安八町役場から車で5分ほどにある「山中ジェネラルクリニック」。のどかな風景の中で、レンガ造りの外観が際立っている。設計から関わったのは地元出身の院長の山中一輝（かずてる）先生。院内もホテルのフロントとロビーを思わせるようなゆとりある優雅な空間が広がっているが、来院した患者がリラックスして過ごせるようにとの思いからだという。山中院長は東京にある大規模病院の救急部門で急病人の対応に日夜あたっていたそうで、インタビュー中はそのイメージどおり、活動的な姿と医師としての強い使命感が感じられた。「多くの患者さんの役に立ちたい」と語る山中院長に、救急医療の経験から開院のきっかけ、めざす医療と医師像まで、じっくり話を聞いた。

（取材日2020年2月6日）