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久野 有紀 院長の独自取材記事

ゆき皮フ科クリニック

(大府市/共和駅)

最終更新日:2019/08/28

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JR東海道線共和駅より車で10分にある「ゆき皮フ科クリニック」。木をふんだんに使った建物は、「木のぬくもりで患者さんの心を癒やしたい」という久野有紀院長のこだわりだ。開業当初から多くの患者が詰めかけ、患者を長く待たせないよう、そして診察の質を落とさないようにと、数年前から予約制を導入。診療では正しい診断をして短期間で治るように心がけている。美容皮膚科を標榜していることもあり女性患者がメインだが、男性や小児の患者も多いという。遠方から同院を探して診察を希望する患者もおり、「それが本当にうれしくて」と話す院長に、クリニックの診療について話を聞いた。
(取材日2017年12月8日)

木のぬくもりあふれるクリニックは、癒やしの空間

なぜ大府市で開業されたのでしょうか。

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名古屋のような都会ではなく、のんびりした田舎が好きなのでこの地を選びました。私の出身大学に近いことも大きな理由ですね。開業して一人で診察を続けていると、できないことやわからないことがあります。そんなときに頼れる病院が近くにあると私も安心ですし、患者さんにとってもメリットになると思います。あと、これは開業してからわかったことですが、大府市の医師会では月に1回の会議があって、大府市の医師が全員集まるんです。その機会を利用して医師同士がお互い顔見知りになっているので、電話でも安心してご紹介ができます。とっても仲がいいんですよ。ここで開業して良かったなと思いました。

木の建物やインテリアが素敵で癒やされますね。

開業する時に、鉄筋の建物は嫌だなと思っていました。居心地の良い場所にしたかったので、木のぬくもりがある建物にしようと考えていました。幸いにも主人が建築関係の仕事をしていたので、アメリカの別荘を造る会社を知り、取り入れました。開院当初は木の香りもしたんですよ。院内は、旅行先で購入した絵画や恩師の作品を飾っています。患者さんからも好評で、「このクリニックに来ると、心地よくて眠くなってしまう」と、とてもうれしいお言葉を頂けます。私は、当院のロゴマークになっている「花のアーチ」のように、庭にいつも花が咲いているようなクリニックにしたいんです。患者さんが、安心できる場所であることが理想ですね。

予約制の理由はありますか?

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数年前から、予約を取って受診していただくようお願いしています。実は、開業した当初は予約制ではありませんでした。日に日に患者さんが増え、当時は医師1人、看護師2人、医療事務員2人でしたので対応が難しくなってしまったのです。過去には1日200人の患者さんを診察することも。もちろん来てくださった患者さんは全員診察しますが、私1人では限界があります。患者さん一人ひとりにしっかりと時間をとって向き合いたいと思い予約制に変え、待ち時間もずいぶん短縮できているのではないでしょうか。とはいっても、クチコミサイトなどで、「なかなか予約が取れない」というコメントを見ると、本当に申し訳なく思いますが、これからもできる限り対応をしていきたいと考えています。

症状を見て適した検査と治療で、短期間で治していく

患者層・主訴を教えてください。

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乳児の湿疹から、高齢者の乾燥によるかゆみなど患者層も主訴もとても幅広いです。過去には100歳の方も来院されました。思春期のニキビ、働き盛りの水虫といったように、年齢層によっても主訴は大きく違います。一方アトピー性皮膚炎は、大人の方でも発症する人は多く、もともと持っていたアトピー素因がストレスや環境の変化で悪化します。同じ病気でも症状は一人ひとり違います。そこで当院では、日常生活のことから患者さんにお話ししています。まずは日常でのスキンケア。肌に触れるものは優しいタイプ、そして肌を保湿することが大事です。食事の栄養バランスや生活リズムを整える大切さもお伝えしています。アトピー性皮膚炎のほか、アレルギー性の皮膚炎で受診される方もいます。症状がひどい場合は、かゆみなど症状を鎮静させながら、アレルゲンを特定する検査を行って正しい診断をつけ、短期間で治すことを心がけています。

なぜ皮膚から全身の健康状態がわかるのでしょう?

