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菊池 直樹 院長の独自取材記事

菊池歯科医院

(福津市/福間駅)

最終更新日:2024/08/09

菊池直樹院長 菊池歯科医院 main

福間駅から徒歩30秒の好立地にあり、駅から出るとすぐに目に飛び込んでくる「菊池歯科医院」。院長を務めるのは、菊池直樹先生だ。木目調で統一された院内は、スタイリッシュで清潔感があり、患者の安全性に配慮したバリアフリー仕様となっている。同院では、特にマイクロスコープを使った治療に注力し、ユニット3台に対してマイクロスコープを2台導入して、患者一人ひとりに対して細部にまでこだわった治療を行う。「できるだけ患者さんの歯を長持ちさせるために、マイクロスコープをフル活用しています」と語る菊池院長。今回は、マイクロスコープを使った治療や患者への思いなどをざっくばらんに語ってもらった。

(取材日2024年7月2日)

かかりつけ歯科として地域住民の歯の健康を保つ

歯科医師を志した理由や、この土地に開業することになった経緯を教えてください。

菊池直樹院長 菊池歯科医院1

私の父親や叔父、いとこが歯科医師だったので、子どもの頃からなんとなく歯科医師になることを想像していました。父親も歯科医院を開業していて、地域の人たちから慕われている姿をずっと見ていたんですね。そのため、「こんな歯科医師になれたらいいな」と思いながら、自然な流れでめざしていたと思います。私は愛媛県出身で、大学進学と同時に福岡県に来ました。福岡歯科大学を卒業してからは九州歯科大学大学院に進学し、その後は佐賀県唐津市の歯科クリニックで研鑽を積みました。この土地に開業した理由は、福津市が妻の実家のある町だからです。縁あってたどり着いたこの地域のかかりつけ歯科として、患者さんの歯の健康を守っていきたいですね。

こちらの患者層や主訴をお伺いします。

この地域は、昔からの住宅街と新興住宅地に分かれており、中学生から100歳の方まで幅広い層の患者さんがお見えになります。特に50~60代の方に多く来院いただいています。患者さんへの治療は、歯周病治療と根管治療が多いですね。また、他院で抜歯を勧められたなど、症状が重い方も結構いらっしゃいます。当院はマイクロスコープを活用した精密な治療を得意としてるので、他院からご紹介いただくケースも多いんです。信頼してくださっているのかなと思いますし、私自身誰に見られても恥ずかしくない治療をしていますので、これからも自信を持って患者さんを迎えたいですね。

患者さんとのコミュニケーションも大切にされているそうですね。

菊池直樹院長 菊池歯科医院2

患者さんには、口頭での説明だけでなく目で見てわかるように、お口の中の写真や動画をお見せしています。特にどのような治療をしているのか、動画によって確認したことがある患者さんは少ないのではないでしょうか。実際に患者さんに口腔内の状況を確認してもらうことで、深刻さがより伝わりやすいように思います。また、治療後の状態をお見せすることで、治療やケアへのモチベーションにつなげていただければと思っています。歯科治療は、患者さんによるご自宅でのブラッシングや食事の改善が必要不可欠です。お口の中の状況を共有することで、日々の努力への意欲を培っていたらいいなと思いますね。ですので、患者さんと「一緒に治療していく」気持ちを大切にしています。そうやってコミュニケーションを取っていくことで、患者さんとの信頼関係も築けると思っています。

マイクロスコープを取り入れた「見える」精密治療

院内には2台のマイクロスコープを導入されていると伺いました。

菊池直樹院長 菊池歯科医院3

はい、ユニット3台に対してマイクロスコープを2台設置しており、2台のうち1台は歯科衛生士専用にしています。というのも、治療だけではなくメンテナンスにもマイクロスコープを活用しているからです。スタッフ全員で使いこなすことで、より精度の高い治療やメンテナンスに対応できるようにと考えています。マイクロスコープを導入したのは、患者さんには自分の歯をできるだけ残して、おいしい物を食べ、人生の最後の最後まで楽しんでほしいという想いからです。「どのような治療であれば、歯を少しでも長持ちさせることができるだろうか?」と日々考える中で、マイクロスコープは必要不可欠だと思いました。歯を長持ちさせるために、治療の精度にこだわろうと思ったら、口腔内を細部まで見ることが必須ですから。もともと歯科医師になった頃からマイクロスコープを使って治療していたので、私にとって身近な機器でもありますね。

どのような主訴で来院された方にマイクロスコープを活用されていますか?

