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水井 愼一郎 院長の独自取材記事

かわしまファミリークリニック

(各務原市/高田橋駅)

最終更新日:2022/11/09

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岐阜バス・名鉄バスの川島停留所のすぐ目の前、住宅街の一角で2011年から診療を続ける「かわしまファミリークリニック」。20台分の広い駐車場があり、自家用車でのアクセスも便利だ。シンプルな外観で、白を基調とした院内は清潔感があり広くて明るい印象。開業して約10年を経てもきれいに保たれており、清掃が行き届いていることが伺える。待合室は天井が高く窓も大きいため、解放感がある。診療内容は内科・外科・リハビリテーション科・小児科・肛門外科で、幼児から高齢者まで地元住民から信頼を集めている。そんな同院の開業のきっかけや診療に対する考えなどを水井愼一郎院長に聞いた。

(取材日2022年7月11日)

ファミリー全員で通える、地域に根づいたクリニック

開業のきっかけについてお聞かせください。

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私の専門は外科なのですが、勤務医として多くの手術やがん治療を経験しました。次のステップとして考えたのが、開業医という立場で地域医療に貢献することでした。いつかは開業しようと考えていたので、早いほうがその地域に長く根差して医療を提供できますしね。2011年に当院を開業し、2022年で12年目となります。私は名古屋出身なのですが、大学が岐阜大学だったので岐阜にはなじみがあり、ご縁があった川島町を開業の地に選びました。川島町は人口に対して医療機関が不足していたため、地域に貢献できるのではないかと思ったのです。

診療で心がけていることや、診療方針について教えてください。

専門性に特化するよりも地域の皆さんにとって適切な医療につなぐ「窓口」でありたいと思っています。そのため、まずはどんなことでも相談してもらって当院で診療をして、必要に応じて迅速に大規模病院などと連携をしています。そして、紹介先の病院で手術などを終えてから、経過観察で当院に戻って来る患者さんも多いです。診療科にとらわれず幅広い疾患に対応しているのも特徴で、診療の際は患者さんが服用しているさまざまな薬の把握やその調整も行っています。年齢を重ねれば、血圧や腰痛などさまざまなお悩みが増えていきますが、すべての症状を完璧に治そうとすると、かえって患者さんの日常生活の負担になってしまうこともあるんですね。そのため飲んでいる薬が過剰であればそれを調整して減薬するなど、患者さん一人ひとりの年齢に合った適切な医療を提供するよう心がけています。

この地域の特徴、患者層について教えてください。

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2004年に各務原市に編入された川島町は木曽川の中州で構成されていて、全体が川に囲まれている町です。岐阜県と愛知県、それぞれとつながりが深い地域でもあります。中州という特性上、高層ビルよりも戸建住宅が多く開発されていることから、近年は若いファミリー層が多く流入し、若い世代、子どもが多い地域です。そうした地域性もあり、来院する患者層は幅広く、乳幼児から高齢者までいらっしゃいます。ファミリー全員で通院できるような地域に根づいたクリニックとして、地域の皆さんの健康を守っていきたいですね。

小児科の診療には、専門家を呼んでいるとお聞きしました。

小児科は私も診察しますが、岐阜大学医学部附属病院の小児科から専門の先生に来てもらって診察しています。2022年7月現在では、週3日・午前中のみ小児科の専門家の診察を受けることができます。私は専門分野に関わらず、幅広く診療していますが、小児に関しては大人の体をそのまま小さくしたわけではないため、小児の専門家に診てもらうほうがご両親も安心だろうと考えます。大学病院の医師が直接診察することで、一般的な小児科では対応が難しい、専門性が求められる診察も可能なことが、当クリニックの強みでもあります。

病気の早期発見のため、検診の重要性を伝え続ける

開業前の経歴を教えてもらえますか?