皮膚は人間の最大の臓器です。皮膚に包まれていることで内臓は守られ、心や体が不調であれば皮膚にサインが出ます。まさに健康のバロメーターの役割も果たしているんですね。長年、診察を続けてわかったことですが、通常の治療ですぐに治る患者さんと、どんな治療をしても改善しない患者さんがいます。この場合、皮膚からのサインであり、別の病気が疑われます。そんな患者さんには、病院での詳しい検査や治療を積極的に勧めます。わかりやすいのが爪の水虫なんですよ。発症する人の中には、糖尿病であるケースがあります。さらに治療をしないまま放置しておくと、細菌が入り足が腫れたり蜂窩織炎(ほうかしきえん)にもなります。皮膚が教えてくれることは本当にたくさんあるんです。体調の悪いときは、自分の目でも確認いただければと思います。

どんな症状があれば受診したほうがいいですか?

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基本的には、どんな小さなことでも違和感を感じるときは受診してほしいですね。例えば湿疹であれば、皮膚に赤みやかゆみが出ているときです。先ほどお話しした水虫であれば、足の指の間を見てほしいです。ふやけてかゆい、水ぶくれ、カサつきなどの症状が挙げられます。爪だと白くなったり、厚みが出たりします。このような症状があるときは、皮膚科を受診してほしいです。当院では、こうした疾患には必要に応じて検査をしてから治療します。血液検査でアレルギーがわかりますし、日用品、化粧品、金属など体に合わないものもパッチテストという手段で原因を探すことができます。原因がわかると、日常生活で気を付けることがわかってきますからね。よくテレビ番組で「悪性のほくろ」が紹介され、心配されて受診される方もいます。悪性が疑われる症状としては、急速に多くなったり変な形をしていたり出血するなどです。気になるときは一度受診をお勧めします。

女性が輝くための手助け

美容皮膚科の診療で心がけていることを教えてください。

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美容皮膚科は、患者さんに対して安全な施術を心がけています。やはり多いのは女性ですが、男性やお子さんもいます。40〜50代の方はしみやほくろの除去、若い方は脱毛が多いですね。新型の機器をそろえて治療・施術を提供しています。今は時代の流れでしょうか、毛深い・あざがあるといった理由で学校でいじめを受け、お母さまが心配してお子さんを連れて来ることがあります。美容皮膚科を受診される患者さんの中には、コンプレックスを抱え悩んでいる方もいらっしゃるので、初診のカウセリングでは、患者さんが話しやすい環境を整えながら当院でできる限りの心のケアにも取り組んでいます。どんな環境にいて、どんなことで悩んでいるのか、その人に合った治療を選択することを心がけています。

今後の展望を聞かせてください。

年齢的には60歳を過ぎて同級生は第一線から退くタイミングではありますが、私は元気なうちは外来の仕事を続けたいと考えています。たくさんの患者さんに通院していただいていますので、先のこと、というよりは現状に精いっぱい取り組んでいきたいなと思います。さらにこれからは高齢者が増えるので、往診ができたらなと思っています。クリニックに来れなくて困っている方々の力になりたいですね。また、大府市では美容皮膚科は少ないので、女性が輝くお手伝いがしたいです。女性は肌がきれいになると心まで元気になったりします。ご高齢の女性は化粧をすると気持ちまで若々しくなるようですよ。生活の活力となる応援ができたらうれしいですね。

読者へのメッセージをお願いします。

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日本人は肌ケアの意識が高いのですが、かえって体を洗い過ぎてしまうことが多いようです。かさかさになり、乾燥でかゆくなることもあります。体を洗った後は、保湿して潤いが保てるようにしてほしいですね。あと、これはお願いになってしまいますが、診察の時にはできる限り全身の状態が見たいと思っています。症状がある所はもちろんですが、それ以外の皮膚の状態を見ることで正しい診断ができるからです。恥ずかしがらずに見せていただきたいですね。2002年の開業して今年で15年がたちました。患者さんの中には私を頼って遠方から診察に来てくださる方がいて本当にうれしく思います。これからも困ったときに頼られるような医院にしていきたいなと思いますので、お気軽にご相談ください。

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