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おなかの悩みはためらうことなく
消化器が専門の医師に相談を

柳川ビルクリニック

(横浜市西区/横浜駅)

最終更新日:2025/12/15

柳川ビルクリニック おなかの悩みはためらうことなく 消化器が専門の医師に相談を 柳川ビルクリニック おなかの悩みはためらうことなく 消化器が専門の医師に相談を
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腹痛や下痢はよくある症状なだけに、我慢してしまう人も少なくないだろう。しかし、繰り返すようならば「消化器を専門とする医師を訪ねてほしい」と注意を呼びかけるのが「柳川ビルクリニック」の院長を務める小金井一隆先生だ。日本消化器病学会消化器病専門医にして日本消化器外科学会消化器外科専門医でもある小金井先生。横浜市立市民病院炎症性腸疾患センター長として専門的な診療にあたってきた実績も生かし、プライマリケアの前線でおなかから健康を守り続けている。気になる胃腸症状や受診すべきタイミングなどについて詳しく教えてもらった。

(取材日2025年11月20日)

消化器症状は消化器内科を受診。炎症性腸疾患などの専門的な治療も可能

Q消化器内科はどのような時に受診したら良いのでしょうか。
A
柳川ビルクリニック 先進の内視鏡カメラを導入

▲先進の内視鏡カメラを導入

おなかが痛い時はもちろん、下痢、食欲不振、下血などがあるならば、遠慮なく消化器内科に相談してください。症状が強ければ多くの方がすぐに受診すると思いますが、それほどでもない時は「我慢しようか?」などと考える方もいるでしょう。1日2日で治まるならば様子を見ても構わないかもしれません。しかし、長引くときは一度受診していただければと思います。1日2日で症状が消えたとしても、たびたび繰り返すときも注意が必要です。他にも、食べ物がつかえる感じがあるときなども、食道や胃の病気を知らせるサイン症状の可能性もあるので、消化器内科を訪ねてください。

Q病院かクリニックか選択する基準について教えてください。
A
柳川ビルクリニック 患者の生活背景も察する診察を心がけ、信頼関係を築く

▲患者の生活背景も察する診察を心がけ、信頼関係を築く

例えば、腹痛でいうと、おなかを抑え込むほどの痛みや高い発熱を伴う場合などは緊急度が高いため、病院に行くのが良いでしょう。一方、ずっと続く痛みや軽い痛みで我慢できる場合は、まずクリニックを訪れてみてはいかがでしょうか。消化器の症状か判断が難しいときも、クリニックで可能性をある程度絞り込んで、対応可能な診療科に紹介することができます。また、消化器内科クリニックは一般的な内科診療も行っています。当院でも、風邪やインフルエンザの治療、予防接種、健康診断などで通う患者さんも少なくありません。消化器疾患の家族歴があり心配な方などは、普段から消化器内科クリニックをかかりつけにしておくのも一つの方法です。

Q先生のご専門である炎症性腸疾患についても知りたいです。
A
柳川ビルクリニック 自己判断せず、専門的な知識を持つ医師に相談しよう

▲自己判断せず、専門的な知識を持つ医師に相談しよう

炎症性腸疾患には潰瘍性大腸炎とクローン病があり、国の指定難病になっています。潰瘍性大腸炎は大腸に、クローン病は口から肛門までの消化管のどこかに炎症を起こす疾患です。原因不明で完治できる治療はまだありませんが、新しい治療法が登場し、健康な人とほぼ同じように生活することも期待できるようになりました。炎症性腸疾患の症状や経過も一人ひとりで違いますし、それに対応できる専門的な診療が必要です。日本では専門に診療している医療機関が少ないため、専門施設に患者さんが集中していますが、状態が安定していれば、専門の医師がいるクリニックなら十分に診療ができる患者さんもたくさんいらっしゃると思います。

Q炎症性腸疾患にはどのような検査や治療を行いますか。
A
柳川ビルクリニック 内視鏡検査では患者の負担軽減のためさまざまな工夫をしている

▲内視鏡検査では患者の負担軽減のためさまざまな工夫をしている

炎症性腸疾患は一つの検査で確定診断できるものではありません。内視鏡検査、生検、血液検査、便検査などを行って総合的に判断します。重症の潰瘍性大腸炎では入院して治療を行いますが、中等症や軽症では、内服薬や注射などでの通院治療が中心になります。多くの場合、クリニックでも対応可能ですので、炎症性腸疾患に強い消化器内科のクリニックに相談してほしいです。免疫機構へ働きかける薬剤による治療の一部は、安全性への配慮などから専門病院での施行がよいでしょう。

Q炎症性腸疾患はどれくらいの頻度で通院が必要ですか。
A
柳川ビルクリニック 他院と連携しているため必要な場合はスムーズに紹介する

▲他院と連携しているため必要な場合はスムーズに紹介する

病状が安定しないうちは1週間ごとの通院が必要な場合もあります。しかし、安定した状態の維持が期待できる治療法が見つかった後は、3ヵ月に1回程度の通院も可能になります。次の通院予定日までに、症状が悪化した場合には早めに受診するようにしてください。いずれにしても、炎症性腸疾患は長く付き合っていく疾患です。私自身、10代から始まって、40代、50代を迎えられた数多くの患者さんを診療させていただいています。普通に仕事をしている方も多く、結婚や出産を経験している方も少なくありません。そういったエピソードもお伝えしつつ、ポジティブに疾患と向き合えるようサポートしたいと思っています。

ドクターからのメッセージ

小金井 一隆院長

長引くおなかの悩みは一人で抱え込まず、消化器を専門とする医師に相談するようにしてください。急性症状でなければ、病院ではなく消化器内科を標榜するクリニックを受診するのでも構わないでしょう。消化器疾患の中でも炎症性腸疾患はお悩みの方が増えているにもかかわらず、専門とする医療機関の数は足りていません。特に町のクリニックでは少ないかもしれませんが、当院ではこれまでの経験を生かして専門的な診療を行っています。院内で内視鏡検査なども一通りできる体制を整え、初診から検査までなるべく間を開けずに対応可能です。1日に5回も6回もトイレに行く、下痢、血便が続いているという時は、早めの受診をお勧めします。

自由診療費用の目安

自由診療とは

上部内視鏡検査/2000円~、下部内視鏡検査/2000円~ ※詳細はクリニックへお問い合わせください

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