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磯貝 文彦 理事長の独自取材記事

いそがい歯科クリニック

(大東市/住道駅)

最終更新日:2023/03/02

磯貝文彦理事長 いそがい歯科クリニック main

JR学研都市線の住道駅から北へ徒歩約3分、ショッピングモールの3階に「いそがい歯科クリニック」がある。施設内には3時間まで無料で利用できる駐車場があるので、車での受診もしやすい。天井の高さを生かした院内は開放感のある造りで、車いすやベビーカーのまま診療室に入っていける。院長の磯貝文彦先生が最も大切にしているのは、わかりやすい言葉で患者にきちんと話をすること。痛みやリスクについても事前にしっかり伝え、患者が納得して治療を受けられるよう心がける。磯貝院長にクリニックの診療ポリシーや地域の歯科医療にかける思いなどを語ってもらった。

(取材日2019年5月27日)

デメリットも含めて、わかりやすい説明を心がける

どんな患者さんが来られますか。

磯貝文彦理事長 いそがい歯科クリニック1

ショッピングモールの中のクリニックなので、小さなお子さんとそのお母さんが比較的多いですね。この辺りは大阪のベッドタウンとして、マンション建設も盛んで、大東市が子育てサポートに力を入れているので、若い子育て世代が多く住んでいらっしゃいます。また、古くからこの辺りに住んでおられるご高齢の方、土日も診療しているので休日しか受診できない方も来られます。

患者と接する際に大事にされていることを教えてください。

一番大事にしているのは、きちんとお話をするということです。説明不足により患者さんが不満を感じられたり、トラブルにつながったりすることもあるので、「言った、言わない」「聞いた、聞いていない」ということが、できる限りないようにしています。きちんと説明することは、患者さんの不安を和らげることにもつながると思うし、治療の途中で治療の進み具合や見通しについてしっかり説明することで、通院のモチベーション維持にも役立ちます。歯科の治療内容は難しく、インターネットでさまざまな情報を見てもわからないという方も少なくありません。しかし、理解しづらいから説明しないのではなく、デメリットやリスクも含めて、できるだけかみ砕いてわかりやすくお話しすることが大切だと思います。

オーダーメイドの治療をポリシーに掲げておられます。

100人の患者さんがおられたら、治療は100通りあると考えています。一人ひとりライフスタイルや価値観が違うし、噛み合わせの状態、お手入れの頻度なども異なります。可能な通院頻度などの条件もさまざまです。ご家庭のライフスタイルによって口腔内の状況も変わってきますので、その方の勤務体制や生活リズムなどの条件を総合的に考えて、一人ひとりに適した治療を提案します。

痛みの少ない治療をめざされているそうですね。

磯貝文彦理事長 いそがい歯科クリニック2

歯科医師の技術により痛みを少なくすることは可能だと思います。だからこそ、痛みが伴うことが予想される場合には、必ず事前に患者さんに伝えます。たとえ痛みや腫れの出る可能性がごく低いという場合でも、きちんと伝えるようにしています。患者さんにとっては、予期しないことが起こるのはとても怖いことですからね。

幅広い年代の患者に治療を提供する

歯科医師をめざしたきっかけを教えてください。

磯貝文彦理事長 いそがい歯科クリニック3

もともと医療系の仕事に就きたいという思いがありました。医師になって病気を治すというのも大切ですが、人間はしっかり咀嚼して栄養を吸収しないと健康維持は難しいので、口腔の状態を改善したり、良い状態に保ったりする歯科医師の仕事に興味を持つようになったのです。また、祖父が総入れ歯だったのですが、よく外れるのを目にしていて、いつも疑問に思っていました。祖父が、「歯科医師になったら入れ歯を作ってもらおうかな」と言ってくれたことも、歯科医師をめざすきっかけになりました。

