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森 宏樹 院長の独自取材記事

森歯科クリニック

(八千代市/八千代台駅)

最終更新日:2020/04/01

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京成本線八千代台駅西口から徒歩約12分。八千代台北郵便局の斜め前にあるのが「森歯科クリニック」。2000年に開業し、2013年にリフォームした院内は、白と緑を基調に清潔な印象を受ける。「気持ちよく受診できて、気持ちよく帰ってもらえる歯科クリニックをめざしている」と穏やかに話す森宏樹院長。専門としている入れ歯などの義歯治療では、単にしっかり噛めるだけではなく、きちんと咀嚼できて飲み込めることを重視。「咀嚼と歯と舌、唾液などの共同作業によって食塊を作り飲み込みやすくすること。咀嚼と飲み込みがうまくできれば、食事のおいしさも倍増します」と森院長。長年老年歯科に携わってきたからこその視点だ。そんな森院長に診療方針などについて聞いた。
(取材日2020年1月15日)

生活の質を向上させる義歯の重要性

開業の経緯や街の印象などについてお聞かせください。

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もともと同じ八千代市内にある新八千代病院に勤めていました。八千代歯科医師会でともに活動していた先生がここでクリニックをされていたのですが、移転するので代わりにやらないかと誘われまして2000年に開業しました。2013年には大幅なリニューアルを施し、ユニット間にパーティションを設置するなど患者さんのプライバシーに配慮しています。この辺りは古くからの住宅街で、Uターンの方が多いようです。開業して20年になりますが、街の雰囲気はほとんど変わっていないように思います。八千代市内では、緑が丘周辺は子どもの数が多く、勝田台周辺は高齢者が多く、八千代台界隈は高齢者と若い人の割合はその中間という印象です。ただ最近ではやはりご高齢の方が増えていますね。

歯科医師をめざされたのはどんなきっかけがあったのでしょうか。

実家は6代続く医師の家系で、そのような環境で育ちましたので、自然と医療関係に進もうと考えました。小さな頃から手先が器用で、プラモデル作りが得意でした。父から「手先が器用だから歯科医師にも向いている」と言われたのがきっかけで、歯科医師をめざしました。今でもクリニックに足りないものがあると、つい手作りしてしまいます。待合室の飾りなども、毎月季節に合わせてテーマを決めて飾っています。

ご専門は義歯治療と伺いました。

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入れ歯や差し歯などの義歯治療を行う補綴が専門です。城西歯科大学(現・明海大学)時代に、歯を失った人が、入れ歯を使って食事ができるようになったのを見て、すごいと思ったことがきっかけで義歯治療に関心を持ちました。入れ歯を入れたことで寝たきりの人にも良い影響があったなど、入れ歯によって生活環境が改善する事例を論文などでも読み、生活の質の向上に義歯が大きく役立つことを知りました。それで、大学卒業後は大学に残り、補綴科に勤めて知識や経験を積みました。1994年から新八千代病院に歯科医長として勤務し、在宅医療などにも取り組みながら、ご高齢の患者さんを数多く診てきました。また、高齢者歯科医療に関する内容で学位をとりました。大学には現在も籍を置き、補綴科の非常勤講師として週に1度通い学生実習指導をしています。

咀嚼と飲み込む力の改善も義歯治療の大きな目的

義歯治療において重要視していることはどんなことですか。

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義歯治療は噛み合わせが重要だと勘違いしやすいのですが噛めると食べられるは違います。食べる行為は噛み合わせだけが重要なのではなく、食べ物を噛み、咀嚼し、飲み込むという一連の動作が必要です。咀嚼とは、舌や顎の筋肉などによって食べ物を唾液と混ぜ合わせ、飲み込みやすい食塊を作ることです。いわば歯と舌、唾液などとの共同作業です。また、飲み込む時には舌の力が必要です。義歯治療は、噛む、咀嚼、飲み込むといった一連の動作がスムーズに行えるよう、口腔内の状況に適した義歯の作成が大切です。ご高齢になると舌の力が弱くなり飲み込む力も低下します。本来、飲み込む時には舌が上顎についていなくてはならないのですが、年齢を重ねると舌の筋力が落ちて難しくなってしまうのです。そういう場合は義歯の上顎部分を厚く作り、舌先が届くようにすることで飲み込みやすくします。このように、一人ひとりに合わせた義歯作りを重視しています。

