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山本 景三 院長の独自取材記事

いむれ内科クリニック

(豊橋市/豊橋駅)

最終更新日:2019/08/28

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自分が育った地元で地域住民の総合的なかかりつけ医になっていきたい。そんな思いから、山本景三院長は2011年に豊橋市で「いむれ内科クリニック」を開院した。日本内科学会総合内科専門医とともに、日本感染症学会感染症専門医、日本呼吸器学会呼吸器専門医の資格を有する山本院長は、専門とする診療に力を発揮しながら、高血圧症・糖尿病・脂質異常症などの生活習慣病を含めた、内科全般の幅広い診療に意欲的に取り組んでいる。感染症が疑われる患者には、特殊な換気設備を備えた別の待合室と診察室を用意。院内の感染症対策も徹底している。内科は問診が大切だとして、患者への「攻める問診」を心がけているという山本院長。そんな山本院長に、開業への経緯や医師として心がけていることなどを語ってもらった。
(取材日2018年9月27日)

内科全般の診療と感染症内科・呼吸器内科にも注力

開院までの経緯を教えてください。

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呼吸器内科、感染症内科の専門医師として、豊橋市民病院や名古屋大学医学部附属病院など、いくつかの病院で診療にあたってきました。感染症内科医として勤務していた時は、感染症の診療を行いながら院内の感染対策、インフルエンザなどが流行すれば啓発活動、さらに職員への各種ワクチン接種など、非常に多くの対応が求められました。そんな診療に限界を感じていたとき、自分の地元である豊橋市で、地元の皆さんの健康のために力になれるのではないかと思い始めました。そして2011年に当クリニックを開院しました。名前に地名の「いむれ」と診療科の「内科」を入れていますが、「地域の皆さんのかかりつけ医をめざしたい」「内科医として幅広く診療を行いたい」という私の思いを込めています。

診察室や待合室が、感染症が疑われる患者さんと、定期通院患者さんとで違うところにもこだわりを感じます。

徹底した院内感染対策は、当院の特徴の一つですね。発熱・咳・痰・発疹などの症状がある患者さんは、通常の待合室とは別の部屋にご案内し、診察室も別になっています。ついたてで仕切って、それを感染症対策としているわけではなく、特殊な空調設備を整え、病原体が外に出ないような構造となっていますので、待合室で病気をもらうという心配を最小限にしています。麻疹(はしか)や結核などの空気感染する疾患がありますので感染防止対策を整え、来院される皆さんが安心して受診していただけるように努めています。

日々の診療では、どのような患者さんを診ていらっしゃるのですか?

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一般内科の医師として、生活習慣病をはじめとする内科全般の診療を大切にしながら、私の専門分野である感染症内科と呼吸器内科の診療にも力を入れています。ですから当院では、感染症の病原体を調べるための迅速検査キットを何種類も用意していますし、細菌を直接観察するための顕微鏡は常にそばに置いて診療しています。そこはこだわりですね。病気としては、高血圧症、脂質異常症、糖尿病の患者さんが多く、発熱や咳、下痢など感染症を疑う症状の方もたくさんみえます。

攻める問診で、患者に向き合う診療を大切に

先生が感染症内科をご専門に選ばれたきっかけは?

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以前勤務していた病院で、ある印象的な症例の患者さんに出会ったことがきっかけです。レジオネラ肺炎を発症した患者さんでした。レジオネラ属菌というのは、水中にいるやっかいな菌で、温泉やお風呂などで感染することが多く、感染すると重症肺炎となって急速に悪くなります。その患者さんはとても頑張られて、病気を克服されました。この時「感染症というのはしっかり治療すると、後遺症を残さず治る」ということが心に残り、論文にまとめることができました。この頃の私は呼吸器内科を専門にしていましたが、これをきっかけに感染症に興味を持ち、感染症を専門に学ぶようになったわけです。

