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小川 康子 院長の独自取材記事

横浜 矯正歯科 アーティスティック スマイル クリニック

(横浜市中区/桜木町駅)

最終更新日:2022/01/18

小川康子院長 横浜 矯正歯科 アーティスティック スマイル クリニック main

「美しさには理屈や裏づけがあるんです」と話すのは、「横浜 矯正歯科 アーティスティック スマイル クリニック」の小川康子院長。矯正を経て顔立ちまでが変わることに興味を持ち、矯正歯科医師を志した小川院長は、歯列矯正の本場・アメリカに留学。「美のルール」に則った矯正でアーティスティックな口元、魅力的な笑顔を提供したいと、2002年に矯正専門のクリニックを開業した。一人でも多くの人が美しい歯並びと上品な口元、そして魅力的な笑顔を手に入れ、幸せな人生を送ってほしい。そんな想いで、自分らしさを追い求める若い女性や、家庭も自分も大切にしたいママ世代が快適に過ごせるクリニックづくりを心がける小川院長に、同院のコンセプトを語ってもらった。

(取材日2021年11月17日)

めざすのは「通い続けることが楽しいクリニック」

2019年の移転リニューアルに際し、こだわられたことはありますか?

小川康子院長 横浜 矯正歯科 アーティスティック スマイル クリニック1

当院が掲げるテーマは、「通い続けることが楽しいクリニック」。ですので、まずは患者さんがリラックスできるよう、室内をブラウン、ベージュなどナチュラルな配色にしました。診療室の大きな窓からは自然光が入り、とても明るいですよ。待合室には自然をテーマにした音を流して花や観葉植物を飾り、アロマをたいています。USBや貸し出し用の携帯充電器、女性誌や漫画、おもちゃも備えているのは、同伴の方も待ち時間を活用できるようにとの配慮です。また、院内でさまざまなイベントも開催しています。ハロウィンやクリスマスにはスタッフ全員で仮装をして、その様子をSNSにアップしているので、ぜひご覧いただけたら。場所柄、周辺には観光スポットや施設もあるので、家族連れの患者さんも多いですね。週末にご家族で遊びに来られて当院にも寄ってくださり、受診後にショッピングや映画を楽しむという方もいますよ。

患者さんの年齢層を教えてください

はい。歯列矯正というとお子さんのイメージがありますが、当院の場合、30代から40代の方をはじめ幅広い年齢層の患者さんがいらっしゃり美への意識が高まっているのを感じます。患者さんは、インターネットで当院を探して来てくださる方もいれば、近隣の歯科医院からご紹介いただくケースもあります。当院は虫歯治療を行っていないので、虫歯治療が必要な場合にお願いしている外部の先生がいるのですが、その先生からもご紹介をいただき、それぞれ分野の違うプロ同士が連携して、お口の健康をサポートする形をとっています。もちろんご自身のかかりつけ医がいる場合は、その先生と連携いたしますのでご安心ください。

お口周りだけでなく、お顔全体のバランスを考慮した矯正をされているとか。

小川康子院長 横浜 矯正歯科 アーティスティック スマイル クリニック2

はい。当院では、例えば笑った時に上顎前突や歯茎が大きく見える「ガミースマイル」などの症例に対し、骨格にアプローチする技術や仕掛けを用いて矯正を行っています。そもそも「美しさ」には理屈や裏づけがあって、角度や比率、バランスなどの「美のルール」があるんです。それに沿って、鼻下点から顎の先にかけての長さが短くなるよう考慮すると、顔の輪郭にもアプローチできます。他にも、歯茎が大きく見えている方は見える面積が小さくなるように、顎の先が目立たない方は顎と首がつながって見えることが多いので顎を作るように、唇周りに膨らみがあればすっきりするように……といったことを考え、そのルールに近づけていくのです。こうした美容的な観点を重視しているのが、当院の矯正の最大の特徴ですね。

噛み合わせの3つのゴールに向けた2本柱の歯列矯正

矯正を行う際、噛み合わせも重視しているそうですね。

小川康子院長 横浜 矯正歯科 アーティスティック スマイル クリニック3

当院では「噛み合わせの3つのゴール」を掲げています。まず1つ目が、体に悪影響のない、「体の一部として正常に機能する噛み合わせ」です。きちんと噛めないと、体の別の部分に支障を来してしまいます。例えば肩凝りが生じたり、顎の関節に影響が出たり、体の左右のバランスが崩れたりすることが考えられます。だから機能面は当然重要です。でも機能ばかりではなく、見た目の美しさも大切ですよね。そこで2つ目に、顔の一部として「顔をより魅力的に引き立てる噛み合わせ」を掲げています。そして最後に「安定して戻りにくい噛み合わせ」も欠かせません。再度矯正を行うことのないように、患者さんへの指導などにも時間を割いています。

具体的にどのような矯正をしていますか?