さまざまな機器がありますね。

治療用の椅子にはモニターをつけて、口腔内カメラで口腔内を映しだした映像を見てもらいながら、治療についてご説明します。百聞は一見に如かずと言いますが、このほうが治療内容についてわかりやすいと思いますので設置しました。特別な液を使わなくても、歯石だけが光るカメラもあります。高周波治療器は、歯根の治療や歯周病の改善などに使用しています。また、数年前に切削器具の使い回しが問題になりましたが、当院は切削器具については5年以上前から1本1本滅菌しています。どれも患者さんの安心、安全を考えて導入したものばかりです。在宅訪問歯科診療の患者さん用にはポータブルの治療機器を備えてあります。また、あまり歯科医院では見ないと思いますが、嚥下内視鏡もあり、これは、嚥下障害を確認するために鼻からカメラを入れ見ることで、安全に飲んで食べることができるかどうかの検査ができます。

診療の際、心がけていることはどんなことでしょうか。

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安心して通っていただいて、帰る時には「来て良かった」と思ってもらえる歯科医院をめざしています。そのためには痛くない治療が必要だと考えています。例えば麻酔の際は、針を刺す際に痛くないよう表面麻酔するのはもちろん、麻酔液を体温と同じ温度に温めたり、細い針を使ってゆっくり注入するようにして痛みを極力感じさせないよう工夫しています。針のない注射器を使うこともあります。また、治療前にはこれから何をするか、治療中は何をしているか、治療後にはその日の治療内容と次回の治療内容を、必ずお伝えするようにしています。患者さんは何の治療をしているのかがわからないと、不安がますます募るばかりですよね。スタッフもみんな明るく優しく対応してくれています。スタッフがニコニコしていると、患者さんも気持ち良く安心できると思いますので、助かっています。

内服薬の情報を共有し、より安心、安全に努める

こちらではお薬手帳の確認も行っているとのことですが。

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患者さんは歯のトラブルで当院を受診されますが、内科や整形外科などの他の疾患があり、投薬治療を受けている方もおられます。当院では、患者さんのお薬手帳をコピーさせていただいてから、服用している薬の種類など全部調べ、情報をスタッフで共有しています。服用している薬の種類や量によって患者さんの体の状態を把握し、治療などの際、細心の注意を払っています。例えば、心筋梗塞や脳梗塞の治療で、血栓を予防する薬を飲んでいる場合、出血が多くなることもあります。歯科衛生士による歯石除去の際に出血が多くなるかもと事前に予測できます。それを事前にお伝えしそれは血栓予防薬の作用によるものです、と説明すれば納得、安心できると思います。また高血圧の治療薬で利尿系の薬ですと、口の中が乾燥しやすく歯周病も進行しやすくなります。患者さんの内服薬をすべて把握して歯科治療にあたっているクリニックは珍しいのではないかと思います。

ところで院長先生のリフレッシュ法について教えてください。

体を動かすことが好きで、水泳をやっています。最近は忙しくてあまり時間が取れないのが残念ですが。かつては千葉県の県民体育大会に代表で出場したこともあるんですよ。大学時代はフェンシング部のキャプテンを務めていました。フェンシングのあの剣に憧れていたのと、大学から未経験で始めても活躍できるスポーツがしたいと思って始めました。一般大学とリーグを競ったり、合同合宿をしたのがいい思い出です。

では最後に読者へメッセージをお願いいたします。

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当クリニックではインプラントは行っておりませんが、どなたがいらしても安心して通ってもらえる癒やしのクリニックをめざしています。これからもご高齢の方だけでなく、ファミリー層の方にも安心していただける地域に密着したクリニックでありたいと思います。安心、安全を第一に、痛みの少ない治療、わかりやすい説明を心がけ、穏やかに優しく接していきたいと思います。入れ歯はもとより、虫歯や歯周病などで悩んでいる方はお気軽にご相談ください。

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