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能登原 靖宏 院長の独自取材記事

のとはら歯科医院 芦屋診療所

(芦屋市/芦屋駅)

最終更新日:2024/02/05

能登原靖宏院長 のとはら歯科医院 芦屋診療所 main

阪神本線芦屋駅北口から徒歩1分。グリーンの壁面が目印の「のとはら歯科医院 芦屋診療所」は2011年に開業。診療時間は午前、午後、夜間の3部制に分かれ、夜間は21時までと、さまざまなライフスタイルを持つ患者が利用しやすいように設定されている。当院を率いる能登原靖宏院長は、日本歯周病学会の歯周病専門医に認定されているプロフェッショナルだ。歯周病治療をはじめ、一般歯科、小児歯科、インプラント、ホワイトニング、審美歯科、口腔外科、矯正歯科など歯科治療全般において高い技術での治療を提供。介護施設への訪問治療や保育園の校医を務めるなど、口腔内の健康を守るパートナーとして地域住民の信頼も厚い。「歯の寿命を伸ばす」ことを目的に、患者に負担がかからない治療を行う能登原院長からさまざまな思いを聞いた。

(取材日2023年12月4日)

歯の寿命の延伸をめざす治療に注力

こちらで診療している内容と治療方針について聞かせてください。

能登原靖宏院長 のとはら歯科医院 芦屋診療所1

歯に関する全般的な治療を行っています。歯科医院を開業すると決めた時に、すべての分野において質の高い治療ができるオールマイティーな歯科医師になることを自分に課しました。患者さんの歯の寿命の延伸をめざす治療を行っており、できるだけ削らない、抜かない治療で、痛みを取ることだけでなくしっかりと治すことを心がけています。「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」。これは厚生労働省と日本医師会が推進している“8020運動”の言葉ですが、当院の患者さんにもこれを実現していただきたいと思っています。

院長は、歯周病専門医の認定を受けていらっしゃいますね。

大学卒業後、大学院の歯周病学講座に進み、最新の歯周病治療、特に再生医療について学び、歯周病と全身疾患との相関性、特に動脈硬化や心臓血管疾患に及ぼす影響について研究してきました。在学中にはコロンビア大学に留学し、最先端の歯周病治療について学びました。今は内科医師との連携も強化し、事前にリスクを回避するなど研究で学んだことを生かしています。歯周病は歯周病原菌による感染症で、歯垢などが原因で発症し悪化します。そのため治療は、歯垢や歯石を取り除く歯周基本治療に重きを置いて行っています。これは患者さんが自分で行うブラッシングと、治療の際に行う専門的なプロフェッショナルケアをセットにしたものです。まだ歯周病になっていない人は予防を、すでに症状が出ている人はすぐに治療を始めることをお勧めします。

どのような患者さんが多くいらっしゃっていますか?

能登原靖宏院長 のとはら歯科医院 芦屋診療所2

年配の方からファミリー層、働いている方など、全世代の方に満遍なくいらしていただいています。現在歯科医師は、私と非常勤3人の4人体制です。診療時間は9時30分から12時30分、14時から17時、木曜と土曜を除いて18時から21時の夜間も診療していますので、さまざまなライフスタイルをお持ちの方に通っていただきやすい歯科医院ではないかと思います。診療時間が長く、一般の歯科医院と比べると倍以上の患者さんを診ているかと思いますが、すごくやりがいがありますよ。院内の待合室は、カフェのようなカウンターにしており、インテリアはシックな雰囲気に。治療スペースはナチュラルで温かみのあるカラーリングや素材のものを使用し、緊張感が和らぐような空間にしています。

口腔内の機能を低下させず、確実に守ることを重視

先生は、どのようなご経歴を歩まれてきたのでしょうか?

能登原靖宏院長 のとはら歯科医院 芦屋診療所3

祖父の代から代々続く歯科医師の家庭に育ち、尊敬する父の後を継ぎたいという思いから、歯科医師をめざしました。大阪歯科大学に入学し、歯学について学びながらラグビーに没頭。在学中にはシドニー大学への留学も経験しました。大学院では歯周病治療を研究し、卒業後は大阪歯科大学歯周病学講座専任教員として、臨床・研究・教育に携わっていました。その後、大学を退職して開業へ。芦屋は15年前まで祖父が倉内歯科医院を開業していた場所です。私の地元でもあるので、慣れ親しんだ土地で、地域の方々の健康を守っていきたいという思いです。