学生時代はどんな領域を専門的に学ばれたのですか。

歯科大学では補綴科に在籍して、義歯を中心に学びました。小さな頃から祖父の様子を見て育った影響もあると思います。一方、母校には基礎研究を学ぶ実習があり、その時にお世話になった先生の手がけておられた口腔生理学に興味を持ちました。脳からどのような信号が送られて、硬さや温度、形状が違う食べ物の咀嚼がコントロールされているかなど、脳と口腔のメカニズムを研究する学問です。僕が歯科医師になる時には、まだ研修医の制度がなかったので、大学院で興味があることを学ぼうと思い、その先生が赴任された長野県の大学で2年間研究に取り組みました。

現在の場所で開業された理由を教えてください。

この医療モールは、知人の先生にご紹介いただきました。自分が開業するなら、子どもさんが受診しやすく、義歯の勉強も生かせるご年配の患者さんも来やすくて良かったし、幅広い年代の患者さんにさまざまな治療を提供できる場所で開業したいと考えていました。それまでの経験で、さまざまな世代の人に治療ができる歯医者になりたいと思っていました。正直言うと、お話をいただくまであまりなじみのなかったエリアだったのですが、調べてみると自分がめざすクリニックにぴったりの場所だとわかって開業を決めました。

クリニックの造りでこだわりポイントはどこですか。

磯貝文彦理事長 いそがい歯科クリニック4

歯科クリニックを造る際は、ブース一つ一つに十分な広さをとって開放感が感じられるよう工夫しました。ここの場合、天井が高いので、床を上げてもまだ十分な空間があり、お子さんや歯科医院があまり好きでない方、受診にプレッシャーを感じるという方にも、圧迫感を与えにくい空間になったと思っています。また、配管で床が高くなっている部分には移動式のスロープを使うことで、車いすやベビーカーのまま治療室に入ることができます。治療室は半個室になっているので、小さなお子さん連れの方も安心して受診いただけます。

口腔の健康を守るため、正しい情報の提供を

どんな治療を得意とされていますか。

磯貝文彦理事長 いそがい歯科クリニック5

歯科大学の補綴科で義歯を専門的に学んだので、患者さんに満足いただける治療を提供できるよう義歯の治療には力を入れています。また、小さなお子さんの受診が多いので、歯科医院が苦手な子も頑張って受診できるように、治療の進め方などを工夫しています。虫歯が少なくなったといわれますが、まだまだ歯周病の患者さんを目の当たりにするのは事実です。治療をしながら、積極的に正しい情報や知識を提供して、患者さんの口腔に対する意識を変えていければと思っています。小さなうちからお口の健康に関心を持って、歯科医院に通うという習慣を育んでいけば、大人になっても口腔内を健康に保つことをめざしていけます。お口の健康への高い意識を持ったお子さんたちが成人になれば、地域の現状も少しずつ改善していくと信じています。

今後の目標を聞かせてください。

幅広い年齢層のさまざまなニーズに対応するという基本姿勢はこれからも大事にしていきます。その中でも、今後特に注力したいと考えているのは、患者さんが多い歯周病の治療です。また、障害があって治療が大変であるとか、歯科医院が苦手で泣いてしまうお子さんといった、さまざまな理由で歯科医院に足が向かない、治療に困難を伴う方の治療に積極的に取り組んでいきたいと考えています。

読者にメッセージやアドバイスをお願いします。

磯貝文彦理事長 いそがい歯科クリニック6

ご自身のお口の中について関心を持っていただきたいし、正しい知識を持っていただきたいと思います。おいしいものを楽しんで、健康的に長生きするために、そして痛い思いをしないためにも、お口の健康を守ることが大切です。また、歯の治療やメンテナンスにはお金がかかるというイメージがありますが、保険治療でもお口の健康のためにできることはたくさんあります。受診という投資をすれば、その後の人生の健康というメリットにつながると思います。子育て中の方は自分のことはつい後回しになると聞きますが、お母さんの口腔内の状態が良いと、お子さんの歯の状態も良くなることが明らかになってきています。最近の歯科医師はみんな勉強家で、熱心に治療に取り組んでおられる先生ばかりです。ぜひ歯科受診を習慣にして、お口を長く良い状態に保ち健康的な生活を送って、楽しい毎日を過ごしてほしいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

金属床義歯(片側)/33万円~、ノンクラスプデンチャー(片側)/11万円~

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