全国のドクター9,011人の想いを取材
クリニック・病院 161,457件の情報を掲載(2020年2月28日現在)

  1. TOP
  2. 東京都
  3. 世田谷区
  4. 二子玉川駅
  5. ニコこどもクリニック
  6. 中澤 裕美子 院長

中澤 裕美子 院長の独自取材記事

ニコこどもクリニック

(世田谷区/二子玉川駅)

最終更新日:2019/08/28

16334

二子玉川駅から直結のライズプラザモール1階にある「ニコこどもクリニック」。世田谷区における病児保育を早くから行ってきた「いなみ小児科」の稲見誠院長がプロデュースし、2010年に開院したクリニックだ。お洒落なおもちゃや雑貨で彩られたガラス張りの明るい院内は、カラフルな熱帯魚が泳ぐ水槽や木のぬくもりを感じる大型遊具も置かれた居心地の良い空間。国立成育医療研究センターで長年にわたって小児医療に携わってきた中澤裕美子医師が2016年の2月から院長に就任した。現在、2男1女のママでもある中澤院長。小柄でかわいらしく優しい雰囲気だが、語る言葉からは確かな信念が伝わってくる。来院する子どもとママへの深い思いやりを持つ中澤院長に、就任までの経緯、診療方針、今後の展望などを聞いた。(取材日2016年6月2日)

「子育てはすごいこと」がママたちに伝わる診療を

2016年の2月に院長にご就任されたと伺っています。それまでの経緯を教えてください。

1

私は国立成育医療研究センターに10年間在籍して、最初の5年間は総合診療部、その後の5年間は免疫科ー免疫不全症という生まれながらに重い感染症を患うお子さん、特殊な診断治療が必要な、何百万人、何千万人に1人、日本で何人かしかいないような患者さんを診てきました。それはやりがいのある仕事でしたが、病気に関わらず、子どもたちを生きる場所から守っていきたいという思いがあり、地域医療に貢献していきたいと思うようになりました。そんな中、前任の本田先生からお声をかけて頂き、こちらの経営者である稲見先生にお会いし、小児の地域医療への考え方に感銘を受け、お引き受けすることにしました。

先生が診療の際に心がけていることを教えていただけますか?

子どもを中心に生活していると、お母さんってなかなか労ってもらえないですよね。仕事をしていれば、お給料という形で目に見えますが、専業主婦の方はお金をもらっているわけではないし、休みもなくて責任も負わされる。本当に大変ですよね。そんなお母さんたちに、「よくやっているんだ」、「すごいことなんだよ」っていうことが伝わったらいいなと思いながら診療にあたっています。子どもって、本当に可愛いんだというメッセージも伝わったらいいなと思いますね。子どもたちに対しては、いろんな子どもたちがいて、治らない病気の子もいれば、社会的に難しい環境の子もいますが、どんな状況にある子どもでもみんなに幸せになってもらいたいなという思いがあります。

待合室もそうですが、とても居心地のいいクリニックですね。

2

2010年開院時のインテリアがベースですが、そこにさらに改装を加えています。待合室に滑り台を置いたり、ゴールデンウィークには熱帯魚の水槽を設置しました。帰りたがらないお子さんもいらっしゃいますね(笑)。子どもたちにとって病院に来るということは、大変なストレスですので、できる限りストレスがないように、待合や診察室を楽しんでもらえるように工夫しています。いつもスタッフでアイディアを出し合いながら、お母さんも子どもたちもニコに来て元気になった!と思ってもらえるような空間にしたいと思います。

「正しいこと」ではなく「大事なこと」に目を向けて

医師をめざされたきっかけを教えてください。

3

もともとすごく本が好きで、読むことはもちろんですが、書くことも好きなんです。ただ、言葉を綴るにしても単純に絵空事を書いているのは嫌だなという思いがあって、本当の言葉とか、本当の言葉の価値はどこにあるんだろうと考えたとき、人が本当に苦しいときに助けられる言葉は、人の生死に関わるところへ行けばわかるのではないかと思ったことが医師をめざしたきっかけです。最初はターミナルケア、終末期医療に興味があったので、小児科で子どもを診るということは考えていませんでした。

終末期医療から小児科へとお気持ちが変わられたのはどのような理由からですか?

