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佐藤 慎二 院長の独自取材記事

乙川さとうクリニック

(半田市/乙川駅)

最終更新日:2019/08/28

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「すべては患者さんのために すべての患者さんのために」。そう力強く語るのは、全幅の信頼を寄せるスタッフの協力とともに日々診療にあたる佐藤慎二院長である。白を基調としたスタイリッシュな建物が目印の「乙川さとうクリニック」は、新しく整備された乙川環状線沿いにある。クリニック裏側には稗田川が流れ、その横の小道は天気の良い日に散歩を楽しむのにぴったりだ。周辺に学校が多く、生活に便利な施設も豊富なため、子どもから高齢者まで幅広い世代が数多く暮らしている。この地で、佐藤院長は内科全般はもちろん、呼吸器疾患やアレルギー疾患、感染症、生活習慣病などの豊富な知識を生かし、患者一人ひとりに寄り添った質の高い診療を行なっている。そんな佐藤院長に、クリニックへの思いを語ってもらった。
(取材日2017年5月15日)

地域のクリニックだからできる、質の高い医療をめざす

先生が、ここで開業された理由は何ですか?

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大好きな半田市、それも乙川亀崎地域で医療に携わることができて幸せです。そもそも半田市との出会いは、名古屋大学医学部内科からの人事で偶然にも半田病院で勤めさせて頂いたことです。勤めてすぐにここが大好きになりました。その理由の一番は地域性、つまり地域住民のつながりが強く、和気あいあいとしたお土地柄です。たとえばお祭りは地域全体で取り組むのがここの流儀です。住民が自分の町をリスペクトし、そして大切にしています。そして当院が建つ、ここ乙川亀崎地域は伝統と新しさが混在する半田市のなかでもスペシャルな地域です。私は「開業するなら、ここしかない」という思いで、ここに医院を建築しました。

どんな患者さんが来院されますか?

アレルギーや呼吸器の症状で長く苦労している方、健診異常があって、ひとまず相談にみえる方などいろいろな方がみえます。私は、内科とくに呼吸器科を中心とした専門の医師ではありますが、「かかりつけ医」という立場で専門にとらわれない幅広い診療をめざしています。お一人お一人に健康の岐路があります。当院はその都度、ご相談に乗り、寄り添い、お役に立ちたいですね。例えば最近、高血圧で通院中の患者さんで、日常生活を普通に過ごし、むろん自動車運転もしている方を軽度の認知症と診断しました。つまりこの方は、まもなく運転免許は返還しなければならないのです。そういう方の発症予防や早期発見は「かかりつけ医」の役割りのひとつです。私たちは地域の期待に応える総合的な診療を提供できるよう尽力したいと思います。

普段の診療ではどんなことを心がけていらっしゃいますか?

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なぜ受診されたのかを大切にしています。例えば風邪症状を訴えている患者さんであっても受診の思いはお一人お一人で異なります。「普段からよく風邪をひくので心配」という方がいれば、「翌日に大切な仕事があるので早めに受診した」という方もみえます。その思いに私たちが気付くことが大切です。「難しい風邪ではないから大丈夫です」「明日の朝には解熱するのでご安心ください」などちょっとした私たちの言葉を聞いた時の、患者さんの安心された表情が印象的です。当院の合言葉である「すべては患者さんのために すべての患者さんのために」は、患者さんのお気持ちになって医療を提供する私たちの行動理念を表現しています。私たちは院内で定期的にミーティングを行い、患者さんからの声を共有しています。そして患者さんのためにお役にたてることをさがしています。

チームワークによって、患者のニーズに全力で応える

以前は大きな病院に勤務されていたそうですが、当時と現在ではどんな違いがありますか?