基本的に痛みなどの症状がある患者さんにはマイクロスコープを活用します。歯が揺れて食事ができない、歯茎が腫れて痛いなど重度の歯周病の患者さんもマイクロスコープを使って治療しますね。また、根管治療という歯の根の治療を何度繰り返しても改善せず、他院で抜歯が必要と言われた方も対象となります。それから、かぶせ物をした後に歯茎が腫れたり物が挟まりやすくなったりして、かぶせ物を直したいと希望される方、虫歯を削ってかぶせ物をしたけれど色が合っていない、食べ物がいつも挟まってしまうなど、しっかりフィットしていないことに悩んでいる方にもマイクロスコープを用います。マイクロスコープのメリットは、肉眼では見られない領域の細かな部分も診ることができ、削りすぎない低侵襲な治療を提供できる点です。さらに治療の様子を録画でき、患者さん自身が動画で確認できるので、治療への納得感や安心感、理解度の向上にもつながるでしょう。

マイクロスコープを用いたメンテナンスについて詳しく教えてください。

菊池直樹院長 菊池歯科医院4

先ほども申し上げたとおり、当院では歯科衛生士が専用のマイクロスコープを口腔内のメンテナンスに活用しています。マイクロスコープを使うと、肉眼では見えづらい細部の汚れや虫歯などの発見につなげられるので、歯周病予防や虫歯の早期発見に役立てています。治療前・治療完了直後・治療後でメンテナンス中の歯の状態を写真や動画で比較できるので、歯科衛生士や患者さんがちょっとした変化に気づき、歯の状態を理解しやすくなりますし、患者さんのモチベーションアップにもなるのではないでしょうか。当院がこれほどメンテナンスにこだわるのは、私を含めスタッフ全員が目標としている「患者さんの歯を長持ちさせること」につながるから。メンテナンスで少しの異変に気づき早期治療した場合と、悪くなってから治療した場合とでは、治療の選択肢も異なります。患者さんには将来を見据えて「健康でい続けること」を選んでほしいと強く願っています。

負担を最小限に抑え、健康な歯を持続する

診療の際に心がけていることを教えてください。

菊池直樹院長 菊池歯科医院5

患者さんがせっかく予約して来てくれているのだから、時間内に最大限できることをやりきるつもりで治療しています。そして限られた時間ですのでなるべく患者さんをお待たせしないよう、精密な治療を手早くできるように心がけていますね。他院の先生からのご紹介、ご自身で調べていらっしゃる方などさまざまですが、いずれにせよ喜んで帰ってもらえることを想像しながら対応しています。患者さんから信頼してもらうには、手抜きやいい加減なことをしないのが一番です。当たり前のことを当たり前にコツコツ積み上げるからこそ、患者さんが来てくれているのだと思って毎日感謝しながら治療しています。

今後力を入れたい治療はありますか?

今行っている、マイクロスコープを使った治療の精度をさらに磨きたいですね。現状、幅広い治療ができるのですが現状に満足していません。マイクロスコープを使いこなす素晴らしい歯科医師たちに少しでも追いついて、さらに患者さんに満足してもらいたいと思っています。もっと品質にこだわった治療ができると思いますし、治療時間の短縮にもつながるはずです。ですので、今後も私の得意分野を突き詰めて腕を上げることに専念します。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

菊池直樹院長 菊池歯科医院6

ご自身のお口の中の状況が良くないという自覚がある人ほど、当院に来ていただきたいです。「歯を抜かないといけない」「手に負えない」と言われて、その後の治療を断念している人はいませんか? 当院を受診していただければ、マイクロスコープを使ってしっかり診療し、できる限り歯を残す方法を提案します。皆さんご存じのように、歯は毎日の食事や会話などで無意識で使っているけれど、非常に重要なものです。だからこそ治療が難しくても諦めることなく、一度当院にお越しいただきたいと思います。「勇気を出して治療して良かった」と、思ってもらえるよう全力を尽くしますので、一緒にお口の中の改善をめざしましょう。

自由診療費用の目安

自由診療とは

精密根管治療/5万5000円~15万4000円、ダイレクトボンディング/1万1000円~8万2500円、オールセラミックなど/8万2500円~14万8500円、スポーツマウスピースの作製/1万1000円~

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