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医療法人潤優会 耳鼻咽喉科・小児科せんちゅうクリニック

医療法人潤優会 耳鼻咽喉科・小児科せんちゅうクリニック

吉川 聡介 院長

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北大阪急行の千里中央駅から徒歩約1分、大阪モノレールの千里中央駅から徒歩約5分。17階建てマンションの2階に設けられたメディカルモール内に「耳鼻咽喉科・小児科せんちゅうクリニック」がある。駅からモールまではアーケードが設けられているので、天候の悪い日も快適にアクセスが可能。同クリニックは耳鼻咽喉科の診療所として開業し、新たに小児科の院長を迎えて小児科を併設。耳鼻咽喉科と小児科の同日受診も可能になった。院長の吉川聡介先生は、日本小児神経学会の小児神経専門医の資格を持っており、発達障害などの診断にも保護者に寄り添いながら丁寧に取り組んでいる。吉川先生に小児科の医師として大切にしていることやクリニックの診療ポリシー、地域医療にかける意気込みなどを語ってもらった。
(取材日2019年9月13日)

しっかりと話に耳を傾け、目を見て会話する

―どんな患者さんが来られますか?

地域のクリニックなので、圧倒的に多いのは、やはり咳、発熱、鼻水といった症状を訴える患者さんです。そうした中でも最近は、朝起きられない、学校に行けないなど心身症的な問題を抱えた子どもが比較的多いですね。また、僕がちょうど本院の院長と知り合いになった頃から、自閉症、ADHD(注意欠陥・多動性障害)、学習障害、アスペルガー症候群といった発達障害の患者さんが目立って増えてきました。患者さん全体の中で高い割合を占めているわけではないのですが、ご本人やご家族の需要に対して、医師や医療機関が不足しているのが現状です。

―患者さんと接する際に大切にされていることを教えてください。

患者さん、ご家族の立場になるということが大前提です。今は電子カルテを使用しているので、問診をしながら聞き取った内容を入力していくほうが、時間を有効に使うことができます。しかし、そうすると診察中にパソコンの画面を見ることが多くなって、患者さん、とりわけ付き添いの保護者と目を合わせてコミュニケーションすることが少なくなってしまいます。お子さんの診療の際は、保護者にしっかりと語りかけ、話に耳を傾けて、不安を解消してあげることが大事だと思っているので、保護者とのコミュニケーションはとても大事にしています。

―発達障害の診療ではどのようなことをされるのですか。

診療は、お子さんの特徴やそれに対する保護者の気持ちなどを語っていただいくことから始まります。家庭での様子、幼稚園や学校といった集団生活の中での様子なども、具体的に伺った上で、評価していきます。ただし、話を聞いて具体的な数値に置き換えるわけではありません。判断テストはありますが、特定の傾向があるということがわかるだけで、何点以上になると確実にこの疾患というものではありません。医師によって見立てが異なることもあると思います。

―診断を伝える際には配慮も必要ですね。

保護者ならどなたでも、子どもさんには「普通の子と同じように育って、将来は社会に出て仕事を持って」と考えておられます。ところが、発達障害が疑われるようなことがあって、不安を抱えて来院されます。そんな時に、「このお子さんは発達障害です」と断言すると、大きなショックを感じる方が少なくありません。保護者の中には、「うちの子は発達障害ではない」と思いたい方もおられれば、はっきりと診断をつけてほしいという方もおられます。また、診断をつけることで障害者手帳の交付が可能となり患者さんや保護者にとって利益となることもあるので、情報の伝え方には細心の注意を払っています。



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