「噛み合わせの3つのゴール」のために、当院の歯列矯正は2本柱で進めています。1つ目が、矯正の器具を使って機械的に歯や顎の骨を動かす矯正です。そして2つ目が、舌の体に対する影響を知り、歯列に悪い影響を及ぼす舌の癖、舌癖(ぜつへき)がある場合に行う口腔筋機能療法(MFT)です。矯正は西洋医学的な対応、口腔筋機能療法は東洋医学的な考え方ですね。矯正して終わりではなく、矯正後も良い状態を維持して安定させ、再発を防ぐために原因となった生活習慣や舌癖を変えることが必要だと考えています。

口腔筋機能療法ではどのようなことをするのですか?

小川康子院長 横浜 矯正歯科 アーティスティック スマイル クリニック4

噛み合わせの悪さについては先天的要因は小さく、舌の使い方が大きく関与していると考えているのです。舌には噛み合わせを安定させる力があります。その力を最大限に引き出すために、当院では嚥下、構音、安静時における舌の位置や動きを正す作業を行います。実際に患者さんに目の前で飲食してもらい、無意識のうちに舌をどう使っているか撮影させてもらって、歯科衛生士と私が分析します。そして噛み合わせに影響する癖についてお伝えして、それを直すためのプランを立て指導していきます。これは矯正における2本柱のうちの1本なので、矯正の結果に大きく影響します。正常な状態を維持するための準備を体の側からつくっていくということですね。

良い状態を長く保っていけるよう指導するのですね。

歯列矯正で無理やり機械的に歯や骨に力をかけて移動させても、それは一時的な移動にすぎず、決してそれだけでは安定しません。いつかはまた元に戻る方向に少しずつずれていくものです。成長期の子どもなら生活習慣を変えるだけで、歯が良い位置に戻っていくことも考えられますが、大人の場合は難しいです。矯正は時間とお金がかかるからこそ、再矯正の必要がないように、一度得た噛み合わせを維持するため、患者さんにも、東洋医学的な考え方や正しい生活習慣を身につけてほしいと思っています。

長い目で見て納得のいく矯正方法を選んでほしい

どんなときにやりがいを感じますか?

小川康子院長 横浜 矯正歯科 アーティスティック スマイル クリニック5

やはり患者さんの笑顔を見た時が、仕事をしている中で一番の喜びですね。また、診療を通して患者さんの人生や性格に微力ながら影響を与えることができているのかなと思うと、やりがいを感じます。一緒に働くスタッフとのチームワークも大切ですし、みんなでともに新しいことを学んでいけることも幸せですね。こうしたスタッフ間の良い関係性や雰囲気ができていると、当院に来てくださる患者さんにも伝わるのではないかと思っています。

今後の展望について教えてください。

幸せなことに、今、やりたいことができていると感じています。歯列矯正では、患者さんの望む最大限の治療をするために外科処置が必要になることがあります。そんなときのために、定期的に日本歯周病学会歯周病専門医の資格を持つ、信頼できる口腔外科の先生に来てもらっています。歯は単独で存在するのではなく、歯茎とつながっています。笑った時の歯茎の見え方を計算しながら矯正をする私にとって、歯茎を美しく見せるスペシャリストと連携できるのは大きな強みですね。そうすることでより美しい仕上がりを提供することが可能になります。そして、安全性の確保やクオリティー維持の観点でも、専門の先生との連携は欠かせません。恵まれた環境にいますので、ここから先はさらに当院全体としてさらに質を高めていきたいですね。

読者へのメッセージをお願いします。

小川康子院長 横浜 矯正歯科 アーティスティック スマイル クリニック6

歯列矯正は、診療内容をきちんと比較検討し、何年間も通って最終的にご自身の口の中を任せられるかを考えてから、選んでいただきたいと思っています。「早く、安く」などの都合の良い話だけしていないか、矯正のゴールについての説明があるか、それなりに時間をかけて検査してくれたか、エックス線検査などの資料を保管してくれているか、料金は明瞭かなど、相談に行った際にぜひ確認してほしいですね。再矯正となったり、お金が気になって矯正に集中できなかったりすることを避けるためにも、納得がいく、ご自身に合うクリニックを見つけてほしいと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

歯列矯正 89万1000円~、矯正用アンカースクリュー/3万3000円

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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