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病院勤務していた頃は、検査内容や医療費について患者さんからご意見されることは経験がなかったのですが、開業したら「今日は検査をしてほしい」「もう少し安価な治療薬が良い」という患者さんのご意見をお聞きするようになりました。話をお聞きし、ご説明すると理解して頂けるのですが、事前の説明が不十分だったんだと知りました。そこでメディカルスタッフや看護師とコミュニケーションをとり、患者さんの診察室以外でのご意見やご様子を情報交換するようにしました。すると多くの有用な情報が入ってくるようになりました。スタッフとのコミュニケーションは、患者さんとのコミュニケーションと同じくらい大切です。以来、さまざまな情報をもとに患者さんのご意見に配慮して診察できるようになりました。納得のうえで医療を受ける方が治療効果も上がるはずです。

こちらのクリニックでは、スタッフの人数が多いですね

質の高い診療を提供したいと考えた結果です。質の高い診療は、医師である私はもちろんですが、メディカルスタッフ、看護師など、院内の力を合わせてこそ実現できます。具体的には、私が患者さんと話す時間を増やせるように診察室にスタッフを増員しました。また受付のスタッフを増員し、体調のすぐれない患者さんをお待たせしないように配慮しました。人数が増えた分、院内スタッフ間のチームワークも重要になりました。幸いスタッフは地域や患者さんのお役にたつことをやりがいと考えて取り組んでいます。私が診察に集中できる環境を作りだすスタッフはクリニックの財産です。隣接する調剤薬局の薬剤師とも協力し、受付から始まって薬をもらって帰るところまで、安心して利用していただける医療を提供したいと思っています。

在宅医療も行なっているそうですね。

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半田市は、かねてから訪問診療に熱心な医療機関が多く、在宅医療環境は整った地域です。それでもなお訪問診療の受け皿が不足していました。そこで開院当初から訪問診療に取り組みました。実際に始めてみると、自分ひとりではとても処理できないほどの仕事量でした。しかし半田市では訪問看護、介護、そして行政がとても熱心に在宅医療を支えてくださいます。おかげで現在も訪問診療を継続しています。ここでも院内外の多職種のスタッフのチームワークに感謝です。訪問診療はクリニックと地域をつなぐきっかけであり、当院の大切な役割のひとつです。通院中の患者さんが、やがて通院できなくなった時も「私がご自宅に訪問します」と言えるのは、医師としてうれしく思います。

適切な医療情報を、患者と地域に発信する

クリニックならではの特徴はありますか?

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当院では日常の診療だけでなく、予防医療にも力を入れています。例えば、肺炎を予防するワクチン接種が挙げられます。肺炎は重大で生命に関わる病気なのですが、いちど罹患すると繰り返し発症し、やがて生活に支障をきたすようになります。そこで私は、肺炎にかかったことがない患者さんにこそ予防接種が有効であることを情報発信しています。接種の決定権は患者さんにあります。ゆえに、少しずつ何度かお話しさせて頂き、検討して頂ければいいかなと思っています。また、医療情報を発信する相手は患者さんだけではありません。当院では、医師会や医療関連施設での勉強会などの機会があれば、積極的に講演活動をしています。医療側も、地域をあげて適切な医療情報を共有することが大切なんです。

検査や治療の説明をするうえでの工夫がありますか?

医療は特殊な専門分野です。医師から詳しく説明を受けても、なお分からないこともあるのではないでしょうか。医療情報の発信や共有はそれだけ難しいのです。まずは医療側が専門性を発揮し、患者さんのために尽力するという信頼関係が大切です。その前提で検査や治療の大きな流れがわかるような説明、つまり今後の長期的な計画をお話しするようにしています。私が計画的に検査や治療を考えていること知れば、患者さんはきっと安心されると思います。時間や手間のかかる治療であっても、協力して目標に向かうことができます。

最後に、今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

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当院が患者さん、地域、スタッフをつなぐ架け橋になれるよう成長し続けていきたいと思います。患者さんと地域のお役に立つクリニックであるために、地域のみなさまから遠慮なくご意見を頂ければ嬉しく思います。「あのクリニックがあって良かった」、「あそこで診てもらえば安心」と言ってもらえる信頼を提供できれば最高です。病気のことは、治療したほうがいいのか、そのままにしておいていいのかの判断が難しいものです。そんなときこそ、地域の「かかりつけ医」である私たちにまずご相談ください。 きっとお役にたつことができます。

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