医療法人社団ラルゴ 三木メンタルクリニック

医療法人社団ラルゴ 三木メンタルクリニック

三木和平 院長

頼れるドクター

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横浜駅東口より徒歩7分、高島町駅から徒歩2分。新横浜通り沿いのビル3階にある「三木メンタルクリニック」を訪ねた。2011年4月に現在の場所に移転。分院の「横浜ストレスケアクリニック」の機能を統合し、より良い医療を提供していきたいとの思いを込め、新たに診療をスタートさせたばかりだ。「患者さんの気持ちを受け止め、共感して差し上げることを何より大事にしている」というのは、三木和平院長。眼鏡の奥のまなざしは優しく、温かな人柄がにじみ出た穏やかな語り口調に自然と心が和んでくる。横浜市内ではいち早くリワーク(復職支援)プログラムを取り入れ、うつ病などで長期休職中の患者の社会復帰に積極的に取り組んできた。その効果に期待し、プログラムへの参加を望む患者は年々増え続けているという。「うつ病は誰でもなりうる病気であり、治療すれば治る病気でもある。まずは、ぜひ気軽に相談に来てほしい」という三木院長に、力を入れてきたリワークのことやうつ病患者を抱える家族へのアドバイス、日々の診療で感じる思いや精神科医を目指した理由などプライベートな話まで、たっぷりと語っていただいた。
(取材日2011年4月27日)

リワーク(復職支援)の重要性をもっと知ってほしい

―こちらのクリニックは移転されたばかりだそうですね。


はい。2011年4月に移転してきました。もともとは、ここから70メートルほど離れたビルで2002年に開業したんです。そこで行っていた、うつ病の患者さんに対する集団での認知行動療法をもっと積極的に行うために、分院の「横浜ストレスケアクリニック」を2007年に開業。ずっと2院体制できましたが、チーム医療として、より良い医療を患者さんに提供していきたいとの思いから、今回、2つのクリニックの機能を統合しました。移転した新しいクリニックはシックな色合いを基調に、待合室も広くして、ストレスを感じず、落ち着いてゆったりしていただける雰囲気を心掛けています。ショートケアでの利用をしやすくしたり、心理相談室でカウンセリングや心理テストを合わせて行えるようにもしました。自分のやりたいことが集約されたようなクリニックになったと思いますね。

―どのような患者さんが多くいらっしゃるのですか。


学校に行かれないといった高校生の方から、30〜40歳代くらいのサラリーマンの方、主婦の方もいますし、認知症のご相談をされる高齢者の方まで、本当に年齢も性別もさまざまです。お近くにお住まいの方ばかりでなく、海老名や小田原、東京都内や埼玉など、遠くからいらっしゃる方もいますね。最初は不眠や頭痛、めまいなど、身体症状の不調を訴えていらっしゃる方が多いです。ほかの科でいろいろと調べたけれども異常がなく、「心療内科で診てもらったほうがいい」と言われて来る方も結構いらっしゃいますよ。とても気軽にいらして、話をしたらすっきりしたと言って帰られる方もいますし、反対に、ご本人は「病気ではない」と言っているのを、ご家族が心配して連れて来られる方もいます。人前に出ると緊張してしまうといった社会不安障害やパニック障害などの方もいらっしゃいますが、やはり一番多いのは、いわゆるうつ病の方。私の専門も、うつ病の薬物療法や躁うつ病の治療などがメインになりますね。

―やはり、うつ病の患者さんは増えているのでしょうか。


そうですね。やはり時代の波というか、不安定な社会情勢のなかで雇用状況も厳しくなっていますから、失業したり再就職が決まらず、追い詰められて不安になったり抑うつ的になったりという方は増えているように思います。うつ病の方は何でも自分で抱え込んでしまい、人に相談せず自分ひとりで解決しようとし過ぎてしまうので、かえってうまくいかなくなってしまうんですよ。非常にまじめで責任感のある方ほど、「自分は怠けているだけじゃないか」「もっと頑張らなければいけないんじゃないか」と、なかなか病気を受け入れてもらえないことも多いですね。最近は、うつ病についていろいろと報道されるようになり、理解も進んできていますが、きちんと症状を把握して治療していけば、決して難しい病気ではないんですよ。やはり大事なのは、ちゃんと診断を受けて、ご本人もご家族もそれを受け入れ、きちんと治療していくこと。そうすれば、ほとんどの方は回復して社会復帰できるようになると思いますね。

―先生はリワーク(復職支援)プログラムに熱心に取り組まれていると伺いました。


はい。治療が進み症状が改善されてもなかなか仕事に戻れない、生活リズムが不安定、会社側の受け入れがきちんとできていない、といった場合にはリワークプログラムが重要になってくると思います。このクリニックでは、横浜で一番早く2007年からスタートしました。リワークでは同じような症状の人が5、6人で1グループとなり、いろいろなプログラムに参加したり、自分の症状を話したり、人の話を聞いてアドバイスしたりとういうことをします。仲間意識が生まれ、お互いの病状理解が進んで支え合えるようになるので、参加した方は、「気持ちが楽になった」「自分ひとりではないと思えた」と、おっしゃる方が多いですね。連帯感のようなものが大きなエネルギーになっていくんだと思います。復職という同じ目標に向って治療を進めていくので、参加者はあくまでも会社に籍があって休職中の方が対象。ホームページなどで探して個人で参加される方もいますし、産業医から紹介されて来る方も多いんですよ。1クール3ヵ月間ですが、そこで復職できない方は1ヵ月単位で延長になります。もともとリワークプログラムに参加されるのは、何度も病状を繰り返すような方や現代型うつといわれる自分の好きなことだけはできるけれど会社には行かれない、といった方が中心ですから、なかなか難しい面があることも事実ではありますね。

記事更新日:2016/01/24


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