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栗木 安弘 院長の独自取材記事

甲子園栗木皮膚科クリニック

(西宮市/甲子園駅)

最終更新日:2019/12/03

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阪神本線の甲子園駅、鳴尾・武庫川女子大前駅から北へ向かって10分ほど歩くと見える和風モダンな外観が特徴のクリニックが「甲子園栗木皮膚科クリニック」だ。院長を務めるのは大学卒業後、総合病院で重症患者の手術を含めた幅広い経験を積んだ栗木安弘先生。同院は、かぶれやアトピー性皮膚炎、じんましんなど皮膚疾患に悩む幅広い層が訪れる地域に根差したクリニック。他に栗木先生が注力するのが、患者に足りない栄養素を評価し、それを補うことで体内環境の改善を促すことを目的とした栄養指導だ。開業以来10年近く、休日もセミナーに参加するなど研鑽を欠かさない栗木先生にその原動力や診療のモットーを聞いた。
(取材日2019年11月13日)

皮膚科の専門家として幅広い経験を生かした診療を

開業までの経緯を教えてください。

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愛知医科大学を卒業後、兵庫医科大学で2年間研修期間に皮膚科と救命救急センターに勤務しました。ちょうど阪神・淡路大震災の時に救命救急センターに勤務していました。当時はまだ医師になって半年しかたっておらず、多くの方が運び込まれた院内で今までにない経験をしました。私自身は皮膚科と外科に興味があり、それを両立できる皮膚形成外科の勉強ができたのが兵庫医科大学でした。その後、市立伊丹病院や明和病院などの総合病院で勤務し、重症のやけどや糖尿病壊死、がんなどの疾患を含めた治療の経験を積みました。外科では手術をして病気を治療します。皮膚は結果がわかりやすく見えますから非常にやりがいがあります。ただ手術では治療の難しい慢性疾患こそ治したいという思いが自分の中に生まれてクリニックの開業を決意しました。

勤務医として経験を積んだのちの開業ということですね。

長く勤務医として勤めていた明和病院では手術を含めた診療を提供していました。手術で改善をめざせる患者さんもいますが、例えばアトピー性皮膚炎、じんましんなどの慢性的な疾患はなかなか良くなりません。そのような慢性的な疾患に悩む方に寄り添いたいと思ったことが開業のきっかけです。当初は生まれ故郷である奈良での開業も考えていましたが、妻の実家が近く、勤務医として働いた病院も近いなじみ深い場所だったのでこの場所を選びました。日本皮膚科学会認定皮膚科専門医としてさまざまな疾患を診療してきましたが、私自身がたどり着いたのが栄養面に着目すること。詳細な血液検査を実施して患者一人ひとりの栄養状態を確認し、足りない栄養素を補うことで栄養状態の改善を促し、体の免疫機能にアプローチしていくことをめざしています。

患者層と訴えの多い主訴はなんですか?

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患者層は非常に幅広く生まれたばかりの赤ちゃんから高齢者まで多くの方にご来院いただいています。多い訴えはかゆみや湿疹、ニキビにじんましんですね。総合病院で勤務していた頃はやけどや床ずれによる手術、糖尿病によって傷が治りにくい方や指が壊死した方の手術などを行っていました。今はほくろやイボ、おできを潰すような部分麻酔で対応可能な手術を行っています。しかし私自身としては治療よりも、栄養指導にシフトしたいとの思いを持っています。

患者の栄養状態に着目した指導を

得意の診療について教えてください。

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かぶれやアトピー性皮膚炎、じんましんや水虫、イボや脱毛症など一般的な皮膚科の疾患に対して幅広い診療を提供しています。手術についてもほくろやイボなどの処置、やけどなどに加えて巻き爪やうおのめ、たこに対する処置も行っています。診療に加えて血液検査に基づいた栄養指導も取り入れています。血液検査の項目は一般の保険診療、あるいは健康診断で行うようなものですが、その評価の方法は基準値だけではなく、より詳細に判断していくことが重要なのでその点にトレーニングが必要とされると感じています。

先生が注力されている栄養指導について詳しく教えてください。

皮膚は目に見える臓器ともいわれ、体の栄養状態がそのまま現れてくるように感じています。皮膚の状態を観察した上で、何の栄養が足りないのか血液検査を行うことで判断していきます。足りない栄養を補う目的で、食事やサプリメントなどに着目した栄養指導を実施しています。これは皮膚疾患だけでなく貧血、消化器疾患、不妊症、うつ病、発達障害などの症状にも有効的です。また赤ちゃんや妊娠中の方、腎臓や肝臓の悪い方にも対応できるようにしています。栄養学は勉強すればするほど奥が深いものです。

診療の際のモットーを教えてください。

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一人ひとりの患者さんにしっかり説明して納得してもらえるよう心がけています。診察してご説明し、検査をしてさらに結果について説明するなどですね。以前沖縄からいらっしゃっていた方がいましたが1回の診察に1時間ほどかけていました。皮膚は目に見える症状が出ることが多いですが、その原因がわからない場合も多いのです。目に見える場所だけではなく、氷山のようにその下の目に見えない場所まで気を配ることも大切。慢性じんましんの症状からピロリ菌、爪の変化から胃の病気が見つかるなどの例もありました。栄養指導では栄養というフィルターを通して患者さんに説明しますが、数字を開示して、しっかり説明することで理解していただけることも多いと実感しています。

子どもやお年寄りの患者に対して、大事にしていることはありますか?

アトピーやにきび、乾燥などの症状がある子どもさんも多いですが、表面的な治療だけではなく、治療の経過などしっかり説明して、根本から治す治療を心掛けています。また薬を使いたくないという親御さんもいますので、子どもさんや親御さんの要望に寄り添う治療をしていきたいと思っています。お年寄りの患者さんには来院していただく以外にも、通院が難しい方に往診を行っています。往診では、一般的な皮膚科の治療だけでなく、栄養指導も行っています。

患者一人ひとりに合わせた親身で丁寧な治療を提供

院内設備とスタッフについて教えてください。

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現在は受付に2人、看護師が1人の体制で行っています。長く勤務してくれており、患者さんへの対応など非常に感謝しています。内装は和風喫茶をイメージし、落ち着いた雰囲気の内装に統一しました。木や障子をイメージしたインテリアが特徴です。健康的な体をイメージしたロゴも作っています。そのほか、往診にも対応しています。ご高齢で通院出来ない方へ平日の午後、お昼休みの時間帯に対応しています。

休みの日はどのようにお過ごしになりますか?

栄養について学ぶことが趣味なので、休日は栄養に関するセミナーが開催されていれば東京まで足を運びます。セミナーは朝早いことが多いので、前の日から東京に向かいセミナーを受けて帰る、そんな休日を10年ほど続けています。セミナーでは新しい発見もありますし、その発見を日々の診療に還元できると考えています。また、ほかのドクターとのつながりもできます。映画を見ることもありますが、もっぱら栄養に関する本を読みあさるのが習慣です。私のライフワークのようなものですね。

今後の展望があれば教えてください。

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開業して10年、試行錯誤を重ねてやってきました。一人ひとり状態が異なりますから、皮膚の状態を診て検査して、地道に一人ひとりに合わせた診療や指導の提供をめざすことが大切です。今はインターネットなどでいろいろな情報が出ていますが、間違った情報が広がっている場合も多くあり、勘違いされている方も多くいらっしゃいます。サプリメントへの誤解がある方もいらっしゃると思いますが、正しく理解して使用することが大切です。まずは一度お気軽にご相談にお越しください。

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