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伏谷 俊朗 院長の独自取材記事

ふしたにクリニック

(枚方市/牧野駅)

最終更新日:2019/08/28

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京阪本線牧野駅からすぐの「ふしたにクリニック」。内視鏡検査を軸に、高血圧や糖尿病などの生活習慣病からAGA(男性型脱毛症)、ED(勃起不全)まで幅広い悩みに対応するクリニック。日本消化器病学会消化器病専門医、日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医である伏谷俊朗(としあき)院長は「丁寧」「安全」を重視した検査によるがんの早期発見に力を注ぐ。さらに「病気に苦しまず、元気で長生きし、コロリと最後を迎えよう」という「ピンピンコロリ」の推進に向けて、高齢の患者の背景にある生活環境や家族への目配りも心がける。そんな伏谷院長に診療方針や将来の展望などを聞いた。
(取材日2018年5月17日)

急性期病院で素朴な疑問を感じて開業

医師をめざしたきっかけを教えていただけますか?

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母親が薬剤師をしており、当時海外の医療ドラマがはやっていて興味があったのと、従兄や兄が医学部に進んだこともあって医療関係の仕事に興味を持ちました。京都にある薬科大学に進みましたが、2年生になった時やはり医師になりたいという気持ちが強くなり、香川大学医学部に入学しました。大阪の河内長野市に生まれて、高校卒業までずっと大阪で暮らしていたので香川はのどかで楽しかったですね。うどんもものすごく安くておいしいですし(笑)。

開業までのことを教えてください。

医学部卒業後、香川大学医学部附属病院の消化器・神経内科で勤務しました。大学生の臨床実習の時に消化器内科を回り、胃カメラとか面白そうだと消化器内科を専門にしたんです。その後、香川の坂出市や京都市、高槻市の病院で働きました。内視鏡検査や消化器系疾患の治療に特化していたのですが、そうすると糖尿病など身近な病気を診る機会がほとんどないんです。高血圧の薬のことすらよくわからないという感じでした。そのため、もっと自分の医療技術の幅を広げるために往診専門のクリニックなど、さまざまなスタイルの医療機関で消化器以外の疾患の勉強をしたんです。そうやって病院で勤務していく中で、いろいろなことを1人で責任をもってやっていく、それには自分で開業すればいいという思いが募っていきました。

クリニックが掲げるテーマがありますね。

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「ピンピンコロリ」や、がんの早期発見などによる「予防医学」。そして人それぞれの価値観に合わせた「豊かなライフスタイル」の実現の3つです。病気の進行は10年~30年といった長いスパンで捉える必要があります。事前の検査などで前兆を察知し高血圧、脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病をきっちり治療して脳卒中や心疾患のリスクを軽くすることで「ピンピンコロリ」に近づけることが可能と考えます。高齢化の影響もあり、がんで亡くなる方が増えていますが、胃や大腸の場合、内視鏡で切除できる段階だと治癒できる可能性が高いため早期発見が大切です。それに加えて男性型脱毛症(AGA)やED(勃起不全)などの治療を行ってより良いライフスタイルを提案していくというわけです。

病気を見逃さないためのこだわり

日本内科学会総合内科専門医の資格も持っておられますね。

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最近、専門以外の分野は全然わからないと、他の領域のがんの見落としがあったというニュースがありました。昔と違い、医療分野が細分化されてきた弊害として他の領域の病気に関してはあまりわからないといったことが多くなっているのも事実です。総合内科専門医は、幅広い知識が要求されるため、一度自分の医療情報全般のアップデートも兼ねて資格を取得しました。これからの時代は、高度な専門性を保ちつつ、なおかつ専門で見てもらったほうがいいと早めに察知する能力が問われているかと思います。

診療で心がけていることは?