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専門は外科で、勤務医時代は数多くの手術やがん治療に携わり、救命救急での対応も含めて非常に幅広く診療してきました。勤務した病院も、大規模病院から中小規模までさまざまです。そうした幅広い経験のおかげで、一通り診ることができる今のクリニックのスタイルを実現することができました。

そもそも先生が医師をめざしたきっかけ・外科医になった理由は何だったのでしょう。

幼稚園の頃から医師になることが夢でした。その夢を抱いたきっかけは、あまりに幼い頃なので正直覚えていないんです。でも、その後も意志が変わることはなく、一生懸命勉強して夢をかなえました。外科医になった理由は、私の抱く医師のイメージが手術をする医師だったからです。自分の目で見て、自分の手で病気の原因になっている部分を取り除いていくといった治療は、外科医だからこそ経験できること。患者さんに貢献している実感も持てますし、やりがいは大きいです。外科の中でも専門は、消化器・乳腺です。

検査・健診の重要性について、どのようにお考えですか?

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がんは早期発見が何より大切です。そのため、通常の健康診断・血液検査だけでなく、がん検診の受診を促すことに注力しています。症状が出てしまってからできること、その前に見つかればできることがあります。風邪などでかかりつけの病院に通っているだけではがんは見つかりませんから、きちんとがん検診を受けていただきたいです。今は麻酔の技術が進化するなどの理由で、手術の負担も以前よりも軽減されています。手術というのは摘出する腫瘍の大きさによって、術後の大変さが変わります。早期で見つかれば、患者さんの負担軽減にもつながりますし、治療の選択肢の幅も広がりますから、検診を受ける重要性はお伝えしています。手術から緩和ケア・支持療法に至るまで、がん治療に長年携わってきたからこそ、患者さん本人やその家族にとって病気の早期発見がいかに重要であるかを痛感し、検査や検診の重要性をできる限り訴えています。

地域医療の窓口として、この町に住む人たちを支えたい

新型コロナウイルス感染症への対応・感染症予防対策を教えてください。

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新型コロナウイルス感染症への対応としては、PCR検査機器を早くから導入するほか、ワクチン接種にも積極的に協力しています。検査を外部委託すると、検査結果が翌日以降になってしまうため、当院内にPCR検査機器を2台導入することで、すぐに結果を知ることができます。また広い駐車場を利用して、ワクチンの集団接種にも対応してきました。これらの取り組みに力を入れているのは、地域医療の窓口をめざす当院として、地域の皆さんに貢献したいという思いが根底にあるからです。もちろん感染症対策も徹底しています。発熱患者さんを専門に診る外来は、多目的室だった部屋を改装した個室で行い、クリニック入り口から直接入室できるようにしていますし、3つある診療室もそれぞれ広いスペースを確保しています。以前はキッズスペースもあったのですが、待合室として拡張することで、密を避ける工夫もしています。

今後の展望・課題はありますか?

小児科の専門家の診療は現在週3日ですが、地域に子どもたちが増えているので、いずれは固定で診ていただける先生をお招きしたいと考えています。また、現在は医療機関の少ない地域のクリニックとして、新型コロナウイルス感染症の対応が非常に多いです。もちろん、地域医療の窓口として懸命に対応していきますが、感染拡大が治まった後は、一般診療や検診など、地域住民の皆さんが健康のために気軽に通えるクリニックとして、本来の姿に戻ることで地域に貢献していきたいですね。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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当院の小児科では、岐阜大学医学部附属病院の医師が診察しており、一般的な小児科では対応できないような専門性が求められる診察も可能です。大学病院に通うとなると患者であるお子さんも親御さんも大変だと思いますので、なかなか改善しないお悩みを抱えている方もお気軽にお越しいただきたいですね。あと、診療ではできるだけ患者さんの話をゆっくり聞きたいと思っているのですが、朝一番など午前中は来院者が集中してしまう傾向があります。午後や夕方など来院者が少ない時間帯に来てもらえると、じっくりご相談に乗りやすいですね。何度か通院される方は次回予約をご利用いただくと待ち時間を減らせますので、ぜひご活用ください。もちろん急な体調不良などは、遠慮せずにすぐお越しください。

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