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長縄智彦 院長の独自取材記事

長なわ歯科医院

(横浜市西区/平沼橋駅)

最終更新日:2019/08/28

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平沼橋駅より徒歩3分。大通りに面した自然光あふれる「長なわ歯科医院」は、この地域に根ざして20年以上、長きにわたって町の人々の信頼を集める歯科医院だ。「童顔なので……」とくったくなく笑う院長の長縄智彦先生は、元気ハツラツという言葉が似合う、話しているだけで人の気持ちを晴れやかにしてしまう魅力あふれるドクターだ。「歯科治療が健康のすべてではない」と、歯科医療を通じて生活習慣改善の提案をしたり、ちょっとした工夫でより健康になれるよう一人ひとりの患者とじっくり向き合い、丁寧に耳を傾ける。顕微鏡治療も問題の本質を探る手段の一つとして活用しながら、患者が本物の健康を手に入れられるよう「お手伝いしているだけ」と語る長縄先生に、顕微鏡治療のことから健康の秘訣まで笑顔を交えながらじっくりと伺った。

(取材日2015年10月15日)

古き良き横浜の面影を残す平沼橋で、長きにわたって地域に根ざした歯科治療を

なぜ横浜駅西口からも歩けるアクセス抜群のこの場所で開業しようと思ったのですか?

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特にアクセスにこだわったわけではないのですが、たまたま紹介された所を見て「あ、いい所だな」と、わりとすぐに決まりました。実は私は生まれてから4歳くらいまで横浜で育ちました。当時の住まいは戸塚だったのですが、月に1度は家族で横浜高島屋に来ては買い物をして、レストランで美味しいものを食べるのが楽しみで仕方なかったことを今でもよく覚えています。ここ平沼橋周辺は当時の古き良き横浜に通じる昔ながらの街並みと、新しく建設されたマンションが混在する町です。当時は高島屋に行くのに帷子川沿いに車を路駐していたので、ほんの少し逆方向へ歩けば平沼橋です。将来、まさか自分がそこで開業するなんて夢にも思いませんでしたが、なんだか不思議なご縁を感じますね。診療内容は一般歯科を中心に予防歯科や顕微鏡治療を取り入れた診療を行っていますが、最近は患者さんの高齢化が進み義歯の相談も増えてきました。

平沼橋周辺は裏横浜として人気のスポットですが、主な患者層について教えてください。

やはり昔から通ってくださる患者さんが多いですね。中には親子2代、3代にわたって通ってくださるご家族もいらっしゃいます。開業から21年といってもなんだかピンと来ませんが、治療中よく泣いていた当時幼稚園だったお子さんが大人になってからひょっこり来てくれたりすると、20年たったんだなぁと、時間の流れを痛感しますね。私は童顔だからか「先生はあまり変わりませんね」とよく言われますが、何年たっても顔なじみの先生がいるというのは開業医ならではの魅力の一つでもあると思います。この先20年も今と同じ顔で……というのはさすがに無理ですが、この場所で地域に根ざした歯科医療を提供し続けていたいと思います。

そもそも先生はなぜ歯科医師になろうと思われたのでしょうか?

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特に身内に医師がいたわけでもなくごく普通の家庭に育ったのですが、2〜3歳の頃、遊びに行った祖父の家でたまたまコタツの上に置いてあった入れ歯を見たんです。大きな土台に歯がたくさんついていて、「何これ?」と聞いたら、祖父がそれを口にスッポリ入れるじゃないですか。「なんだこれは!」と幼心に衝撃をうけましたね。その後しばらくは歯の絵をよく描いていたそうですよ。そんなことがあって歯に興味を持つようになり、気付けば歯科医師になっていました。三つ子の魂百までと言いますが、幼少期の影響というのはあなどれませんね。

今まで見えなかった世界が見えるようになるという衝撃を自分の目で体験してもらいたい

3年前より顕微鏡治療を取り入れているとのことですが、やはり顕微鏡を使うのと使わないのとでは歴然とした差があるのでしょうか?

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実は顕微鏡治療の先駆者である三橋純先生は大学時代の同級生。かなり前から顕微鏡治療のメリットについてさんざん聞かされていたので、知識としてはよくわかっていたつもりだったのですが、実際に顕微鏡を使って口腔内の様子を見た時は「肉眼の20〜30倍見えるとはこういうことか!」と、目からうろこどころか、頭をガツンとやられるくらい驚きました。もう一目瞭然です。どんなに目を凝らしても肉眼では絶対に見ることのできない世界がそこにありました。表面の小さなキズから、ピッタリ合っているように見えていた被せ物と歯の間にあるわずかな隙間がハッキリと見えるのです。「見えるとはこういうことなのか」と愕然としました。これだけ見えれば今までできなかった精度の高い治療が可能になるだけでなく、なぜ虫歯が再発するのか、なぜ被せ物がうまくいかなかったのかがありありとわかります。当然、虫歯や歯周病の治療後の再発のリスクも減り、いい状態が長持ちすることになると確信しました。

顕微鏡治療の導入で患者の意識も変わったと思いますか?

