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宮松 伸也 院長の独自取材記事

みやまつ歯科クリニック

(出雲市/大津町駅)

最終更新日:2021/12/15

宮松伸也院長 みやまつ歯科クリニック main

国道9号と国道184号が合流する交差点にあり、各方面からアクセスしやすい「みやまつ歯科クリニック」。院長の宮松伸也先生は生まれ育った斐川町への愛着が深く、「自分が習得した技術・知識を地域の人に還元したい」と2012年に開業。「歯科治療は怖い」というマイナスイメージを払拭し、患者が安心して治療を受けられるような「癒やしのクリニック」をめざし、新しい機器や技術を積極的に取り入れている。「地元の患者さんの希望に広く応えたい」と語る宮松先生に、力を入れている診療やスタッフとの関係づくりなどを聞いた。

(取材日2021年7月1日)

子どもの頃からの夢をかなえ、愛着ある地元に開業

歯科医師をめざしたきっかけを教えてださい。

宮松伸也院長 みやまつ歯科クリニック1

叔父が外科の医師で、私が子どもの頃によく病院の中を見せてくれたり、仕事について教えてくれたんです。医療の仕事は誰かがしなければ必ず困る人がいる大切な仕事。叔父自身もプライドを持って仕事をしていることなどを聞くうちに、小学校低学年頃から「自分は医療系の仕事に就くんだ」と使命感に近い気持ちでずっと思っていました。高校生になり、医療系の中でも歯学部を選択したのは血に苦手意識があったから。でも実際に歯科医療を学ぶと、高校生が想像していたものとはまったく違いましたね。それまでは虫歯の治療くらいしかイメージがなかったのですが、歯周病と全身疾患の関わりや、口腔内には口内炎から悪性腫瘍までさまざまな病気があって外科的要素もあり、自分が思った以上にスケールが大きい分野でした。勉強していくうちに、意外にも外科的治療が自分に合っていて、今では抵抗なく処置ができているのでわからないものですね。

大学卒業後は勤務医をされていたのですか?

私は旧斐川町出身で、徳島大学に進学して一回地元を離れたのですが、卒業後は出雲市内のクリニックに10年勤務しました。地元が大好きなので、大学に入る前から「卒業後は地元に帰り、将来は開業をして自分が身につけた技術や知識を地元に還元したい」と考えていたんです。勤務先のクリニックは地域の人が希望する治療に応えていくスタンスだったので、一般歯科から口腔外科、矯正治療など幅広く提供し、私が入職した当初から研修をしっかりと受けさせてくれました。口腔外科や矯正治療の知識や技術のベースはその時に培ったものであり、現在、地元の皆さんが望む治療に広く対応できるのは以前の職場のおかげ。本当に感謝しています。

どのようなクリニックをめざして開業されましたか?

宮松伸也院長 みやまつ歯科クリニック2

開業以来、地域の人たちが健康に暮らしていくために、患者さんが望むものに応えていきたいという想いで診療を続けています。めざしているのは、リラックスして安心した状態で診療を受けてもらえるクリニック。歯科の治療は怖いというイメージが強いので、マイナスのイメージを払拭したいですね。そのためにも、新しい機器や技術は積極的に採用しています。例えばソファータイプの診療台や被ばく量の少ないデジタルエックス線、痛みの少ない電動麻酔器、感染症対策のための口腔外バキュームなどを導入しています。診療では患者さんの希望に応えられるように技術や情報を常にアップデートし、治療計画の説明をしっかりと行っています。ハードとソフトの両面の強化をスタッフとともに常に心がけて、患者さんが不快感や不安を感じることのないクリニックで在りたいです。

患者が望む治療に広く対応できる歯科医院で在りたい

力を入れている診療を教えてください。

宮松伸也院長 みやまつ歯科クリニック3

当院の強みは地元の皆さんが望む診療に広く対応できること。以前の勤務先でしっかりと技術や知識を学ばせてもらえたおかげで、一般歯科はもちろん口腔外科的な処置や矯正にも対応しています。最近は矯正やホワイトニングなどの審美的な診療を望む方が増えていて、中でもマスク生活で口臭が気になるというご相談が多いですね。皆さんの希望に応えるために、私たちも良い技術や機器を積極的に探していますが、患者さんの悩みをきっかけに新たに導入することもしばしば。例えば口臭測定器やマウスピース型装置を用いた矯正は、患者さんの相談から導入しました。できるだけ患者さんのご要望に応えたいと思っているので、すぐには応えることができなくても、スタッフみんなでどうすればよいか話し合い、勉強し、きちんと結果を得られるような診療に努めています。

予防やメンテナンスへの取り組みはいかがですか?

