名鉄三河線の新川町駅から徒歩5分。昔ながらの住宅が立ち並ぶ落ち着いた住宅街で、「篠田歯科」の白い建物が目に入る。待合室は、まるで住宅のような温かみのある雰囲気で、本棚に数多く並んだ画集にも心が和む。篠田了院長は、工学で修士を取得し、会社員や飲食業経営を経て歯科医師に転身。珍しい経歴に関して、「工学も料理も歯科も、メカニズムとプロセスが大事で、手を動かして作り上げることは同じ」と楽しそうに語る。紆余曲折を経てたどり着いた歯科医師を天職とし、「死ぬまで最高の医療を追求したい」と語る院長に話を聞いた。

（取材日2019年11月25日）