診療時に大切にしていることを教えてください。

ありきたりですが、患者さんの話をしっかり聞くことを大事にしています。特に内科の場合は、診断するには、問診で得た情報がほとんどすべてと言ってもいいくらい重要ですからね。1日にたくさんの患者さんを診ますので、短い時間でしっかり話を聞くために、「攻める問診」を心がけています。これは、私の師匠にあたる先生からの教えです。例えば、患者さんの仕事を尋ねるときに、「農家ですか」で終わらず、「何を栽培しているのか」「どのような作業をするのか」と踏み込んで聞くことで、その患者さんの背景を理解することができ、病気を突き止めることにつながるとアドバイスをもらいました。常に一歩踏み込んだ問診をして、論理的にもれなく対応できるよう心がけています。

感染症内科の医師として心がけていることは何ですか?

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感染症内科医とは、わかりやすく言えば、「お熱を診る」医者です。発熱はいろんな病気で起きますが、感染症ではその頻度が高く、どの臓器が悪くて熱が出ているのか、またどういう病原体で炎症を起こしているのかを突き止め、適切な対応をとることが、感染症内科では最も大事になります。「熱が出たから抗菌薬を飲んで」という対応ではいけない、ということなんですね。また、感染症内科において、顕微鏡は聴診器のようなもの。顕微鏡での検査は欠かせません。患者さんの痰や尿を顕微鏡で分析し、病原体の種類を突き止めていきますが、このとき顕微鏡の画像を液晶ディスプレイに映して、患者さんに病原体を見てもらいながら説明するようにしています。「風邪ですね」と一言で済まさず、どういう病原体が、どういう感染経路をたどってきて、どの臓器が侵されているのか。具体的に丁寧に説明すると、患者さんはよく理解してくださるようです。

なんでも相談できる、地域の総合的なかかりつけ医に

そもそも、先生が医師をめざしたきっかけを教えてください。

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私が小学生の頃、母が左の股関節が悪く、ひどい痛みで苦しんでいたのですが、人工関節を入れる手術を受けたところ、痛みがなくなってスムーズに歩けるようになったんです。そういう母の姿を見ていて、「医者は良く治すことができるんだな」と印象に残ったのです。医学部への進路を決めたのは、高校生の時です。1年浪人して名古屋大学医学部へ入りました。

今後の展望についてお聞かせください。

日々の診療を、丁寧に徹底して行っていきたいと思っています。そして、何かあった時にはすぐに相談していただけるような、地域の総合的なかかりつけ医になっていきたいと思っています。患者さんには「内科以外のことでも、相談してください」とお伝えしながら、診察しています。また感染症については、豊橋市全体で細菌に対する抗菌薬の効き目のパターンを調べてみたいですね。アンチバイオグラムというものです。病院の中にいる菌と市中にいる菌では、まったくパターンが違います。一般に院内の菌は抗菌薬が効きにくく、市中にいる菌は抗菌薬が効きやすいのです。これを地域全体で調べることで抗菌薬の適正使用につながると考えています。

最後に読者へメッセージをいただけますか?

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感染症になってから治療するのではなく、感染しないための予防が大事だということを、多くの方に理解していただきたいと思っています。感染症の中には、ワクチンで予防できる病気があります。インフルエンザ、風疹、麻疹、水痘などです。感染症の流行が始まってから慌ててワクチンを接種するのでは、対応が遅くなってしまいます。またワクチンの需要が集中して品薄になる可能性もあります。また、子どもの頃にワクチン接種を受けていない場合は、大人になってから接種をして補うことも大切です。自分はワクチンを打っていないと気づいたときに、ワクチンを打つ。そして海外に行くときにも、必要なワクチンを打つ。そうした心がけを持って、感染予防を行っていただきたいと思っています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インフルエンザ予防接種/3500円(価格は変動する可能性があるためお問い合わせください)※その他の予防接種の費用についてはお問い合わせください。

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