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重松 知宏 院長の独自取材記事

しげまつ歯科 福島駅北クリニック

(大阪市北区/大阪駅)

最終更新日:2019/08/28

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JR福島駅から北へ約7分、なにわ筋沿いにある「しげまつ歯科 福島駅北クリニック」。口腔外科を専門とする重松知宏院長が「すべては患者さまの笑顔のために」という基本理念のもと、患者一人ひとりの状況や要望に合わせたオーダーメイドの治療を行っている。不安を和らげるためのカウンセリングを重視した診療と、プライバシー保護のため完全個室になっている診察室によって、リラックスして治療を受けることができる医院だ。2017年夏にはより落ち着いた雰囲気に改装を予定し、平日の休診日をなくして受診しやすくするなど、常に患者の立場に立った診療を心がけている重松院長に詳しく話を聞いた。
(取材日2017年6月22日)

全身的な視点から口腔内のケアを行う

夏に全面改装されるそうですが、どんな雰囲気になるのですか?

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この医院は、もともと先輩の歯科医師が開いていた医院を、4年前に僕が先輩から引き継ぎました。その先生は自由診療をメインにしていたので、内装も独創的な感じですが、保険適用の診療も自由診療も、患者さんの希望に合わせて行っている僕の方向とはコンセプト的に少し違うので、内装・外装ともに雰囲気を変えることにしました。患者さんにはできるだけリラックスして治療を受けてもらいたいので、内装は木目調の落ち着いた感じにする予定です。個室の診察室や、その中の道具や雰囲気は好評なのでそのままにしておきます。8月か9月の連休中に改装する予定です。

歯科医師になって口腔外科を学ばれた理由を教えてください。

福島駅の近くで、祖父が歯科医院を開業していました。また、父も母も歯科医師で、子どもの頃から両親が働く姿や、患者さんから感謝されているところを見てきました。口腔外科は歯に関することだけでなく、体の一部という視点で学べると思い選びました。大阪歯科大学を卒業後、大阪医科大学で研修を受け、思っていた通り全身的なことを学べました。麻酔科の研修では脳外科や心臓血管外科の手術に立ち会ったりもして、貴重な経験になりました。おかげさまで急に病気などで倒れた方の対応もできるようになりました。

アメリカのジョージア州立大学へ留学されていますが、その目的は?

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勤めていた歯科医院の先生がインプラントを専門にされていて、その先生がアメリカでインプラント専門のコースを受講されていたので勧めていただきました。インプラントは外科的な知識や技術が必要になり、僕も口腔外科出身だったのでたいへん勉強になりました。例えばインプラントをするときに歯茎の骨の量が少ないと治療しにくいので、骨を埋め込む手術をして骨量を増やすという治療もできるようになりました。アメリカは国民皆保険制度がないので、インプラントのハードルが低いのです。日本では歯が抜けたら、ブリッジや入れ歯は保険がききますが、インプラントは自費になってしまうので選ぶ人が少ない傾向にあります。それも患者さんの選択なので構わないのですが、それぞれのメリットとデメリットをきちんと説明して、情報を伝えて、患者さん自身がわからないまま治療を受けるのではなく、納得して治療を選べるようにアドバイスできる知識も得られました。

患者が決めるゴールを一緒にめざす

患者さん自身が治療を選ぶことを最優先で考えられているのですね。

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患者さんはそれぞれ望んでいることが違います。100人いたら100通り希望する治療や目標があるからこそ、カウンセリングに時間を取って、納得のいく治療をさせてもらうのが理想です。来院のきっかけは「歯が痛いから治してほしい」と言っていらっしゃる人が多いのですが、できるだけ早く治したい人もいれば、時間をかけて他の部分もじっくり治したい人もいて、絶対に保険治療だけで収めたい人もいるなら、自費になってもキレイに治したい人もいます。詳しく話を聞いて患者さんの目的に応じた治療を一緒に考えていく。歯のかぶせ物でも、白いほうがいいのか銀歯がいいのかなど、治療は手段であって最終的なゴールは患者さんが求めている状態になることです。予約の日時も患者さんの予定に合わせるようにしています。医師主導ではなく、患者さんが選べる材料を提供して、納得した治療を受けてもらいたいと思っています。

