざまな選択肢があります。最新の治療を提供することもその一つですし、患者さんが望んでいる治療を提供するのも良い治療です。その点、大阪大学歯学部附属病院は患者数が多く、さまざまな情報が入ってきます。そして、それを吟味する環境も整っていたので志望しました。開業を考えた頃、地元の岐阜に戻るという選択肢もありましたが、この場所にご縁があり開業に至りました。

患者さんの主訴についてお伺いします。

多いのは虫歯や歯周病の治療といった一般歯科ですね。よくある症状とはいえ、これらは早い段階から対応すれば大きな問題を起こさずに、一生自分の歯で食事することも難しくはないと思います。逆に、歯が痛み出し、ご自身で不具合を感じたときだけ歯科医院に通うスタイルだと、病気はすでに進行していることが多くあります。そのような形では、不利な条件で治療を始めなければならないし、治療が終わっても良い状態を維持するのが大変です。なので、できるだけ虫歯や歯周病にならないようにするのが理想です。どんな歯科治療にもメリット・デメリットがあります。メリットだけ話しても、患者さんが思い描いているものとは違う結果になるかもしれません。なので、デメリットも話した上で治療法を相談していきます。

診療の基本的な方針を教えてください。

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虫歯が進行して痛みがあるといった明確な訴えがある場合は、そちらを優先して対応します。ただし、すぐかぶせ物をするというのではなく、どうしてこうなってしまったのか、今後同じようにならないためにはどうすればよいかという説明もします。患者さんが歯科医院を利用する目的を変えていけたらいいですね。歯科医院は、虫歯や歯周病を治療する場ですが、悪くなる前に、あるいはそれ以上に悪くならないように予防をする場所と思っていただけるとうれしいです。定期的な予防にどのような意味があるのか、患者さんにとってはわかりにくいかもしれません。しかし、高齢になっても歯が残っている人は元気で過ごしていることが多いといわれています。当院は開院してまだ7年ですが、今後も治療した部分が長持ちしているか、食事の際に口腔機能が正しく働いているかといった部分を定期的に診させていただきたいですね。

再生能力のない歯だからこそ、原因から解決すべき

患者さんと接する際に心がけていることは何でしょうか?

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患者さんの不安を取り除きたいという思いで接しています。歯科医院というと、一般的には怖いところ、治療が痛いところというイメージがあるかもしれません。自分自身で見える部分ではないし、他人にすべてを委ねなければならないというのは不安なことです。だからこそ、不安を和らげるような対応が必要です。治療を始める前に、患者さんがどんな結果を望んでいるのかを聞き、それに対する治療法のメリット・デメリットを説明します。私からの一方的な説明では患者さんの不安を取り除くことはできません。とはいえ、患者さんの要望だけをかなえていても、それは長期的に見ると患者さんの健康に悪影響を及ぼすこともあります。しっかりとコミュニケーションを取り、ゴール地点を共有することで、患者さんが満足のゆく治療を進めていきます。

先生が予防歯科に注力しているのはどうしてですか?

大阪大学歯学部附属病院での経験がきっかけです。私はかぶせ物やインプラント治療を中心に学んでいました。それらの治療は、失った歯の代わりに人工物を入れることです。歯科治療の最終局面ですし、人によってはかぶせ物やインプラントが長持ちしないこともあります。どうすればここまで歯が悪くなってしまう患者さんを減らせるのかを考えたとき、予防を重視していくしかないと考えました。歯は再生能力のない部分なので、削ってしまうとそれだけ歯の寿命が縮まると考えています。そうならないための方法は何かを入局して5年目くらいによく考えていて、原因から解決していくという結論に達したのです。

予防のために歯科医院へ通う頻度はどのくらいが良いのでしょうか?

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それは人それぞれの状況によりますね。虫歯や歯周病といった歯の病気は、風邪やインフルエンザのように突然発症するものではありません。その人の食生活習慣やブラッシングによる影響を受けやすいです。なので、甘いものをよく食べていたり、歯を上手に磨けていなかったりすると、歯科医院でのメンテナンスの間隔は短いほうが良いでしょう。患者さんの話をよく聞いていると、皆さん虫歯にならないことを願っています。でも、仕事などの事情で歯科医院に定期的に通うのが難しくなっているんですね。ですので、歯を正しく磨くことや、甘いものを頻繁に取らないことなど、自宅でのセルフケアをできるだけ意識してもらいたいと思います。

患者が衛生面での不安なく通えるように院内環境を設計

明るくきれいな院内ですが、こだわっている部分はありますか?

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特に清潔な環境で治療するという点で、バックヤードは設計段階からこだわりました。患者さんが普段目にする場所ではありませんが、スタッフが苦労しないで清潔な状態を保てるように動線を工夫しています。患者さんの中には、歯科治療で使う器具や機器の清潔さに不安を覚える人もいます。当院では、来院される患者さんが不安を感じないよう、治療ごとに器具を滅菌消毒するのはもちろん、診療ユニットや院内を毎日清掃して、清潔な環境でお迎えすることを心がけています。また、患者さんのプライバシーにも配慮してパーティションを入れたり、ゆったりとしたスペースに設計したりという点もこだわりました。

今後の展望をお聞かせください。

基本的な部分は今後も変わらないと思います。患者さんが思い描いている理想と、歯科医師が提案する治療結果が同じになるように、コミュニケーションを重視した診療を行っていくつもりです。また、治療を受けている中で歯に対する別の悩みが出てくるかもしれません。そんな場合に悩みを解決できる場所でありたいですね。当院に来れば歯の問題が解決し、口腔内の良い状態が長持ちする、患者さんからそう思っていただける場所でありたいと思います。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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虫歯や歯周病は家族でかかりやすい病気です。特に虫歯は養育者の影響を受けやすいですね。子育てをしている側の虫歯菌や歯周病菌が、食器などを介して子どもに移ってしまうことがあるんです。なので、お子さんの歯を治療する場合は一緒に住んでいる方も診療を受けていただきたいです。中には、歯にコンプレックスがあったり、歯科医院を苦手に感じていたりでお子さんの治療だけお願いされる方もいます。当院は、痛みの出にくい治療を意識していますし、どんな治療においてもわかりやすい説明を心がけています。患者さんの不安を取り除きたいと願っているので、お気軽にご相談ください。

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