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田中 一満 院長の独自取材記事

田中歯科医院

(新座市/志木駅)

最終更新日:2023/02/01

田中一満院長 田中歯科医院 main

東武東上線志木駅から徒歩約5分ほど、住宅街の中に立つ「田中歯科医院」。マリンカラーの外壁がおしゃれな印象だ。一般歯科のほかインプラント、入れ歯治療、審美歯科など幅広く扱っている。特にインプラントや入れ歯治療では、自由診療にも対応し、治療の幅を広げている。来院する患者は主婦をはじめ、高齢者が多い。田中一満院長は、きちんと食べられているか、歯に異常がないかどうかを推測するため、診療の時に患者の全身状態にも常に気を配っているという。健康のためにしっかり食べられること、歯を大事にすることを強調する田中院長に、診療内容やこだわっていることについて話を聞いた。

(取材日2022年9月26日)

入れ歯、インプラントなどの自由診療にも対応する

開業までの経緯をお聞かせいただけますか。

田中一満院長 田中歯科医院1

明海大学歯学部を1989年に卒業した後、大学院に進みました。大学院に行きながら、大型ショッピングモール内の一角で開業したんです。そこで15年ぐらい診療をしていまして、その後に今の場所に移りました。ショッピングモール時代も多くの患者さんに来ていただいていたんですが、患者さん一人ひとりに自分が納得のいく治療を提供したいという思いが強くなり、現在の場所で診療を始めたんです。こちらに移ってからは20年近くになります。患者さんの層としては、主婦の方をはじめ、ご高齢の方などが多いですね。

一般歯科や審美歯科、インプラント、入れ歯治療などに幅広く対応されているのですね。

はい。当院では自由診療の治療も幅広く扱っているのが特徴といえるかもしれません。入れ歯を作るときなどは、保険適応内で行える治療が決まっているので、自由診療まで扱うと治療の選択肢がかなり広がります。例えば、最近多い自由診療の治療では、クラスプという金属バネを使わない、ノンクラスプデンチャーという入れ歯を作っています。やわらかくてクッション性があり、床(しょう)という入れ歯のピンク色のところを、ある程度の強度を保ちながら薄く作っていくことができるので、装着したときの違和感を少なくできます。従来の金属を使った入れ歯も、材料や設計の仕方を変えることで、保険適応内でも自由診療でも対応することができます。どの方法を選ぶかは、患者さんの歯の状態にもよりますし、予算もあることですので、患者さんとじっくり相談しながら進めていきます。

ところで、マリンカラーの外壁がとてもすてきなんですが、先生のご提案なのでしょうか。

田中一満院長 田中歯科医院2

これは僕の趣味に関係しているんですが、海が大好きなので、海の青をモチーフにしています。釣りやサーフィンなど海の遊びはほとんどやってきていまして、休みの日になると、たいていは勝浦の海に行っていますね。釣りで狙っている魚は、ヒラマサといって回遊する魚なので、なかなか出会えないんですよ。釣れるのは、20回くらい海に出て、1回くらいかもしれませんね。釣れたら、近くのお寿司屋さんに持っていって、さばいてもらっています。自分で魚を触って手に臭いが残っていると、患者さんは嫌だと思うので(笑)。

メンテナンスの患者は全身状態からチェック

診療で大切にされていることは何ですか。

田中一満院長 田中歯科医院3

まずは患者さんの全身状態を診ることでしょうか。メンテナンスで来院される患者さんなど、全身状態を診て、元気なのかな、どうかなというところからチェックします。歯の状態が良ければ、ちゃんと食べるということができているわけで、それは見た目の元気良さにもつながってくると思うのです。それから、口の中の噛み合わせがどんな感じなのか、どういうふうに噛めているのかというのを診ています。次に歯茎の状態や、歯磨きができているのかどうかを診て、必要があれば歯石を取って、といった具合にだんだん細かく診ていきます。また、全身を診るときに、目立って体重が増えているような患者さんには、糖尿病など他の病気につながりかねないですよという注意もしています。

治療に使われる道具についても、こだわっていらっしゃると聞きました。

例えば、インプラントにしても、器具の開発には資金や時間がかかっていて、製造しているメーカーは試行錯誤して製品を生み出したという歴史があるわけですよね。ですので、そういった理論や歴史から、しっかりしているメーカーの物で、なおかつ自分の納得のできる道具しか使わないようにしています。歯に使うセメントにしても、経験して信頼の置ける、昔から使っているものを今も使っています。新しいメーカーの製品でいい品質の物もあるようですが、あまり使っていませんね。患者さんには安心していただきたいので、新しい物を試すようなリスクのあることは避けたいですからね。

歯科医師をめざしたきっかけを教えてください。

田中一満院長 田中歯科医院4

もともと、人の体を治すことに興味があったのか、子どもの頃に読んでいた本は、そういった関連の本が多かったように思います。高校の同級生には歯科医院の息子が多くて、歯科医師を志す友人が多くいました。それで、僕も本格的に医療系の仕事をやってみようと思いました。医師も考えたのですが、どうもイメージがしづらく、自分は医師という柄ではないのかなと思いまして。歯科医師のほうが、自分の性格上合っているのではないかと思い、歯科医師の道を選びました。

歯は食べるために重要な消化器官の一つ

初めて来院された患者さんには、どのように応対されていますか。

田中一満院長 田中歯科医院5

基本的には、何をどういうふうにしたいのかご要望を伺って、それにお応えしていくというスタンスです。何度か通院されて患者さんと会話を重ね信頼関係を築いていきながら、「今までの経験から、こうしたほうがいいですよ」などと、自分の意見を交え患者さんにお伝えすることもありますね。患者さんとの会話を大事にして、進めていくことを心がけています。

勉強も重ねられているようですね。

例えば、患者さんから「安心していられる」と言っていただければうれしいですよね。大学院生の時に働いていた歯科医院で、出会った先生に恵まれていたと思います。そこで技術をしっかり学ぶことができました。若い頃はまた、いろいろな勉強会にも参加していましたね。現在は、大学で若い歯科医師にも教えています。海で遊んでばっかりだと思われているので、本当に歯医者さんなのかと驚かれることも多いんですけれどもね(笑)。

最後に、読者の皆さんへメッセージをお願いします。

田中一満院長 田中歯科医院6

歯が悪くなってから治そうとしてしまうと、お金も時間もかかります。歯は消化器官の一部だと考えているので、患者さんに歯をもっと大事にすることを考えていただきたいですね。毎日の歯磨きをきちんと行ってもらって、定期的に歯医者へメンテナンスに通ってくださるとしっかりした予防ができるのではないかと思います。いろいろな歯医者さんがありますが、歯の健康、全身の健康を大切にしていきたいという患者さんには、僕も全力で応えたいと思います。何か気になることがあれば、早めにご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント/40万円~、ホワイトニング(上下)/3万円、ノンクラスプデンチャー/16万5000円~

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