歯周病やその原因菌は全身にも影響します。アルツハイマー病との因果関係はかなり明確になってきていますし、糖尿病や脳梗塞、心筋梗塞などの循環器系疾患との関わりや、低体重児や早産のリスクが高まる可能性があることがわかっています。患者さんが受診するきっかけは、食べにくい、血が出るなどお口の状態が気になってのこと。けれども全身の健康のことも考えてほしいので、積極的にこうした情報を提供をしています。その上で、個々の患者さんのブラッシングの状況、病態などを見極めて望ましいメンテナンスを提案していますが、患者さんの生活背景や希望もありますので、すり合わせしながら計画を立てています。地域の方が求めるものを提供し、さらに皆さんの予防に対する意識が高まって健康的な生活を送ってくれることが理想です。

スタッフと共有する意識についてお聞かせください。

宮松伸也院長 みやまつ歯科クリニック4

採用の面接時から伝えているのが「患者さんが第一」という言葉です。当院のコンセプトは、「地元の患者さんが求める歯科医療を広く提供する」。スタッフとともに患者さんが不快感を感じず、リラックスして診療を受けていただくことを大前提に、説明をしっかり行い、納得していただいた上で治療を進めています。同時に大切にしているのが学びの姿勢。すでにできていることでも常に新しい刺激を求めて吸収してほしいですね。スタッフたちとは共通の趣味があって、みんな釣り好き。オリジナルのTシャツをつくり、夜釣りに出かけています。釣りの時は私がお世話係になって、みんなの間を動き回っているんです。共通の趣味があることでコミュニケーションが深まって、良いチームワークを築けています。

将来の健康のために、身近なかかりつけの歯科医師を

患者は地元の人が中心ですか?

宮松伸也院長 みやまつ歯科クリニック5

出雲市と旧斐川町の中間地点にあり、両方からアクセスが良い大通り沿いにあるので、どちらからも患者さんがいらっしゃいます。ホームページを見た人や誰かの紹介で来る人が多く、地元を中心に温泉津や松江、最近は隠岐からの患者さんが増えています。あとは地元の大手メーカーがブラジル人を積極的に雇用しているので、ブラジル人患者さんがとても多いですね。最初は日本語が達者な数人が来てくれていたのが、クチコミで急速に広がったようです。ブラジルの人は歯の健康への意識がとても高く、定期的なクリーニングにもしっかり通ってくれるんですよ。日本語を話せない人には通訳アプリを使ってコミュニケーションを図りますが、正確にニュアンスを伝えたい時は通訳さんを連れてくるようにお願いして、食い違いが起きないように気をつけています。

地域の人に啓発したいことはありますか?

大人になると、仕事や家庭が忙しくて歯科医院から足が遠のく人は多いです。それでも女性は見た目の問題など、美意識とも関連して自分から受診してくださるのですが、男性はなかなか難しいですね。働き盛りの世代の方は、ご本人がお口の健康を保つように意識することはもちろん、事業主の方も従業員のお口の健康に関心を持っていただけるとうれしいです。10年おきの歯周病検診はぜひ受けてください。多くの方が、痛みや不具合が出てから受診されますが、それはすでに進行した状態。一回削った歯は元には戻りませんし、若い時から定期的に通って良い状態を保ったほうが、放置した時と比べ治療費や時間を節約できます。全身の健康とも関わりが深いので、最初の一歩を踏み出してかかりつけの歯科医院と管理をしてほしいですね。

読者へメッセージをお願いします。

宮松伸也院長 みやまつ歯科クリニック6

自分に合うかかりつけの歯科医院を見つけ、長くお付き合いをして良い状態をキープしてください。何か不具合があってからではなくて、何もなくても定期的に通って良い状態を維持し、生涯元気にごはんを食べていけるお口でいてほしいです。定期的なクリーニングや早期虫歯の治療には特殊な技術は基本的に必要なく、一般の開業医で十分だと考えています。ご自身のライフスタイルや人間性に合う歯科医院を身近に見つけてほしいです。当院もまた、地元の方たちに必要とされ、長く寄り添っていく歯科医院で在りたいと思っています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

マウスピース型装置を用いた矯正/38万5000円~、ホワイトニング/1万1000円~

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