診療の際に心がけていらっしゃることはどんなことですか。

できるだけ苦痛を与えないようにすることです。当院では麻酔注射の前に歯茎を痺れさせる薬を塗って、注射針は今ある中で一番細い針を使用し、さらに手で入れると多く入ってしまって痛みを感じることがあるので、電動で少しずつ入れるようにしています。そうすると「全然痛くなかった!」と言ってくださる方も多いので、早さや効率よりも苦痛を少なくするほうを優先しています。開業時に掲げた基本理念「すべては患者さまの笑顔のために」と、「納得できる診療、安心できる診療、快適な診療」の三本柱を守っていけるように心がけています。結局、怖い、痛い、嫌だと患者さんが思うと通院の足が遠のいてしまいます。なので安心して通ってもらえるように、常に自分だったらどうかという目線で考えるようにしています。

特に注力されている予防治療のメニューについて教えてください。

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歯が痛くなってからいらっしゃる患者さんが多いのですが、虫歯にしても、歯周病にしても、ここまでひどくなる前にいらしてくれたら……ということがよくあります。どうすればそれをわかっていただけるか、いろいろ考えてきました。対応策として、いらした患者さん全員の口の中の写真を撮って、自分の状態を見てもらい説明を行い、その写真を印刷してお渡ししています。これは治療後のアンケートでも「今までそんな説明を受けたことがなかった、わかりやすかった」と好評です。虫歯のリスク検査もしており、予防意識の高い方にはそういった専門の検査も受けていただくことができます。またPMTCといって歯石除去後にプラスアルファで歯をつるつるにするクリーニングや、歯を白くするホワイトニング、歯についた茶渋やたばこのヤニなどを取り除く着色除去のエアフローなども、希望に応じて行っています。

歯科検診の重要性を啓発

訪問診療もされているそうですね。

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開業前に勤めていた医院でも行っていましたし、僕も開業時から行っています。通院が難しい方や、歯磨きを自分でできない方に、この制度を知っていただき、とても喜んでくださっているのでこちらもうれしいです。施設に行くこともありますが、スタッフの方たちからも、誤嚥性肺炎の予防という意味でも訪問治療はありがたいと言ってもらえます。歯を治療することで、噛まなくていい流動食しか食べられなかったのが、形あるものを食べられるようになることもあるそうです。いくつになってもできるだけ自分の歯で、胃ろうや点滴ではなく、口から健康に物を食べることは生きる喜びのひとつ。しっかり噛んで味わって食べていただきたい。歯の状況が全身の健康に関わってくるからこそ、その手助けをしたいと思っています。

休日や息抜きにはどんなことをなさっていますか。

休みの日はいつも子どもと遊んでいます。公園に行ったり、外で遊ぶことが多いです。趣味は音楽をずっとやっていまして、ピアノを弾いたり、ギターも弾くことがあります。あとはトランペットも吹きますよ。以前はバンドを組んでいたこともありますが、最近はなかなかできないので、家で一人で音を出して楽しんでいます。

患者さんや読者の方へのメッセージをお願いします。

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とにかく、当院でなくても、どこでもいいから歯医者さんに行ってほしいです。痛くないことが、異常なしで大丈夫、ではないと知っていただきたいです。悪くなったところは、発見が早ければ早いほど処置も小さく、治療期間も短く、費用も少なくて済みます。体の健康診断を職場などで毎年受けるように、歯の検診も自分で気にして受けたほうがいいです。行って何もなければ、それに越したことはないでしょう。例えば当院の検診では、異常がなければ次は1ヵ月後です。歯磨き上手な人は1ヵ月くらいでは全然問題がない場合もありますし、2ヵ月でも大丈夫なこともあります。逆に磨き残しがたくさんある方だと、1ヵ月でも状態が悪くなっていることがあるので、その人に応じた「定期的」の期間を決めています。そのような形で検診を受けて、なるべく自分の歯で食べて健康を保ってほしいと思います。

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