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鈴木 王洋 院長の独自取材記事

すずひろクリニック

(さいたま市大宮区/さいたま新都心駅)

最終更新日:2020/05/20

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さいたま市大宮区の医療モール、さいたまメディカルタウン内に構える「すずひろクリニック」。内科、リウマチ科、アレルギー科、皮膚科を標榜し、鈴木王洋(きみひろ)院長がアレルギー性疾患の診療や生物学的製剤を利用したリウマチ治療に力を注ぎ続けて、今年で開業11年目を迎える。確固たる診療方針やスタンスを持ち、国内外から訪れるという患者の診療にあたる鈴木院長。自身のこれまでを振り返りながら「自分の信じたことを行うのみ。救える方がいればできる範囲で医学の力で治療していきたい」と、笑顔を交えエネルギッシュに話す姿が印象的だった。今回は、診療方針や治療へのこだわりを中心に聞いた。
(再取材日2019年8月22日)

アレルギー性疾患に悩む人に寄り添うクリニック

先生のご経歴と、医師を志したきっかけを教えてください。

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防衛医科大学校卒業後、防衛医科大学校病院と自衛隊中央病院の研修医、自衛隊医官、専門研修医、衛生学校研究員、防衛医科大学校病院・膠原病アレルギー内科科長などを務めました。リウマチ、膠原病、アレルギーをメインテーマに、日常遭遇する患者さんの診断・治療に関わる基礎・臨床について研究もしていました。一つの病気を診てその本質を解明し、新しい治療法を追求する研究マインドは、開業後も大いに役立っています。医師を志したのは高校生の時、医学研究歴のある現職医師を訪ね、「医師は男が一生をかけるのにふさわしい仕事です」という話をお伺いしたことがきっかけです。

こちらではどのような治療が受けられますか?

リウマチ、膠原病、アレルギー性疾患が専門ですが、高血圧、糖尿病、高脂血症、高尿酸血症などの内科疾患や皮膚疾患も幅広く診療しています。各種トラベルワクチンの接種、外傷や熱傷に対する湿潤療法も行っています。加えて、当院は「さいたまセントラルクリニック」を含む医療モール「さいたまメディカルタウン」の中にあるので、エックス線・エコー・CT・MRIなどの画像診断を行う必要があれば、ただちにそれらの検査設備を利用できる環境が整っています。オンライン端末で診断結果を確認しながら診療を進められるのがメリットで、画像診断で重大な疾患が見つかり、早期手術に結びついた例も多くあります。

どのような患者さんがいらっしゃいますか?

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皮膚疾患の治療は全年齢が対象なので、0歳児からご高齢の方まで幅広いです。特に多いのは若い方で、近隣のみならず全国からいらっしゃいます。そのため、土曜日は特に混み合いますね。診療は予約優先ですので、電話やホームページからの予約をお勧めします。当院はアレルギー性疾患の治療に力を入れておりますので、そのような情報をインターネットで見て、海外から来院される方もいらっしゃいますよ。英語での診療も行っています。また、病気の種類・程度・状態により紹介が必要と判断した場合には、すぐに適切な医療機関にご紹介しています。

体質改善をめざした本質的なアプローチが必要と考える

今の日本の治療法に危機感を抱いているそうですね。

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日本では現在、アレルギー性疾患・自己免疫疾患・悪性腫瘍などが増えていますが、行われている治療の多くは症状を和らげることを目的とした対症療法で、根本的に改善させることを目的とした治療法は少ないのが現状です。そのため、症状の再発に悩む人は少なくありません。特にアレルギー性疾患は対症療法のみではなく、体質改善をめざすなど本質的なアプローチが必要だと考えます。

アレルギー体質に本質的にアプローチするとはどのようなことですか?