院長が診療において意識されていることを伺えますでしょうか。

芦屋にお住いの方々は年齢層が高いので、加齢によって口腔機能が低下する“オーラルフレイル”の治療や対策にも注力しています。放置すると、歯を失ったり、噛む能力が低下してしまい、食べることにさまざまな悪影響が及ぼされてしまいます。その結果、体全体の健康が衰えてしまうケースが多くあります。オーラルフレイルは、虫歯や歯周病の予防を行い、少しでも歯を多く残すことがポイントです。患者さんの状態に応じて、負担がかからないような治療を大切にしています。歯は、ネガティブに言えば、虫歯も歯周病も放置すれば失っていく一方です。年齢の変化にどれだけ抗えるかが一番大切なところだと思いますので、何かスペシャルな治療を行うというよりは、口腔内の機能を低下させず、安定して確実に守っていく治療を意識しています。

歯を残すために、私たちはどんなことを気をつけていくべきですか?

能登原靖宏院長 のとはら歯科医院 芦屋診療所4

やはり若い頃からの予防の積み重ねが大切ですが、歯が何ともない中で、自発的に予防を意識することは難しいですよね。痛みなどがなければ受診する機会がなく、状態が悪くなってから初めて気にされる方も多いのではないでしょうか。予防のためには歯科検診を受けて、問題のあるところの早期発見、早期治療を行うことが重要です。小学校から高校までは歯科検診を行っていますが、大学以降になると、自分で受けに行かなければならなくなるため、極端に歯科検診の受診率は下がります。年齢を重ねて歯のトラブルの自覚症状が急に出始めた時は、症状が進行してしまっている場合が多いです。口腔内の機能は年齢に応じて皆さん落ちてきますので、若年期からしっかり歯科検診を受け、健康な状態をどう保っていくかが重要です。節目年齢歯科検診といって、40歳、50歳、60歳、70歳になる方に向けた制度もあるので、積極的に活用していただければと思います。

長く信頼され続けるために、気持ちをくみ取る対話を

院長は地域に向けてさまざまな診療も行われていらっしゃるかと思います。

能登原靖宏院長 のとはら歯科医院 芦屋診療所5

昼休みを利用して介護施設への訪問診療を行ったり、保育園の校医なども担当しています。私がよく伺う特別養護老人ホームですと、常時介護を必要とする寝たきりの方も多くいらっしゃいます。そのような患者さんに対し、どこまで口腔内機能をキープして食事ができる状態を作るかというところを診ています。例えば、この患者さんであれば常食が食べられる。あるいは、この患者さんは刻み食やとろみをつけた食べ物に変えましょう、といったことを施設の栄養士さんやケアマネジャーさんとコミュニケーションを取りながら診療しています。食事ができないと患者さんは明らかに衰弱していくので、弱っている方にどんなアプローチをすべきかと考えることは、すごく難しいポイントです。直接生命に関わる非常に重要な仕事ですし、やりがいも感じています。

院長にとって、どんなことがモチベーションとなっているのでしょうか。

患者さんからの信頼がモチベーションになっています。一方で、10年、20年とずっと信頼と信用を守り続けることが一番難しいところだとも思います。治療を続けていく中で、もちろん治らないケースもありますし、治療方針に対して患者さんの迷いが生じる場面もあるはずです。その中で、患者さんの信頼を得るために大切なことは、先進的な医療や技術の提供だけではないと思うのです。患者さんが感じていることを、いかに理解して共感できるか。その上で、どんな治療を提案していくかが大切だと考えています。患者さんの気持ちを大切にして、相手を家族だと思って真心を持って丁寧に治療することを信念としています。

今後のご展望と、読者の方々へメッセージをいただけますでしょうか。

能登原靖宏院長 のとはら歯科医院 芦屋診療所6

患者さんの不具合を治して満足していただけることをめざして、今もこれからも変わらず、いつまでもご自身の歯で健康に過ごしていただけるような治療を行っていきたいです。ビル3階にも診療スペースを設け、こちらはホワイトニングや審美歯科などの美容面を診るスペースにしています。治療と美容は別ですので、そのすみ分けをすることで患者さんも居心地良く過ごしていただけるのではないかと思っています。当院は“来やすさ”を重視した歯科医院です。今日すぐに診てもらえないかとお探しの方も、可能な限り診療させていただきますので、お気軽にお問い合わせください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/15万円、セラミックインレー/3万8000円、部分矯正/30万円、ホワイトニング/1万2000円

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