全国のドクター9,582人の想いを取材
クリニック・病院 160,679件の情報を掲載(2022年12月01日現在)

  1. TOP
  2. 宮崎県
  3. 宮崎市
  4. 南宮崎駅
  5. 医療法人社団康陽会 つぼい耳鼻咽喉科クリニック
  6. 坪井 康浩 院長、坪井 陽子 副院長

坪井 康浩 院長、坪井 陽子 副院長の独自取材記事

つぼい耳鼻咽喉科クリニック

(宮崎市/南宮崎駅)

最終更新日:2022/10/18

165444 top

宮崎駅から西へ大淀川を越えた大塚地区の飲食店や自動車ディーラーが並ぶ通りから一本入った旧道沿いにある「つぼい耳鼻咽喉科クリニック」は2005年の開業以来、小さな子どもから高齢者まで幅広い年齢の患者が来院しているという。坪井康浩院長と妻の坪井陽子副院長、2人の先輩にあたる原由起代先生の3人の医師が耳・鼻・喉の病気全般に対応。補聴器の相談に応じるとともにめまいやアレルギー疾患の治療にも力を入れている。「患者さんのお話をよくお聞きして不安や痛みを解決して差し上げるよう心がけています」と優しく話す康浩院長。一人ひとりの患者に親身に寄り添う診療を心がける康浩院長と陽子副院長に開業の経緯や診療時の心がけ、耳鼻咽喉科を選んだ理由など幅広く聞いた。

(取材日2022年8月25日/情報更新日2022年9月2日)

子どもから高齢者まで、幅広い症状をサポート

このエリアで開業した理由や患者層についてお聞きします。

1

【康浩院長】耳鼻咽喉科のクリニックが少なかったことや、私も副院長も宮崎西高等学校出身でこのエリアになじみがあったことから、ここでの開業を決意しました。開業して驚いたのは、風邪の症状の小さなお子さんやアレルギー疾患の方が多いこと。大学病院時代は手術が必要な患者さんなどが多く、風邪のような症状で来院される方は少なかったんです。
【陽子副院長】大塚、小松、生目地区にお住まいの患者さんが多いですが、宮崎市外の遠方から来院される方もいらっしゃいます。年齢層は赤ちゃんからご高齢の方まで幅広いですね。予想以上にお子さんの患者さんが多く、鼻の症状がなかなか改善しないということで、鼻吸引を行うために受診される方もいらっしゃいます。

風邪やアレルギーの患者さんが多いのですね。

【康浩院長】開業当初は入院を要する手術も行っていたのですが、外来患者さんが増えたため今は日帰り手術のみ行っています。最近はアレルギー性鼻炎や、アレルギーに関連した好酸球性副鼻腔炎や好酸球性中耳炎といった疾患も多いですね。新たな内服薬や注射薬も次々と登場しているのでそれらを使って症状の改善を図っていきます。
【陽子副院長】当院では耐性菌を増やさないため、お子さまには抗生剤をできる限り使わずに治療しています。アレルギー性鼻炎で舌下免疫療法を希望される患者さんも多いですね。また最近増えているのがめまいの患者さん。通常は年度替わりや梅雨時などに多いのですが、最近は年中めまいを訴える方がいらしてますね。

舌下免疫療法について教えてください。

2

【康浩院長】従来のアレルギー性鼻炎に対する薬物療法は症状を和らげることは望めても、アレルギーそのものを治すことはできませんでした。一方、舌下免疫療法はほぼ症状のない長期寛解をめざす治療法です。
【陽子副院長】錠剤を舌の下で1分ほど溶かすだけで、自宅で手軽に行えるのが特徴です。以前は12歳以上からでしたが、現在は5歳以上から治療を受けられます。対象となるのは、スギ花粉症とダニアレルギー性鼻炎で、3年から5年ほど治療を続ける必要があります。症状の経過は個人差があるので、治療を始めるにあたり、そうした点を時間をかけて丁寧に説明するよう心がけています。

患者に寄り添い、不安や痛みを解決することをめざす

補聴器の相談にも対応していますね。

3

【陽子副院長】当院では補聴器適合検査が可能で、院長含め3人とも補聴器についての相談に対応可能です。補聴器全般について専門的に学んできたその経験を生かして補聴器のサポート体制を整えています。補聴器相談では、一定以上の難聴があり、補聴器を必要とする方に、専門店と連携して補聴器の貸し出しや調整を行っています。補聴器を使うにあたっても、丁寧な説明は欠かせません。定期的な調整が必要ですし、言葉の聞き取り能力が低下していると、補聴器を着けても言葉をはっきり聞き取れないことも。そうした方には、「音は聞こえても言葉は聞き取りにくいため、相手の口元をよく見て、補聴器は補助的に使ってください」など丁寧に説明するよう心がけています。

診療の際にはどんなことを心がけていますか?