患者さんが安心して相談し、納得していただけるようにわかりやすく説明すること、常に新しい医療技術を取り入れて提供していくことはもちろん、まずは患者さんを部分的ではなく全体的に診察することです。糖尿病と動脈硬化など、病気はリンクしている場合が多いので、専門の医師でなければ対処できない病気を除いては体の不調を当院だけでトータルケアしたいのです。それが患者さんにとっても便利ですし、私の開業の理由の1つでもあります。それに、お年寄りや、そのお子さんやお孫さんといった家族ぐるみで受診されるケースも多いので、例えば、ご高齢の患者さんの親族が来院した場合は、「少し物忘れが進んでいる気がしたのですが」といったこともお伝えしやすいです。それは大規模病院とは違うメリットですので生かしていきたいですね。

こちらでは、胃・大腸の内視鏡検査も受けられますね。

本来の専門ですし、がんの早期発見には有効ですから「ピンピンコロリ」などの当院のテーマに深く関わります。「丁寧」「安全」を重視しており、特徴は胃カメラの場合、患者さんが強く希望しなければ鎮静剤などは使わず、ほとんどの場合は鼻から挿入する経鼻内視鏡検査を行います。鼻の穴が狭すぎてカメラが挿入できない場合は、口からの内視鏡検査を行います。経鼻内視鏡は患者さんの体の負担が少なく、画質も以前に比べると向上していますので、検査精度の問題はないと考えてよいでしょう。当院では、最初から経口希望の方を除けば、98%の方が鼻からです。さらに患者さんが話せますから「ちょっとしんどい」と言われれば、胃の空気を抜いて負担を減らすといったこともしやすいのです。

なぜ、鎮静剤を使わないのでしょうか?

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患者さんの意識を通常と同じように保つためです。部位によっては患者さんに大きく息を吸ってもらったほうが鮮明に見える場所があるので、明確なコミュニケーションが必要です。不安に思われるかもしれませんが、えずきを軽くする呼吸法などしっかりアドバイスして対応します。一方、大腸は検査に支障がないので鎮静剤を使います。細心の注意を払いますが、胃カメラと異なり、入れるときに痛みが生じることがあります。痛みが強いと腸が緊張して、後々の検査や治療に影響があるんです。また、ポリープがあれば画像を拡大して形など詳細に確認し、がんの可能性がないかなど探ります。10ミリくらいまでなら当院で切除して組織検査ができます。大きいポリープの場合は出血や穿孔などのリスクが高くなるため、入院設備のある総合病院へ紹介してます。ただ、その頻度は非常に低く、ほぼ当院での治療で終了します。

時代に向き合い、患者に寄り添って

内視鏡検査はどのようなきっかけで受けるのが良いのでしょう?

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40歳を過ぎたら受けてほしいですが、しつこい便秘や腹部の張り、便に血が混じるといった症状や不安があったら受診してほしいです。当院では胃の不調で来られた患者さんには内視鏡の前に腹部の超音波検査をしています。胃痛で、別の医療機関で異常なしと診断された患者さんが、胆石だとわかったこともありました。内視鏡検査に注力していますが、やはり病気の診断には総合的な判断が必要です。それに検査をすれば、胃がんの原因となるピロリ菌の有無や胃の荒れ具合がわかり、その後の定期検査が2~3年に1回なのか1年に1回なのかということもアドバイスもできます。

現在、課題と感じていることはありますか?

もともと65歳以上の患者さんが多かったのですが、進行する高齢化への対応が課題ですね。お年寄りには家庭環境にも目を配ることが必要になってきています。家族による介護などの負担が限界ではないかといったことも見極めて介護施設などについてアドバイスをすることも、さらに重要になっていくでしょう。特に課題なのは一人暮らしのお年寄りの方への対応ですね。容態が急変したときに備えての体制づくりなど自治体などと連携して進めていくことも必要だと感じています。

最後に、今後取り組んでいきたいことについて教えてください。

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インターネットやITを活用した遠隔診療への対応です。何度も来院するのが負担になるお年寄りの方や遠方から来られる方の場合は、内視鏡検査の結果をテレビ電話のようなシステムでお伝えするケースも増えてくるでしょうから対応していきたいですね。カプセル状の内視鏡を飲み込んでもらって検査するといった技術も進むのは確実です。私自身の知識や技術をブラッシュアップして、患者さんのメリットになることは取り入れていきます。一方で、勤務医の時より時間に余裕もできて患者さんともより密にコミュニケーションがとれるようになりました。技術が進んで時代が変わっても、気持ちをくみとることは医療に不可欠ですので、患者さんの人生に寄り添う姿勢はさらに強めたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ED/5000円(初診料)、AGA/5000円(初診料)

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