スタッフの活躍で患者に安心を
通いやすさが歯の健康にもつながる
上山おおおか歯科
(船橋市/船橋法典駅)
最終更新日:2021/10/12
- 保険診療
歯科医院というと歯科医師が主役だと思われがちだ。しかし「上山おおおか歯科」の大岡悟史院長は、クリニックづくりにはスタッフの力が不可欠だと話す。2019年に同院に入職した南雲友香里さんは、受付・歯科助手・衛生管理、これらすべての業務に関わっており、さらにトリートメントコーディネーターとしても活躍している。トリートメントコーディネーターとは、患者と歯科医師の架け橋になる役割を持つスタッフのこと。納得して治療が進められるよう、情報提供やカウンセリングを行っている。大岡院長いわく、こうしたスタッフ一人ひとりの丁寧な仕事が患者の歯科嫌いを払拭し、虫歯・歯周病予防にもつながっているのだという。チーフとしてスタッフのまとめ役も担当する南雲さんに、日々の業務内容や心がけを聞いた。
(取材日2021年9月3日)
目次
スタッフの活躍で患者の歯科嫌いを払拭。安心と通いやすさが虫歯・歯周病の予防にもつながる
- Q南雲さんはどのような業務を担当されているのでしょうか?
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A
まずは窓口としての受付業務。診察券・保険証の受け渡し、予約調整や電話対応といった、患者さんをお迎えして案内する役割です。グッズ説明やお知らせの手描きポップを作ることもあるんですよ。次に歯科助手としての業務。バキュームなどの診療補助、器具の準備・片づけ・消毒滅菌など、先生の治療がスムーズに進むようにサポートしています。院内清掃も私の担当です。洗面台などの共用部も常に清潔に保ち、もし汚れても患者さんより先に気づけるよう気を配っています。またトリートメントコーディネーターとして、カウンセリングも任されています。
- Qトリートメントコーディネーターの役割について教えてください。
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A
トリートメントコーディネーターとは、患者さんへの情報提供やカウンセリングを行うポジション。先生と患者さんの間に立ち、お互いが納得して治療を進められるよう「架け橋」となっています。例えば治療内容に疑問を感じても、患者さんから先生には話しにくいこともあるのではないでしょうか。トリートメントコーディネーターはクリニックのスタッフでありながら患者さんに近い存在。だからこそお悩みも理解できますし、患者さんも相談しやすいかと思います。「女性同士だから話しやすい」と言ってくださる患者さんもいらっしゃいます。歯のことに限らず、不安があれば何でも相談してもらえる存在でありたいですね。
- Q患者さんと接する上で心がけていることはありますか?
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A
何よりも笑顔を大切にしています。やはり歯科医院というと苦手意識を持つ方が多く「行きたくない場所」になりがちです。クリニックの方針とも重なるのですが、この患者さんの苦手意識を払拭し、当院を「通うのが楽しくなるような場所」と思ってほしいのです。患者さんが最初に接するのは、受付である私たち。ここでの対応がクリニックの印象を決めるのですから責任重大です。患者さんにリラックスして治療を受けてほしいという思いが、自然と「こんにちは」の笑顔につながります。
- Q院内での情報共有はどのように行われているのでしょうか?
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A
私たちスタッフには出勤シフトがありますから、常に同じメンバーが顔を合わせるわけではありません。中には「今日できないけれど、明日対応してほしい」という業務もあります。当院ではSNSを活用して、問題点や連絡事項は皆で共有できるようにしています。伝え漏れがないように「改善点はすぐに共有して実践」が合言葉です。また、歯科知識は資料作成の場で得ることも多いですね。説明用の資料は、先生と何度も打ち合わせを重ねて作っています。患者さんにわかりやすいよう、文字とイラストの比率にも工夫しているんですよ。その作成の場で、わからないことは先生に質問しながら、歯科知識を深めています。
- Q今後どのようなことに力を入れていきたいですか?
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A
さらにスキルアップを図り、患者さんにさまざまな面から安心していただけるよう努めていきたいです。私は歯科助手でありトリートメントコーディネーター、そして口育士でもあります。口育士の役割は、お子さんの発育を歯並び・呼吸・嚥下など歯や口から見ていくことです。トリートメントコーディネーターとしてわかりやすいカウンセリングを行い、歯科助手としてスムーズな治療のお手伝いをし、子どもの患者さんには口育士としての知識も生かして対応する。知識と経験を存分に生かしながら、患者さんから「来てよかった」と言っていただけるよう、これからも頑張ります。
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マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。