最終的に亡くなるときに、いかに幸せかというのは重要なことだと今でも思いますが、学生のときにいろんな科をまわり始めたとき、最初に産婦人科に衝撃を受けたんですね。赤ちゃんの誕生を見たとき、すごく感動して、泣けて、産科になろうかと思っていたぐらいでしたが、長野市民病院で小児科をまわったときのフィット感ですかね。子どもは診察で会う度に変わるんです。そのときに発達や成長の面白さを感じ、小児科を選びました。

ご自身もまたお子さんを持つお母さんですが、患者の立場からはそこも心強く感じます。

4

私自身はあんまり子育ては上手じゃないと思いますね。毎日思うとおりにならないことだらけです(笑)。子育ては正論じゃないので、こうしたらいいんじゃないかという提案はできても、現実それができるかできないかというのはまた別問題だし、じゃあできなかったら駄目なのかというと、そういう問題じゃない。たくさんの正しいことがあるけれど、正しいことより大事なことを伝えていきたいと思います。

求められている以上を提供できるクリニックをめざして

こちらは2診体制なのですね。病児保育もニーズが高いと聞いています。

5

私ともうひとり副院長の林先生との2診体制です。後は非常勤で来て下さっている先生が5人いらっしゃいます。子どもにとって一人の先生に診てもらうことも大事だとは思うのですが、待ち時間ってつらいですよね。39度の熱があって30分、1時間待つというのは、とてもきついと思うので、2診にするメリットは、待ち時間を減らせるということです。小児科の治療は基本的に大きな違いというのがあまりないと思いますし、先生同士常に話をしてズレが生じないように連携を取っています。病児保育はやはり必要性が高いですね。自分の子どもも病児保育の常連で毎月通っていました。感染症ですので流行がありますから、利用のないときは閑散としますし、流行があるとキャンセル待ちという状態になるのが心苦しいところではありますね。

こちらでは予防接種相談や夜尿症の外来も設けていらっしゃいますね。

予防接種相談の専門外来を設けることで当院の存在を知ってもらいたいし、病気になったときだけじゃなくて病気の前から来てほしい、門戸の広いクリニックでありたいなという思いがあるんですね。今は生後2ヵ月から予防接種が始まるので、そのときから気軽に来ていただいて、お話していきたいと思っています。夜尿症は、自分がもともと総合診療部にいた頃、心身症のお子さんをたくさん診ていたということもあって外来を設けました。おねしょは実は珍しくなくて小学校1年生ぐらいでも10人にひとりと結構な頻度でいるのですが、風邪などの患者さんがたくさん訪れるクリニックで、心身症の治療というのは難しいところがありますが、おねしょで悩まれている親子も多いので、サポートしていきたいと思い開設しました。

地域にとってどのようなクリニックでありたいか教えてください。

6

まずは待ち時間を少なく、短時間でも求められている答え以上のものがしっかり提供できるクリニックでありたいとい思っています。小児全般を長く診てきましたので、子どもに関わる色々な悩みやニーズに応え、子育てが楽しくできるように、また、子どもたちが元気になってやりたいことができるようになることを目指して、クリニックを常に向上させていきたいと思います。この辺りは転勤で来られる方、海外の方も多いので、心が曇ったりしたときも気軽に来てください。外国の方でも安心して受診していただけるよう、英語もレベルアップ中ですので、お気軽に来ていただければと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インフルエンザワクチン:3500円/回
※世田谷区に住所を有する、接種当日1~15歳(中学生まで)のお子様につきましては、世田谷区からの助成対象となりますので、1回2500円となります。

Access