アレルギー症状に関連する体液性免疫が活性化しないように抑えている「細胞性免疫」の働きを高めることが大切であると考えています。日本では1960年代以降、急速に生活環境の「清潔化」が進んだことにより、感染症にかかるリスクは下がりました。一方で、寄生虫や感染症に接する機会が減ったことにより、細胞性免疫の働きが劇的に低下してしまったとも考えられます。このことが、かつてはあまり見られなかったアレルギー性疾患や自己免疫疾患、がんなどの増加につながっているのではないでしょうか。寄生虫や感染症にかかっていたことも、健康を保つ上では一定の役割があったと思うんです。病気の予防につながると考えられる細胞性免疫の働きにアプローチするには、1960年以前の生活に戻るか、家畜のいる環境で生活するのが一番。しかし、現実的には不可能です。その代わりに、人工的に細胞性免疫の働きを高めることができないかと考えているのです。

ストレスも細胞性免疫の働きに関係があるとお考えだそうですね。

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強いストレスが加わると免疫の働きが弱まると考えられ、口唇ヘルペスや帯状疱疹が出てきたり、風邪、気管支炎、肺炎、膀胱炎などの感染症や粉瘤が炎症を起こして腫れたりするなどの症状につながります。ストレスをなくすこと自体は難しいので、疲れた時は十分休息を取るなどしてストレスをためすぎないことが大事です。こういう患者さんが来られた時は、口唇ヘルペスや帯状疱疹に対する薬も処方しますが、マッサージを勧めたり、ストレスを低減するような生活改善の工夫を提案することもあります。ストレスが加わった時に不具合が現れるのは体の弱いところが多いので、体調が良い時に弱点を見つけて、適したワクチンを接種する、虫歯や歯周病があれば治療やケアを行う、粉瘤があれば痛みが出る前に切除する、など先に対処しておくことが大切です。

内科、皮膚科疾患と口腔状態の関連性に関心

診療の際に大切にしていることを教えてください。

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患者さんが訴える症状以外に隠れた病気が存在することがあるため、さまざまな角度から検査や診察を行います。例えば、当院では皮膚症状で受診されても、診察にあたって血圧測定をします。皮膚の病気だと思っていたけれども、実は内科系の病気だったということも少なくないんですよ。また、私は内科と皮膚科の病気と口腔の状態の関連性に強い関心を持っているため、どのような主訴で来院されてもまずお口の中を拝見します。不良な口腔衛生状態は、全身の内科疾患や皮膚疾患に悪影響を及ぼすことがあると考えられるのです。それから、少しの異常も見落とさないために、採血や画像診断などスクリーニング検査は徹底的に行います。特に画像診断では重大な疾患が見つかることがあり、力を入れていますね。

口内の衛生状態が悪いと、体や皮膚にも影響が出ることがあるのですか?

例えば、親知らずの周りで炎症が起きると、そこから細菌が血流に入って、ベーチェット病や酒さ(しゅさ)などの病気の原因または悪化要因ともなり得ると考えています。そこで、アトピー性皮膚炎、酒さなどの治療に入る場合は、まず親知らずや歯石、膿栓の有無など口腔の状況を確認し、親知らずを抜くようアドバイスします。さらに、歯科医院で定期的に口腔ケアを行うことをお勧めします。また、歯周病菌が親知らずの下に入ると動脈硬化、糖尿病、認知症などに影響を与える可能性がありますので、親知らずを抜くのなら20代、30代の若いうちがお勧めです。

今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

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患者さんご自身が早めに正しい情報を得ることが大切です。そのために当院ではホームページでの情報発信に力を入れ、主な病気とその治療法について説明やアドバイスを掲載しています。医師と患者さんが同じ方向を向いて診療を進めていくために、初診の際にはまずホームページでご自身の病気について知ってから来ていただけるとうれしいです。気になる症状や心配なことがあれば、ぜひお早めにご相談ください。健康に自信のある若い世代の方や自営業の方は多忙を理由に健康診断などを受けない方が多く、病気の発見が遅れてしまうことがあります。大丈夫だと思っていても意識的にご自身の健康を振り返るなど、若いうちから健康を保つ意識を持っていただきたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

トラベルワクチン/(B型肝炎・1接種あたり)5560円
(その他ワクチンの種類など、詳しくはお問い合わせください)

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