歯科医師の自分ですら驚くような世界が鏡の先にあったわけですから、とにかく患者さんにも虫歯や歯周病があるというレベルの口の中の状況を自分の目で見ていただくようにしています。顕微鏡の画像を見ると、みなさんいい意味でショックを受け、治療に前向きになられますね。歯の磨き方、ちょっとしたブラシの使い方など今までとは別人のように真剣に取り組まれる方もいます。知るということ、精確な情報を得るということの意義は大きいですね。

先生は歯科治療を通じて「病気をなくすこと」をモットーとされていると伺いました。

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当院では通常の問診票の他に生活習慣に関する問診票を用意して、毎日どのようなものを飲むのか、頭痛や肩こりはないかなど数枚にわたって細かく記入していただいています。なぜこのようなことを確認するのかというと、生活習慣の中に虫歯になる原因が潜んでいることがあるからです。例えば、熱中症対策にスポーツドリンクをよく飲むようになった、口を開けて寝ている、頬杖をつく癖があるなど普段何気なくやっていることがお口の中に悪影響を及ぼしていることがあるのをご存知でしょうか。自分は歯が弱い体質だからと諦めていた方でも思わぬ原因が見つかり、それを改善したら半年後にはお口の中の状態が劇的によくなったという方もいらっしゃいます。また、長年喘息で苦しんでこられた方に歯磨きの前に舌をきれいにするようアドバイスしてみたら、数か月後に喘息が出なくなったと喜ばれたこともあります。ちょっとした気づきでそこから先の健康状態が大きく変わってくることがあるので、歯科医療でお口の中の状態をよくするだけではなく、その先の本物の健康を手に入れるお手伝いができるよう心がけて診療しています。

歯科医療を通じて本物の健康を

見るからに元気はつらつという感じの長縄先生でいらっしゃいますが、先生ご自身の健康の秘訣を教えていただけますか?

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基本的にこれは体によさそうだなと思ったことは実際に自分で試してみるようにしています。今は人から勧められたピラティスにはまっています。例えば仰向けに寝転がって機械を使って負荷をかけ、膝や腰に負担をかけることなくヒンズースクワットと同じ効果を得られる運動をして普段使わないインナーマッスルを鍛えるなど、かなり効いている気がします。今は情報過多の時代なので、何を信じたらいいのか、何を選べばいいのか悩まれる方も多いと思うのですが、基本的に健康のために何をしたらいいかは人それぞれだと思います。大切なのは情報を鵜呑みにしないこと、本当に自分に必要な情報や自分に合う情報を取捨選択することではないでしょうか。なかなか難しいことですが、私自身が実際にやってみてよかったことなどは治療の合間の雑談でお話したりもしていますので、患者さんにとってちょっとしたヒントになればいいなと思っています。

座右の銘を教えてください。

座右の銘は「仕事と思うな人生と思え」という言葉です。これは10年ほど前、たまたま訪れた古民家に貼ってあった言葉なのですが、見た瞬間にズシンと胸に響きました。それまでは仕事とプライベートは分けて考えていたのですが、仕事を人生と思うことで、仕事も人生も家庭もすべて同じ人生の一部であり、すべてはつながっているのだということに気付かされました。仕事も大切な人生ですが、自分の健康を管理したり楽しむことも大切な人生の一部なのだと思えるようになり、いろいろなことが今まで以上に面白くなってきました。仕事が人生のすべてではないように、歯科治療が健康の全てではありません。いくら歯の治療をしても、患者さん自身の意識が変わらないと根本的治療には至らないこともあります。決して押し付けるつもりはありませんが、私自身が今まで多くのご縁から気付きのヒントをいただいてきたように、自分もまた誰かのヒントになれたら嬉しいですね。

最後に読者にメッセージをお願いします。

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当院では表面的な歯科治療ではなく、根本的な治療を心がけています。一般的によいとされていることでも、体質や生活習慣などによってあてはまるものもあてはまらないものもあります。お口の中だけでなく体の不調も、遺伝や体質だからと諦めてしまう前に生活習慣など全体を見直してみると、新たな改善点が見つかるかもしれません。そのためのお手伝いとして、当院では顕微鏡を使ってなぜ虫歯になるのかより詳しく調べたり、漠然とした痛みや不調の原因を解明するお手伝いができればと思っています。1人で悩みを抱え込むより、2人で考えた方がいい方法が見つかるかもしれないし、専門知識や機材を使えば今までわからなかったことがわかるかもしれません。一人ひとりの患者さんとじっくり向き合い、歯の治療を通じて全体を見直すヒントがないかを常に考えながら診療していますので、健診でも相談でも気軽にお越しいただければと思っています。

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