【康浩院長】患者さんは不安や苦痛があるから受診されます。ですから、お話をよくお聞きして、不安や痛みを解決して差し上げるよう心がけていますね。耳鼻咽喉科は特に、お悩みの症状を改善することが求められる科だと思うのです。
【陽子副院長】大学を卒業したての頃、大学病院で「耳鼻咽喉科は、聞く・話す・食べる・におう・味わうという視覚以外のすべてを扱う科なので、患者さんのお悩みを解決して差し上げることはとても大切」と教わりました。感覚に関わる症状なので丁寧に診療するよう心がけていますね。治りにくく思える症状でも、よくお話を聞いて、「こういうお薬を使ってみましょうか?」などとご提案させていただきます。開業して漢方薬も使うようになりました。体質に合わせて処方できるため、治療の引き出しが増えたと感じています。

待ち時間を減らす工夫もされているようですね。

4

【康浩院長】発熱症状の患者さんの受診が多くなると、待ち時間が長くなることもあるため、副院長が中心となって改善を図っています。
【陽子副院長】患者さんをお待たせしないために、インターネットや電話による順番予約システムを導入しました。番号を取ってもらい、順番が来たらお知らせし、来院していただく流れで、7割くらいの方が利用されて軌道に乗っていたのですが、発熱患者さんのための診療枠を設けたことで受付の対応が追いつかなくなったんです。それで発熱症状の方の予約システムや新型コロナウイルスのワクチン接種専用の予約システム、ウェブ問診票も作成しました。それでも患者さんをお待たせしてしまうことがあるため、時間予約制に変更しました。

さまざまな症状に対応する耳鼻咽喉科のコンビニに

お二人はなぜ耳鼻咽喉科を専門に?

5

【康浩院長】内科系より外科系が向いていると思い、外科か耳鼻咽喉科を考えていたのですが、当時宮崎医科大学の教授だった森満保(もりみつ・たもつ)先生のお人柄や手術の技量に惹かれ、耳鼻咽喉科を選びました。実は入局後、最初の手術を教えてくれたのが当院に在籍する原由起子先生なんです。開業後、子育てで忙しい副院長のサポートをご相談したら、引き受けてくださったんです。
【陽子副院長】私も外科系のほうが性に合っていると感じていまして。また女性が働きやすい科を選びたいとも思っていました。臨床実習で耳鼻咽喉科を回った際、森満先生の繊細な手術にとても感動。その横で手術をしていた先生が原先生でした。原先生も含め女性医師たちが生き生きと働く姿が印象的でその場で入局を申し出ました。

勤務医時代は大変なご経験をされているようですが。

【康浩院長】大学を卒業して数年間はとても忙しかったですね。森満先生から診療や手術をたくさん経験するように言われ、無我夢中で頑張りました。勤務医時代には医局とつながりのある米国ミネソタ大学に留学し、中耳炎に関する研究に従事。留学後は大学で研究成果を後輩に教えつつ臨床にも携わる忙しい日々を送りました。
【陽子副院長】入局後大学病院での勤務を経て、2年目から宮崎県立延岡病院や宮崎病院に勤務し、扁桃腺や鼻、耳などの手術を数多く経験させていただきました。当時は他科との垣根も低く、麻酔科の処置を手伝ったり、当直で交通外傷を診たりすることもありました。夜中に呼び出されることもあり大変でしたが、充実した日々でした。その頃の経験が今の私のベースになっていると思います。

休日の過ごし方や健康法は?

6

【康浩院長】休日はゴルフや庭いじりにいそしんでいます。健康法は食事に気を配ることでしょうか。副院長が毎日愛妻弁当を作ってくれるんです。
【陽子副院長】休日は家事やピアノの練習をしています。昨年日本人ピアニストが国際ピアノコンクールで入賞したのをきっかけに、子どもの頃習っていたピアノ熱が再燃。また弾き始めました。

読者へのメッセージをお願いします。

【陽子副院長】当院はさまざまな症状や病気に対応する「耳鼻咽喉科のコンビニ」をめざしています。ご相談いただければ、大きな病院に紹介することも可能です。患者さん目線に立った診療を心がけていますのでなんでも気軽にご相談ください。
【康浩院長】中には「耳垢のことで受診してもいいですか?」とお尋ねになる方もいらっしゃいます。もちろんどんなことでも構いません。気になることがあれば遠慮なくご来院ください。

Access